おはようございます。
整体庵大空の下大前です。
今日は、
『頻尿に効果的なヒモトレとは? 今晩からすぐ実践できる「薬を使わない夜間頻尿改善法」』
というお話をしたいと思います。
夜間頻尿などの頻尿症状で悩み、
病院を受診する方は年々増え続け、
急増している病です。
一般的に頻尿の場合、
泌尿器科に行って、
抗コリン薬、α1受容体遮断薬(交感神経を抑える)や、
前立腺の肥大を抑制するとされる5α還元酵素阻害薬、
あまりに頻尿や、残尿感が強い場合は、
前立腺を切除したり、尿道を拡げるステントという器具を入れたりします。
しかしこれらの治療は、
そもそも、なぜ頻尿が起こるのか?医学的には証明されていないにも関わらず、
頻尿症状だけを抑えにかかる「対症療法」です。
対症療法には、常に危険が伴うことを忘れてはいけません。
頻尿の改善薬の副作用もあり、可能であれば薬を使わず、
頻尿が改善できれば、それに越したことはないのではないでしょうか?
今日は、日頃僕が、頻尿で悩む方に指導している改善方法をお伝えしたいと思います。
ご興味ありましたら、読み進めてみてください。
それではお話していきましょう。
ー今日のお話ー
頻尿の原因とは?
頻尿で悩む方は
男女ともに年々増え続けており、
高齢になるほど増える症状ではありますが、
30代、40代にも増えています。
頻尿は、「昔はあまりなかったのに、最近増えていて、若い世代にも増えている」
と考えることができます。
最近になって増えているということは、
現代人の生活習慣を考えれば、その原因が容易にわかってきそうですが、
今現在、泌尿器科で行われている頻尿改善方法は、
薬物療法が主流です。
それで効果がなく、前立腺肥大など手術で改善が見込めそうなものは、
手術療法が行われています。
少し言い方はよくないですが、
現代人の不自然な生活習慣の中で、起きた不自然な現象を、
不自然な方法で、症状を無くそうとする、楽で都合のいい手段
だと、僕は思ってしまいます。
ちょっと医療への愚痴になりますが、
さらに、その不自然な手段を、頻尿の改善にはこれがもっとも有効!などと謳う所にも、人間心理を利用しようとする医療の悪意のように感じられます。
現代社会の不自然な生活の中で、本来はないはずの病が増えていることは、
皆さんもご存知だと思います。
頻尿だけではなく、生活習慣病、アレルギー、癌などがそうです。
それを生活習慣を変えることなく、薬で手軽に改善しよう…
という思考も少し甘いのかもしれませんね。
では、
どのようにして頻尿は改善されるのでしょうか?
それを紐解くために、頻尿がここまで激増している理由を考えてみましょう。
それがわかると、頻尿症状や女性の「子宮脱」などはこれからも増え続けていくことが簡単に想像できるはずです。
頻尿の原因1 筋力低下
人間の、活動量が低下しているのは、
おそらく全ての人が自覚しているのではないでしょうか?
例えば、歩く距離などは、戦前に比べて、1/4程度だというデータもあります。
その結果、体重を支える骨盤の筋肉「骨盤底筋」は機能が低下し、
尿道や、膣を閉める括約筋(骨盤底筋の1つ)がうまくコントロールできなくなります。
最近では、一時骨盤底筋を鍛えるトレーニングがブームになりました。
しかし、
骨盤底筋は鍛えようとして強くなる筋力ではなく、
歩行などを通して知らず知らずに鍛えられていた筋肉なので、
思ったより効果がないことが多いです。
鍛えようとして鍛える筋肉と、
結果的に鍛えられていた筋肉では、その出力や、タイミングなどに大きな影響があるからなのです。
頻尿で悩む方には、とにかくよく歩くことをオススメしています。
都会の平地でもいいですが、
できれば、山道など、凸凹した場所を歩くことがもっとも効果的になります。
頻尿の原因2 欧米化した食生活
食文化は、
戦後から現代にかけて、急激に欧米化してきました。
それと、頻尿がどんな関係があるの?
特に男性は大きく関係します。
頻尿は、前立腺肥大によってもよく引き起こされる症状ですが、
戦前の人の前立腺を調べると、前立腺肥大ではなく、萎縮していたというデータがあります。
もともと、欧米では前立腺肥大が進んでいたことを考えると、
ほぼ、欧米化した食生活が前立腺肥大に影響していると言えるでしょう。
特に前立腺に影響するのが、油です。
油を摂取量よりも、摂取する油の質が大切です。
特に、マーガリンやショートニングという食品添加物に含まれる「トランス脂肪酸」や、
サラダ油などのオメガ6系の油の摂りすぎには注意が必要です。
トランス脂肪酸は欧米では
その危険性から、使用規制がかかっている国がありますが、
日本では、その規制がありません。
消費者である、僕たちが正しい知識を持って判別する必要があるのです。
頻尿を改善するポイント
頻尿改善のポイントは、
運動不足を解消して、骨盤底筋を含む体幹の筋肉に刺激を入れることです。
運動不足解消と行っても、
ウオーキングが有効です。
1日に、歩数にして、1万〜1万5千歩、距離にして5〜10km程度が目安になります。
しかし、
それを行っても、頻尿改善には最低でも数ヶ月必要になります。
歩くことは大切なので、ぜひ続けて欲しいのですが、
ある方法を使うと、体幹の筋力が本来の機能を取り戻すことができます。
それが、次にご紹介する「ヒモトレ」です。
寝るときも!ヒモを巻いて過ごすだけの「ヒモトレ」
ヒモトレのやり方はとても簡単で、
上の写真のようにお腹にヒモを巻いて過ごすだけです。
夜間頻尿で悩む方は、ぜひ就寝時もヒモを巻いて寝ていただくことをオススメします。
ヒモは、専用のヒモを販売していますが、
ゴムでなく、6、7mm程度の太さであれば基本的に、どんなヒモでも大丈夫です。
コツは、ゆるく巻くことです。
強く締めてはいけません。巻いていて、ヒモの存在を忘れる程度が一番いいでしょう。
お腹にヒモを巻くことで体幹の筋力が回復?
信じ難いかもしれませんが、
お腹にゆるくヒモを巻いているだけで、
骨盤底筋を含めた体幹筋力が本来の機能を取り戻すきっかけになり、
頻尿症状を改善する効果があります。
体幹筋力は、
頻尿の改善だけでなく、体の安定感、バランス感覚などにも関係していますので、
ヒモを巻いて、パートナーに体を押してもらうと、
ヒモを巻いていない時と比べると安定感が全然違うことも体感できると思います。
寝るときのヒモトレ
ヒモを巻いて寝ると、とても寝返りもしやすくて、
就寝中にも、無意識で体幹の筋力は機能を取り戻しているので、
夜間頻尿に改善効果があります。
ここで、ポイントになるのは無意識で体幹筋力が発揮していることです。
意識的に鍛えた体幹筋力では、
意識していないと発揮できない筋力になります。
その点、ヒモトレは無意識で体幹筋力がスイッチオンになるので、
とても有効な手段です。
ヒモを巻いたまま、ウオーキングすることもオススメですね。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今日は、頻尿改善のために「ヒモトレ」方法をお伝えしました。
このお話から、
頻尿症状が、原因不明などではなく、
現代人の生活習慣、食習慣が招く現象であることがお分りいただけたと思います。
馴染みきった現代生活を変えていくことは確かに簡単ではないと思います。
頻尿を解消するために生活習慣を改善することは、
将来の生活習慣病をも予防することに繋がります。
しかし、頻尿症状を薬で改善しようとすれば、
生活習慣を改善することはなく、
むしろ、将来の生活習慣病リスクを高めることになりますよね?
現代医療は、とにかく今悩む症状を、今抑えることに躍起になっています。
その行為が、将来どのようなことに繋がるかは、
正直言って1mmも考えていません。
根本的な改善をするか、
現代医療によって一時しのぎをするか、
どちらを選ぶかは、あなたが決めることができます。
もし、あなたが、根本的な改善をしたいのであれば、
一度ご相談ください。
今日お伝えした、
『頻尿改善のヒモトレ』は、
整体庵大空にご相談いただくか、レッスン形式で、
バランスからだ塾という教室でも紹介しております。
お気軽にご相談ください。
それでは今日はこの辺で!