観察点28 脊柱側彎症は人にとって本当に身体ハンデなのか?

いつものブログとは少し趣旨を変えて、

身体的な話もしてみようかなと思います。

僕のブログしか見たことない人は、

僕のことをメンタル的な悩み専門家かと思っている方もいるかもしれませんが。笑

僕はメンタルだけを扱う専門家ではありません。笑

今は整体師として活動していますが、

元々はスポーツアスリートのトレーニング指導や、リハビリが専門で、

過去はスポーツ整形外科で勤務いましたので、

骨や筋肉の怪我がまずは専門になります。

整体師として活動を始めてから、

縁があって産科、婦人科で整体していた時期もありますが、

基本的には骨や筋肉など身体の専門家ですし、

その骨や筋肉の怪我の原因を探究していくと、

メンタル的な課題がどうしても無視できないのが、

メンタルっぽいブログが多い理由でもあります。

前置きが長くなりました。。

今日は、

はじめてブログにする内容かもしれませんね。

脊柱側弯症について。

もう少し言えば、

骨や関節の変形についてよく誤解されていることがあるのでその辺りの話になります。

 

側弯症がどんなものか?

というのは、

僕のホームページの側弯症のところに詳しく記載していますので、

こちらも合わせて観てみて下さい。

 

 

側弯症にしても、

膝や股関節の変形にしても、

整形外科で検査すると、

まずこう言われることが多いです。

 

「骨の変形があります。

変形は手術しないと治ることはないです。

けれど手術するほどでもないので痛み止めで痛みを抑えながら様子をみましょう」

 

はっきり言えば、

痛みを抑えて変形が悪化するなら手術しましょう。

みたいなことです。

 

で、

最も問題なのが、

側弯症など骨関節の変形で悩まれた方はわかるかと思いますが、

「手術をしないで済むような何かやりようはないのか?」

ということだと思うんですね。

 

 

これを医師に相談すると、

 

「側弯症の場合は腰に大きなコルセットを巻いて身体に負担をかけないようにするくらいしかないですね…」

 

と言われることが多いです。

 

 

これだったら、

様子をみながら手術が必要になるのを待って、

手術をする。

といった?な考えになってしまいますよね。

 

 

 

上の背骨レントゲン画像は、

僕の整体を受けに奈良県からこられている男子高校生のレントゲン画像です。

 

(御本人、御家族様に許可を得て掲載しています)

 

彼は野球ピッチャーをしていて、

側弯症からくる身体の痛みで投球できない時期もあったそうです。

 

画像右は一年前のレントゲン画像、

左側のつい先日のレントゲン画像になります。

 

両画像とも側弯はありますが、

右側よりも左側の背骨が筋バランスもよくキレイなのは一目瞭然だと思います。

 

脊椎専門の整形外科医から、

先日の定期検診で、

この画像の状態なら問題ないので、

経過観察にも来なくていいよ。

と言われたそうです。

 

この施術で行ったのは、

動かしにくい背骨を刺激したことと、

背骨が本来どんな動きをしていたか?を思い出す体操をして、

動きにくく、

固まっていた背骨を動かしていくという、

シンプルなことを指導しただけですが、

とても真面目に自宅での体操を取り組んでくれたこともあり、

画像上でもいい感じに変化しましたね。

 

 

側弯症の問題は側弯症ではない?

側弯症にしても、

その他関節の変形にしても、

骨や関節の変形があるから、

自分の身体は怪我しやすいとか、

パフォーマンスが上がらないと思われがちですが、

結論、それはありません。

 

関節の変形があってもなくても、

変形=身体が痛い原因

ではありません。

 

逆に言えば、

脊椎や膝足首などに信じられない変形がある方でも痛みもなく、

キレイに動ける人も普通にたくさんいます。

 

側弯症で有名なアスリートは、

陸上のウサイン・ボルトですが、

彼にとって側弯症がハンデでしょうか?

だとすれば、世界記録は出せないでしょう。

 

問題は骨や関節の変形があるかないかではなく、

自分の身体をどれだけ自在に扱えるか?

ということなんですね。

 

先程ご紹介した高校球児も、

自分が使えていなかった筋肉を知り、それを動かせるようになっていったことで、

結果的に側弯症も改善しているだけなんですね。

 

側弯症という骨の変形を治すには手術で脊椎を大工仕事同様に割って繋ぎ直す必要がありますが、

骨だけ真っ直ぐにしたところで、

本人が扱える筋肉が以前のままであれば、

側弯症の手術をして10〜30年ほどすれば、

また同じような側弯症が形作られるだけだと思いますね。

 

側弯症になる原因については、

人それぞれ違い部分があるのでブログでは記載出来ませんが、

ただ、

このブログでお伝えしたいのは、

 

骨や関節に変形があっても、

身体の動かし方が上手くなれば、

問題ないよ。

 

ということなんですね。

 

 

側弯症は人間にとってハンデなのか?

先日ご縁があって、

とあるプロ野球チームの投手(野球している人なら全員知っているような人)

の方と奇跡的に会わせて頂く機会があって、

その方は開幕投手を務めた選手なんですが、

開幕前まで肩が上がらない状態だったそうで、日常生活も厳しい状態だったそうですが、

開幕戦は見事な投球をしていました。

 

しかも、

トレーナー含めて監督コーチまで、

この選手の肩があがらないことは誰にも気付かれなかったそうです。笑

 

いつも通りに肩があがらないなら、

こっち側の筋肉で投げれば、投げれる。ということを当たり前に出来る選手なんですね。

 

この選手は、

毎年かなりの投球回数ながら大きな怪我を全くしない選手で、

チームからすれば、

一年だけ大活躍して怪我がちな選手より、

怪我せず毎年安定して活躍してくれる計算できる選手は非常にありがたいでしょうね。

 

ちなみにこの選手は、

特別身体が強いわけでも、

柔軟性のある身体でもないと思います。

 

巷で言われている筋肉がたくさんあれば怪我をしない。

とか、

ストレッチたくさんやって柔らかくしておけば怪我をしない。

とかは全部嘘です。笑

 

身体が弱くても、

硬くても、

側弯症でも、

関節に変形や痛みがあっても、

出来る限り身体の筋肉を満遍なく扱うことが出来てくると、

本当に怪我をしにくい身体になる。

ということがよくわかるのではないかな?と思います。

 

なので、

側弯症というのはやるべき事を間違えなければ、

アスリートにとっても、

一般生活においても、

大きな身体的ハンデにはならない。

と僕は考えています。

 

側弯症は手術でしか治らないからもう諦めるしかない。

私の膝は変形しているから、

なにをしても無駄。

そんなふうに考えて酷くなるのを待つのは、

ちょっともったいないんじゃないかな?と感じます。

 

痛みという症状は、

実はとても便利というか、

自分の身体を知ることができる便利な症状なんです。

 

痛みや症状については、

別のブログでも度々解説しているので、

詳しい記載は省きますが、

重要なことは、

痛みは悪いものではなく、

自分が普段使えなくなっている筋肉を教えてくれる有難い手かがりになるということなんですね。

 

側弯症も、

ハンデなんかではなく、

それをキッカケに自分使えない筋肉を知り、自分の癖を知ることが出来れば、

生まれ持ったありがたいプレゼントですよ。

 

僕はそんなふうに考えて、

普段、人様の身体を観察しています。

 

今日は久しぶりにながーいブログになってしまいましたが、

ここまで長々と読んで頂いてありがとうございました!

 

 

遠慮なく御質問ください。

なかなかブログで書けないことが多いので、

興味のある方は気軽に質問して下さいね。

 

それでは今日はこの辺で!

皆様いつも本当にありがとうございます。