おはようございます。
整体庵大空の下大前です。
今日は、
『不安症、パニック障害で悩むあなたへ 他人や理想の自分の比べてしまう心は最高の贈物?』
というお話ですね。
あなたは、
このような経験をしていませんか?
- 人にどう思われているか?気になって不安になる
- 人と比べて自分が劣っていると思い、自分はダメな人間だと思う
- どうしても世間体を気にしてしまう自分がいる
- 自分以外の誰かに認めてもらうことが自分の喜びだと思う
- 自分に自信を持てと言われても到底持てない
いかがでしょう?
人間という生き物には、
自分とそれ以外を分けて考える思考が存在しています。
そして、
自分以外の人や、理想の自分、過去の自分と比べては、
そのギャップに苦しみ、
それが元になって、様々な症状を引き起こし、
それらを現代では、精神疾患というあたかも病気のように扱われています。
仏教の世界でいう「悟り」の本当の意味は、
「差を取ること=差取り」という意味だそうです。
つまり、
今の自分と何かを比較する心を持たないことが、悟りの境地に達する上で大切だと説かれています。
ですが、
他人や、過去未来の自分と比べないようにしようとしたところで、
比べることをやめるどころか、
より大きな比較心を生み出すことになります。
「比較する」という心は、
時に、自分を否定したり、人に認めて欲しいという想いが過ぎて大きなストレスとなり、
現代でいう、うつ病や、不安障害、自律神経失調症など精神的な病にも発展することがあります。
「比べることが良くないとわかってはいるけど、
やっぱり他人や理想の自分と比べてしまう…」
それが本音だと思います。
では、どう考えるべきなのか?
僕は、
『比較心を否定しない事』が大切だと考えています。
比較してしまう心を、「ダメだ!」と考えても、余計に比較してしんどくなる…
であれば、
比較し続ければいいのではないでしょうか?
比較を続けられる人生が、
いかに幸せか?
今日は、そのことに気付くためのブログです。
その中身を知りたい方は、
読み進めてみてください。
それではお話していきましょう。
ー今日のお話ー
- 比較する心は本当に悪いのか?
- 人と違うからいい、人より劣るからいい
- 人と比べて劣ることは最高のギフト
- まとめ
比較する心は本当に悪いのか?
他人や、自分と比較してしまうこと自体は、悪いものだと考える必要はありません。
人間という不完全な生き物が持つ当然の思考だからです。
人間は、
とにかく不完全な生き物で、少しでもよくありたいと想うけど、
完璧な人間にはなれません。
今の自分以外と何かと比べると、
すぐに長所や短所が出てきますね。
そして、自分の長所はわからないけど、
人と比べて短所な所ばかりが目について、
それに一つ一つ「自分はだめだな…」と感じていませんか?
比較すればこそ、短所や長所になりますが、
それは、あなたの「特徴」でもあるのです。
通っていた学校の中で、勉強が出来た人、そうでない人がいたとして、
勉強が出来ないことに劣等感を持つ人は多いかもしれませんが、
勉強が苦手な人がいるから、勉強が得意な人が存在できるはずなんです。
もし、全員が勉強が得意だ!と感じていたとしても、
さらに頭のいい大学に進学すれば、
その中で、得意だと思っていたけど上には上がいる事を痛感して、
自分は勉強が苦手だったんだと感じる人も出てくるでしょう。
勉強が苦手な人がいるから、得意な人が存在できる。
身長が低い人がいるから、高身長と言われる人が存在できる。
音痴がいるから、歌手という職業が成り立つ。
得意な事と不得意な事を持って生まれてくるのが人間であり、
そうでなければ、この世は成り立たないのかもしれません。
いや、
もっと言えば、
得意と不得意がなければこの世のバランスは大きく崩れてしまうことでしょう。
比較するということは、
一つの基準で物事をみるということから生まれます。
しかし、この世に絶対的な一つの基準で評価することなどできるでしょうか?
絶対に出来ないのです。
日本で、かっこいい、可愛いと言われる人は、
遠いアフリカでは、全くブサイク扱いを受けるかもしれません。
その逆も然りです。
運動が出来る人より、出来ない人がいい!という人の前では、
運動が出来ない人の方がモテるかもしれません。
勉強が出来ること=社会で役にたつか?
そうとも限らないでしょう?
いい高校、いい大学、一流企業に勤めて、大きな犯罪を犯す人もいます。
一つの基準でしか物事をみない世になっていますが、
この世に基準はたくさんあるし、
違った世界では、
あなたが短所と認識していた事が大きな長所になる世界も普通に存在しています。
人と比較して短所を嘆くより、
それを短所と考えている自分の偏った見方に気づき、
もっと大きな視点で物事を考えてはどうでしょうか?
人と違うからいい、人より劣るからいい
今の自分と比べる世界には、
その比較をしている基準を広く考えることが大切だというお話をしました。
しかし、
基準を広く持ったところで、
やはり比較し始めると、世の中上には上がいます。
しかし、
ここでも少し考えてみてください。
人より、劣ることがある。
もしくは、
理想の自分と今の自分にギャップがある。
だからしんどい思いもするわけですが、
もし、
自分に人より劣るところが全くない。
今が完璧な理想の自分であるのだとしたら、
いかがでしょう?
僕は、
かなりつまらなく感じます。
自分は人より劣るところがある。
理想の自分がいる。
だから、どうやって工夫しようか?とか、
なんとか成長してみよう!と思えるわけです。
人より劣る、出来ない、失敗、挫折、心が折れる。
これらは、一般的にマイナスなイメージを持つ人が多いのでしょうけど、
僕は、「だからこそいい」のだと思います。
失敗や挫折をしないようにして、大人が成功体験を積ませようと企てた
育児や教育をして、一体なんの意味があるのでしょう?
失敗や挫折、出来ない経験こそがもっとも素晴らしい出来事だという事を、
今、教育や育児に当たる世代が知らないのかもしれません。
人と違う、比べれば劣等感がある。
そのことは決して悪いことではなく、むしろ、
だからこそ人生は楽しいし、いつまでも夢をみていられるのではないですか?
不完全であることが、いかに素晴らしいか?ということです。
人と比べて劣ることは最高のギフト
人間は変化を嫌う動物だそうです。
いや、人間だけではなく、生き物は全てそうなのかもしれない。
でも、
人間を含めた生き物は全て、変わり続けている。
変わり続けるというのが、変わらない生命の性質であり、
変化を恐るということは、変化し続けている何よりの証拠なのです。
変化を避けて、安定を求めれるほどに人は不安定になります。
本当の意味での安定とは、
変わり続けていく事を知り、
自分を変える事、考えを改める事を自ら行える事をいうのではないでしょうか。
不安定を受け入れることができれば安定します。
自分を何かと比較し、
少しでも周囲に好かれていたい、嫌われたくない、
劣る自分が好きになれない。
だからこそ、
人の気持ちがわかるのではないでしょうか?
もし、生れながら一度も嫌われることもなく、
自分が大好きな人間がいたとして、
そういう人は、目の前の人が今どんな気持ちでいるか、表情をみて察することは出来ないでしょう。
あなたが、こうなりたいという理想の人間になったところで、
なったらなったで、また新たな不足感、劣等感が生まれ始めます。
人間は、いくら完璧を求めても完璧にはなれない存在なのです。
唯一完璧に近い人間がいるとすれば、
完璧ではない事を自覚している人ではないでしょうか。
得意不得意、上手下手、両方に大切な役割があり、
満たされない、人に認められない、自分は人より劣る…
でも、だからこそ、一生「成長」という幸せを味わえる。
そう思えることが何よりの天から授かったギフトなのです。
現代社会は、
よくも悪くも、人より突出する事を良しとしない社会システムです。
みんな同じである事、平等である事を唱えますが、
そもそも、その思考自体が、差別を生み出していることに気づいていないのでしょうか。
普通を決めるということは、
それよりできる人を妬み、違う事をしている人を差別し、出来ない人を生み出している。
人違う事を認めることと、平等を求めることは似て非なるものです。
この世に、絶対これが正しいと言える価値基準など、
絶対に存在し得ないというのが真実なのです。
「人より劣る」…だからこそ変化できる。
それこそが最大のギフトです。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今日は、
比較してしまい、劣等感を感じる心こそが、
神様が与えてくれた最高のギフトであるというお話をさせていただきました。
他人や、理想の自分と比べては辛い思いをしているあなたへ。
その辛い思いの正体は、実は、
「自分はもっと成長し、変化していける」という可能性でもあるのです。
ぜひ、
怖い気持ち、不安な気持ちを持ったままでいいので、
自ら変化してみてください。
その先に必ず、「成長できた!」という最高の幸せが待っていることでしょう。
乱文で伝わりづらい事もあったかと思います。
もいわからないことがあれば気軽に聞いてくださいね。
それでは、今日はこの辺で!
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お電話ありがとうございます、
整体庵 大空でございます。