おはようございます。
整体庵大空の下大前です。
今日は、
「不眠症改善は、睡眠時間ではなく、睡眠の質が大切 良質な睡眠を取るためのコツは○○だった!?」
というお話です。
あなたは今、
夜なかなか寝つきが悪かったり、夜中に目が覚めて眠れない、
寝るために睡眠薬やお酒を飲んだりしていませんか?
そして、朝起きても疲れが抜けず、日々の生活に辛さを感じていませんか?
このような症状は、病院に行くと、「不眠症」と診断されますが、
治療法としては睡眠剤を処方されるぐらいで、
特に根本的な方法は、ないのが現状です。
マットレスや枕をオーダーメイドしたりしても、
なかなか思うような睡眠時間は確保できず、
結果的に、不眠症状で悩み続ける人が、年々増え続けています。
なぜ、病院での治療や寝具では、不眠症は改善しないのか?
その原因を考える上で、
一般的に言われている睡眠の常識を見つめ直す必要があります。
不眠症を解消して、快適な生活を送りたい方は、
このまま読み進めてみてください。
ー今日のお話ー
- 不眠症とは
- なぜ、病院の治療では不眠症は解消しないのか?
- 実は間違っていた?睡眠の常識
- 不眠症を解消するためのコツ
- まとめ
不眠症とは
不眠症とは、一般的に、
『必要に応じて入眠や眠り続けることができない睡眠障害で、
それが持続し、臨床的に著しい苦痛、または社会的、職業的、
または他の重要な領域における機能の障害を引き起こしている場合に精神障害となる。
不眠症は、入眠や睡眠持続が難しかったり、
睡眠の質が悪いといったことが続いているという特徴を持つ、
いくつかの医学的な兆候と症状を伴う医学的また精神医学的な障害であると考えられている。
不眠症はどの年齢でも起きるが、女性と高齢者ではより一般的であり、
日本では60歳以上では約3人に一人が睡眠問題で悩んでいる』
とされています。
ここ最近では、60歳以下の世代にも不眠症で悩む方は多く、
不眠症によって日本全体のGDPを約3%、15兆円の生産性が失われているとまで言われています。
なぜ、病院の治療では不眠症は解消しないのか?
不眠症は、精神科や心療内科、などを受診することが多いと思いますが、
当然のように寝るための薬を処方されます。
睡眠薬にはいくつかの種類がありますが、
どの睡眠薬であれ、
①睡眠薬依存症になりやすい
②やめるとき激しい離脱症状が出る
③長期使用すると記憶障害、性的不能、怒りっぽくなる、気分の落ち込みが出る
という作用もあり、非常に危険なのですが、
病院では、割と簡単に睡眠薬を処方してくれます。
しかし、こういった作用で、さらなる苦しみに苛まれている人は非常に多いのです。
これらを副作用という方もいると思いますが、
薬は、劇薬です。
全ては副作用ではなく、薬という劇薬の作用であることを忘れてはいけません。
特に、
依存性の強い睡眠薬の系統は、
バルビツール酸系、非バルビツール酸系、ベンゾジアゼピン系、非ベンゾジアゼピン系、オレキシン受容体拮抗薬、メラトニン受容体動作薬
で、よく処方されるハルシオンやレンドルミンは、
ベンゾジアゼピン系の睡眠導入剤になります。
そして、処方箋に書かれている用法用量は、
その薬単品での話で、
他の薬との併用すると、その用法用量は全くあてになりません。
全ての薬と併用試験を行なっている訳ではありませんので、
他の精神薬などの薬剤と併用することで、どのような作用を身体にもたらすかは誰にもわからないのです。
このような点からも、
安易な睡眠薬の服用はとても危険です。
ましてや、その薬で、睡眠が取れて、
疲労が抜ける訳でもなく、
睡眠剤では良質な睡眠にはなりません。
ただ副作用という危険があり、
飲み続けることで依存性を強くするだけなのです。
果たして、
このような薬で、不眠症という現象が改善すると思いますか?
僕には、薬を処方して身体を悪化させるだけにしか思えません。
実は間違っていた?睡眠の常識
整体庵大空に今まで不眠症で来られた方のお話を聞いていると、
睡眠に対しておおよそ次のような認識を持っていることがわかりました。
- 睡眠時間はしっかり取れていないと健康に悪い
- 睡眠時間は6時間程度は必要だと思う
- 寝具は質の良いものが必要
特に、夜寝付けない、夜中に目が覚めるなどで、
睡眠時間が短くなっていることをほとんどの方が気にしています。
その結果、朝に身体すっきり起きれないとおっしゃいます。
しかし、
このような睡眠の常識が、もし間違っていたとしたら、
いかがでしょうか?
よく言われる睡眠の常識をもう一度考え直してみましょう。
睡眠時間はしっかり取ると健康に良い?
とある医師のデータでこのような情報があります。
「あなたは月に何回くらい不眠を感じますか?」という主観的なアンケートと、
その人たちの死亡率を調べたデータです。
「睡眠時間はしっかり取れていないと健康に良い」
という常識が正しいのであれば、
当然、「不眠を感じたことがない」と答える人が、もっとも死亡の危険度が低いはずですよね?
しかし、この研究の結果はそうではありせんでした。
もっとも死亡の危険が高かったのは、
「不眠を感じたことがない人」だったのです。
その次に死亡危険度が高かったのは、
3日に1回は不眠を感じる人でした。
もっとも死亡危険度が低かったのは、月に1、2回不眠を感じている人だったのです。
この研究結果は、
『人は少しくらい不眠を感じているくらいの方が健康に良い』
という可能性を示しているのです。
もちろんこの研究もこれからさらに発展していくはずですが、
それでも、少しくらい不眠を感じている方が良いということがわかったのです。
また、睡眠剤を服用している人は、
服用のない人と比較して、かなり死亡危険度が高いこともわかったそうです。
不眠という現象で悩む僕たちですが、
もし、不眠を感じている方が、健康に良いとしたらどうでしょうか?
睡眠に対する常識を見直すきっかけになるかもしれません。
睡眠時間は6時間は必要?
睡眠時間はどのくらいが良いと思いますか?
おそらく、だいたいこれくらいが良いという認識はあると思います。
もちろん、
人それぞれ睡眠時間には個人差があり、
2、3時間で良いショートスリーパーの人もいれば、
6、7時間眠る人もいると思います。
しかし、睡眠時間は個人差だけでなく、
個人の中にも、その季節、その年代、その日の体調、活動、出来事、
様々なことで、変化してくるものではないでしょうか?
よく「私は5時間寝ないとダメな身体です」と頭で決めている人がいます。
ですが、
本来、何時間寝た方が良いという概念は存在していないと、僕は考えています。
『昨日は5時間だけど、
今日は2時間しか眠れず、それから目が覚めて眠れなかった。』
としても、目が覚めたのであれば、
今日は2時間がベストな睡眠時間なことが多いんですね。
しかし、
「自分は5時間寝ないといけない」と思い込んでいれば、
2時間しか寝れていないことになりますから、
不眠になりますよね?
そして、睡眠時間は、子供ほど長く、
高齢者ほど、短くなります。
「歳をとったからか、不眠症になって、睡眠剤を飲んでいる」
という方も多いですが、
これは当然の現象で、病気でもなんでもありません。
病院で、不眠症と診断された人のほとんどが、
病気ではないのです。
寝具は質の良いものが必要?
「オーダメイドで、枕を作れば快適に眠れる」
「マットレスはここのブランドが良い」
色々な謳い文句がありますが、
枕をオーダーしたり、マットレスを買ったりするときに、
一つ忘れないでほしいことがあります。
それは、
身体は常に同じ状態ではないということです。
オーダーメイドですから当然、個人個人に合わせて、
作成した枕でも、
オーダー採寸をした日の体と1週間後の体は、
全く違うということがよくあり、
結局、オーダーをしてもしっくりこない枕が出来上がるということになってしまいます。
マットレスなどの寝具も、
高級なものが良いとは限りません。
日々変わる身体に合わせて、
低価格なものを組み合わせたりしながら、
変化出来る方が、むしろ好都合かもしれませんね。
日々身体が変わっていくことを前提に、
寝具を選ぶことが、良質な睡眠のコツです。
不眠症って一体なんなの? 悩みを解消するコツ
今までのお話をおさらいしましょう。
- 睡眠剤は強い依存性などリスクが大きすぎる
- 睡眠は少し不眠を感じるくらいが死亡危険度が低くなる
- 睡眠時間は個人差だけでなく、日によって大きく変わる
- 身体は日によって変わるので、寝やすい体勢や寝具も変わってしまう
ということになります。
僕は不眠症という、病気は実際には存在しないと想っています。
しかし、
「自分は不眠症だ」という思考は存在しています。
もう少し言えば、あなたは「不眠」で悩んでいるのではなく、
「不眠による体の疲労や、色々な症状」で悩んでいるのではありませんか?
その症状の原因は、
不眠ではなく、睡眠の質かもしれません。
睡眠の質を高くするために、整体庵大空で、患者さんにお伝えしている方法は、
寝返りをしっかり出来るように環境を整えることなんですね。
寝返りには、
寝ている間に体を整える効果があり、
不眠で悩む人の多くは、寝返りをしていないということがわかっています。
では寝返りをしやすい環境とは、どうして作れるのか?
そのときに手軽に自宅でできる方法が、
下の写真のように「お腹に紐を巻いて寝る」という方法です。
紐はゴムなどの伸びすぎない素材であれば、なんでもOKです。
「お腹に、紐を一本ゆるく巻く」だけです。
これで何が変わるの?
っていう感じだと思いますが、
一度、自宅の布団の上で、
紐がある状態とない状態で、それぞれ寝返りをしてみてください。
やってみるとわかると思いますが、寝返りがとてもしやすいのがわかると思います。
寝返りをしっかりできるようにしてあげると、
いつも3時間しか眠れないと悩む方も、
睡眠の時間はそのままでも睡眠の質が劇的に向上し、
朝起きた時の疲労感が軽減すると思います。
一度試してみてくださいね。
まとめ
いかがでしたか?
このブログを読み終えると、
不眠症という現象が、
病気ではないことがわかり、
睡眠時間だけが大切ではないことがおわかりいただけたと思います。
そして、睡眠の質を左右するのは、「寝返り」であることをお伝えしました。
不眠症を解消するコツは、
あなたが考える、睡眠の常識を疑ってみることがまずは大切ではないでしょうか?
大切なことなので、繰り返しますが、
不眠症という病気は存在しません。
病気ではないので、不眠症を解消するための薬も存在しません。
不眠症を病気としているのは、
社会の睡眠に対する偏った常識であり、
それを信じるあなた自身でないでしょうか?
まずは、その睡眠の常識を疑ってみることが、不眠症という状態を変えていく、
第一歩であると、僕は想います。
今日のお話は、説明することが難しく、
文章が乱文になってしまった箇所がありましたが、
あなたが不眠症を克服するきっかけになっていれば幸いです。
わかりにくいことがあればぜひご相談いただければと想います( ̄∀ ̄)
それでは今日は、この辺で!