こんにちは、整体庵大空の下大前(しもおおまえ)です。
今日は「近視」についてのブログです。
近視って防ぐ方法はあるの??
子供の近視を進行させないために何を気をつければ良いの??
テレビはスマホは出来るだけ明るい部屋で見た方がいいのはなんで??
そんなことをカラダの視点からもお話してみます。
その前に、
なんで整体師が目の勉強してるの?というところを少しだけお話しさせてください。
整体師として活動する中で数年前から目の重要性を教えてくださった恩師の影響で関心を持ち、今は眼鏡学校や眼の専門家の先生のもと学ばせていただています。
現状、目は目の専門家、身体はカラダの専門家がおられますが、僕的にはそれらがどういう関係にあるのか?というところに関心あって、例えば、眼球運動と筋肉の動きの関わりや、内臓機能との関係は?メンタルとの関係は?
逆に身体の動きが変化することによって眼球運動や視力にどんな影響があるのか?などです。
そして。それらを辿るとみえてきそうな僕達人間の働きを垣間見たいなと。
18歳で身体の世界に入ってから、やっぱり自分の関心が向くのは人の可能性を垣間見た瞬間で、身体をみることも目を学ぶことも、それらを通して人の可能性に触れてみたいし、それが回り回って自分が関わるお客様のサポートにつながれば良いなとは思っています。
ひとつひとつ学び、そこで経験したことをブログにしながらぼく自身が学びを進めていきたいので、このブログも書いています。
結局は自分のためなんですが、それがなにかしらの形で皆様のお役に立てれば幸いです。
今回のブログテーマは「近視」ですが、また順次目と身体に関することをブログにしていきますので、ご興味あればどうぞ。
近視とは?
まず、そもそも近視ってなに?というところですが、これは一般的な知識ですので、ネット検索してもたぶん同じようなお話しが出てきます。
知ってるよという方はここは飛ばして読んでください。
とはいえ、ぼくは初め近視と遠視と乱視の理解も出来ていませんでした。
(遠視や乱視はまた別の機会にでも)
よく聞く言葉だけど、どんな状態を指しているのかは理解しておくのは大事だなと思います。
それを理解せずに単に「近視=悪い状態」として治そうとするのは、とても危ない考えだと思います。
近視とは、遠くのものが見えにくく、近くのものははっきり見える目の状態です。
眼球の奥行き(眼軸)が通常より長くなるなどの理由で、目に入る光が網膜より手前で焦点を結んでしまうため、近くのものをみるには無理がないのですが、遠くがぼやけて見えるようになります。
言い換えれば、近距離をみることに特化した目ともいえます。
現代はスマホなど近距離を見る機会が増えているので、それに合わせてなのか世界的に近視の方は増えているそうです。
近視の原因は?
近視の原因は、医学的に大きく分けて次の2つといわれています。
- 遺伝的要因
両親が近視の場合、子どもも近視になる可能性が高くなる。 - 環境的要因
以下のような生活習慣が、近視の進行に関係します。
- 長時間、近くを見続ける(読書、スマホ、ゲームなど)
- 屋外活動が少ない(太陽光を浴びる時間が短い)
- 姿勢が悪い(暗い場所や寝ながら本を読むなど)
2つあるとはいえ、子供の頃は大人と一緒に生活することを考えると、両親の生活習慣や環境から、子供の環境も決まりがちなので、ほとんどが生活習慣からくるものと考えられます。
近視は環境に最適化した結果?
年代を遡るほどに近距離を見る機会よりも遠くのものを見る必要が多かったはずで、遠くのもの(敵など)をみて早く判断出来たほうが良い時代と、今とでは生活環境は大きく変化して、テレビや、パソコン、本、スマホ…と時代に応じて近距離を見る時間が増える環境に人間が適応しようとしている結果が近視が増えているのだと思います。
となれば、近視でない人はどうなのか?なぜ遠視になるのか?という疑問が湧いてきますが、このあたりは僕も今のところわからないです。
現実的かどうはさておき、もしかしたら、近距離を見ない環境で過ごしていれば、近視も回復(遠くをみる必要のある環境に適応する)してくる可能性もありそうです。
実験の仕様がありませんが。
近視や遠視のどちらが良いか?というよりも、近くや目の前のことをみるのは得意ですが、少し先を見据えたり、周囲に目を配るということは自分が思っているよりもみれていないこともあるかもしれないので、ここは自覚しておくことが大切かなと思います。
良し悪しでなく、特徴である気がしていますが、皆様はどう捉えていますか?
テレビは「明るい部屋」で見るといい?
これ昔から言われますよね。
ぼくも小さいころおばあちゃんに言われた記憶がありますが、暗い部屋でテレビやスマホを見ると、目と画面の明るさの差が大きくなり、目が疲れやすくなると言われます。
あくまで仮説ですけれど、
部屋が暗いと、相対的に画面が明るくなるので、眩しさで目に力みが入りやすいのと、明るい部屋では目の前の画面以外にも視線を自然と移しやすく(目を動かしやすく)なりますが、暗い部屋では目の前の明るい画面1点に集中して、周辺へ視野を移すことがなく、目が緊張しやすくなります。
加えて、暗い場所では目の中の「瞳孔」という目に入る光の量を調節する部分が開くので、スマホの光でも眩しく感じ、これも相まって目の緊張を作りがちです。
別例でいうと、明るい部屋でテレビやスマホをみるのは、他にも色々と視線を移すので、日常だと日頃から立つ、座る、小走りしたり、時々ストレッチしているような感じ。
対して、暗い部屋で画面をみるのは1点に集中するので、ずっとデスクワークで椅子に座り続けるような感じといえるでしょうか。
これはちょっとしんどそうな気がしますね…
ですので、幼児、小児期に近視を進行させないために出来ることとしては、寝室ではスマホをみないようにするなど暗い部屋でスマホを見続ける時間は少ない方が良いです。
目を養うには工作や手仕事がおすすめ
同じ距離、同じ画面だけを常に見続けるスマホよりも、紙を切ったり貼ったり、曲げたりなど工作的な遊びや字や絵を書くのは目に良いと思います。
仕上がりを想像したり、どうすれば思い通りに作れるかの創意工夫なんかも楽しいですし、手を使うことはモノゴトの奥行きや裏側、内面なんかも想像しながら作ること自体が、良い目を養うには最適な遊びです。
スマホと同じ近距離のものをみてはいますが、スマホは目や思考を凝らしたり、想像するということはほとんどせずただ情報を受け取りがちになりやすいです。
対して工作はさまざまな箇所に目を凝らすので、質は違います。
手仕事をすると認知症になりにくいとされていますが、こうしたことも眼との関連が浅くはなさそう。
なにより手仕事は楽しいので機会を作ってぜひやってみてください。
長くなるので今日はここで一旦終えます。
次回も近視の続きで、スマホと近視の関係は?そもそもなんでスマホが良くないの?近視は治るのか?姿勢を近視の関係は?というところをブログにしてみます。
よければお付き合いください。
お読みいただきありがとうございました😁