おはようございます。
下大前です!
今日は、
頑固な腱鞘炎で悩み、このままだと手術が必要になるかも…
と言われいる人に、手術を受ける前に知っておいてほしいことをお伝えしたいと思います。
結論、
腱鞘炎の手術は対症療法の最たるもので、
対症療法では腱鞘炎は改善することはありません。
対症療法とは、症状を抑えることを目的にした治療法のことで、
腱鞘炎の場合、痛み止めや電気治療、患部施術、注射、手術は全て対症療法になります。
僕のブログやサイトをお読みいただいている方はなんとなくおわかりだと思いますが、
僕は症状=治癒力であると考えています。
腱鞘炎は、あなたの体や心にある、緊張しすぎて動いていない部分や、
逆に緩みすぎて動いていない部分があり、そのアンバランスを
正すために手首や手指に緊張を作って腱鞘炎になっていると考えられます。
腱鞘炎とは、体のどこかにアンバランスがあるよ!と教えてくれているサインなのです。
そのサインを手術で消すと、体はどうなるでしょうか?
体のアンバランスは、改善されず、
また数ヶ月もすれば再発することは、当然とも言えるでしょう。
手術をしても、しなくても、体と心のアンバランスを解消することが、
腱鞘炎の改善と呼ぶことができると僕は思います。
そこで今日は、自宅でも簡単にできる空のペットボトルを使った、
腱鞘炎になる体のアンバランスを発見する方法をご紹介したいと思います。
これは僕も施術の中で実際に行なっている方法で、
シンプルなやり方ですので、ぜひ説明を読みながら自宅で行なってみてくださいね。
それではお話していきます!
ー今日のお話ー
- 腱鞘炎を引き起こす「体」のアンバランスとは
- 腱鞘炎を引き起こす「心」のアンバランスとは
- まとめ
腱鞘炎を引き起こす「体」のアンバランス
まずは、あなたの体を使って、
体の一部分のアンバランスがどれほど体全体に影響するか体感できる実験をしてみましょう。
写真のようにペットボトルを横に置いてお立ちください。
そして、ご家族でもいいので一人に協力してもらいます。
まず、
ペットボトルはなしの状態で立ち、横から押してもらいます。
押している人も、押されている人も、この時の感覚を覚えておいてください。
それでは、
空のペットボトルを写真のように持って立ちます。
ボトルを持っている人は、ペットボトルを軽く持つ感覚を大事にします。
そして、先ほどと同じように横から押してみてください。
どうでしょうか?
はじめよりもバランス感がよくなりませんか?
押している人も先ほどよりもどっしりと感じられたはずです。
では次に、
持っているペットボトルが潰れるくらい強い力で持ってみてください。
そして、同じように横から押してもらいます。
今度はどうでしょうか?
ペットボトルをギュッと握ると、
途端にバランスが崩れるのがわかりますか?
これは、腕の緊張が強すぎるアンバランスな状態を示しています。
ちょっとわかりにくかったという人は、
何度かペットボトルを軽く握った状態と力を入れてギュッと握った状態とで、
体をパートナーに押してもらい、
その違いを感じてみてください。
何回かやっているとその微妙な違いが感じられると思います。
腱鞘炎を起こす方の多くは、
仕事や育児などで腕を酷使して痛くなっていると思います。
そういう場合、
あなたが日常で手首や指に痛みが走る動作で、
先ほどのような緊張が強くなっている部分や、
反対に力が抜けている部分はありませんか?
力が抜けている部分は、パターンが決まっていて、
ほとんどの場合、お腹の力が抜けているケースです。
この場合は、
写真のようにお腹に紐(ゴムではない普通の紐)を軽く巻きます。
たったこれだけでお腹にちょうどいい緊張が生まれます。
試しに、
紐をお腹に巻いた状態と、
巻いていない状態で、
先ほどのパートナーに体を押してもらってみてください。
すると、
お腹が緩んで、腱鞘炎になっている人ほど、
紐を巻いた時の安定感が違うことを体感できるはずです。
このようなことは、科学的に実証されたデータはありません。
なので、全て体感で動きやすいか、動きにくいかを感じてみてください。
よく僕のお客様にも説明することなのですが、
「なんとなく動きやすい感じがする」
「こっちの方が楽」
「この動作はなんか窮屈」
というような、
「なんとなく動きやすい」という感覚を大事にして欲しいのですね。
現代は、感覚ではなく、
こうしたらいいとテレビで言っていたからとか、
専門家がオススメしていたからとか、
自分がどうかではなく、そういう権威的なところに判断を委ねている人が多いように思います。
あの人にはいいかもしれないけど、自分には合わないという感覚もOKですし、
「感覚」って言われても…これであってるかどうかわからない。
と思う方でも、何度も繰り返していると、
動きにくさ、動きやすさ、などの感覚が復活してきますから、安心して取り組んでみてください。
大切なのは、「なんとなく動きやすい」
大切なのは、「なんとなく楽♫」
大切なのは、「なんかいい感じ♫」
大事なことなので繰り返します。笑。
腱鞘炎を引き起こす「心」のアンバランスとは
体のアンバランスはわかるけど、心のアンバランスってなに!?
それが、腱鞘炎とどういう関係があるの!?
と思いますよね( ´∀`)
でも、読み進めるにつれて、
「あーもしかしたら自分のことかも…」
って思うかもしれません(^^)
心のアンバランスと体がどう繋がるかを少し実験したいと思います。
まず、今あなたが、腱鞘炎を感じるシュチュエーションを思い出してみてくださいね。
例えば、
育児の中で命より大切な我が子を抱っこしていると手首に痛みが走るという方もいるでしょうし、
仕事でミスが許されない商談の資料作りをパソコンで集中していると手が痛くてマウスが持てなくなったりする方もいるでしょう。
このような自分が普段気が抜けず、腱鞘炎の痛みを感じるシュチュエーションを鮮明に頭に想い浮かべながら、
写真のように立ちます。
そして、先ほど行なったようにパートナーに
横から押してみてもらってください。
おそらく、どっしりした感じは薄くて、どこかフラフラしているのではないかと思います。
では次に、
腱鞘炎ではなく、自分の趣味や、楽しいこと、育児で可愛い!って思う瞬間など、
ご自身が充実している時のシュチュエーションを思い浮かべてみてください。
そして、同じようにパートナーに押してもらいます。
すると、先ほどと比べてどうでしょうか?
こちらの方が、なんとなくどっしりと安定したようにお互い感じませんか?
わかりにくかった方はもう一度同じことを繰り返してみてください。
先ほど行なった体のアンバランスときより変化がわかったという人もいれば、
今行なった心のアンバランスの方が変化がわかりやすかった人もいると思います。
心のアンバランスとは、大切なこと、人、もの、への想いが強すぎると発生します。
大切な仕事をやり遂げようと思う心は素晴らしいですが、過度になると、責任感で自分が潰れてしまいます。
大切な人への愛情は素晴らしいですが、過度になれば、過保護になったり束縛になったりしてお互いにしんどくなるときもあるでしょう。
ものを大切にすることはとても素晴らしいですが、過度になると執着心となります。
どんな心もちょうどいいと、体にも好影響なのですが、
その心も過ぎれば、逆転して、執着心へなってしまいます。
こうなると体には逆の影響を出てしまい、その出方の一つに腱鞘炎があるのです。
なので腱鞘炎の方が、ご自身の心にある執着心や過度な愛情、がないか一度自問自答してみてください。
でね。
こういう話をすると、必ず、自己否定される方がいるんですが、
これがもっとも大きな間違いなんです。
問題は過度に執着していることであって、
執着していること自体は、1mmも悪くないってことなんですね(^^)
僕は、腱鞘炎で悩む人をこれまで大勢みてきました。
そしてその全ての人が、
とにかく優しいんです。笑
そして、強い責任感で溢れています。
優しい人ほどなる痛み。
それが腱鞘炎なんですね。
そんなあなたはとにかく素敵だから、そのままでいいんです。
逆に、まちょっとくらいいいや、サボろ!、この辺でいいや、
みたいな意識を持って日々過ごすといいかもしれません。
まとめ
最後までお読みいただきありがとうございました。
腱鞘炎は、体のアンバランスと心のアンバランスを整えれば高い確率で改善できます。
なので、たとえ手術を勧められていても、
まだ取り組んでみる価値はあるように思いますし、
たとえ手術をして痛みが消えたとしても、
体と心のアンバランスは手術では消えません。
医学も文化も発展した現代だからこそ、
本当に大切なことは何か?を、
もう1度考えて原点に立ち返ることが大切ではないかと思います。
このお話が少しでもあなたの可能性を広げる気づきになっていれば幸いです。
それでは今日はこの辺で!