おはようございます。
整体庵大空の下大前です。
今日のお話は、
「かかとの鋭い痛みと婦人科系トラブルの関係」についてお話していきたいと思います。
かかとの鋭い痛みは、
「足底筋膜炎(足底腱膜炎)」と診断されることが多く、
40代〜50代以上の女性に多く発生する比較的多い症状の足の痛みです。
しかし、
この踵の痛み(足底筋膜炎)と婦人科系疾患の関わりはほとんどの方はご存知ないのではと思います。
足の痛みに対処する前に内臓機能を高めて、お腹の調子を上げることで、
足底筋膜炎が改善する例は、僕の整体庵では普通の反応です。
足の痛みでお悩みの女性は一度考えてみていただきたい内容ですので、
ぜひ参考になれば幸いです。
それではお話していきましょう!
ー今日のお話ー
- 踵の痛みとは?
- 子宮や卵巣と踵の関係とは?
- 踵の痛みで、子宮や卵巣を調節している
- 考えるのは足ではなく内臓機能
- まとめ
踵の痛みとは?

かかとの痛みは、病院に行くと冒頭お話したように、「足底筋膜炎」又は「扁平足障害」と診断されることが多いと思います。
足底筋膜炎とは一体何か?
まず日本足の外科学会の足底筋膜炎の解説をみてみましょう。
●足底腱膜炎(日本足の外科学会より抜粋)
長時間の立ち仕事や歩行により、かかとの内側前方に痛みが出ます。階段を昇る際やつま先立ちなどで痛みがさらに増します。
中年女性に多く、朝、起床して一歩目に痛みを感じます。歩くうちに徐々に軽減し夕方になって歩行量が増えるに従い再び痛みが強くなってきます。
●足底腱膜炎の原因(日本足の外科学会より抜粋)
足底腱膜とかかとの骨が付着する部位には強い牽引力とともに、着地時の荷重による衝撃(圧迫力)の両方が加わることで、過大な負荷が集中します。
そのため長時間の立ち仕事や歩行、体重増加、靴の不適合、スポーツによる使いすぎが主な原因と考えられます。
と記載されています。
足底腱膜炎は、レントゲン撮影を行うと、かかとの骨に骨棘というトゲのような変形がみられることがあります。
整形外科では、この骨棘を足底筋膜炎のサインとしてみているので、
この棘が痛みの原因のように説明されることが多いと思います。
子宮や卵巣とかかとの関係とは?

子宮や卵巣など女性器とかかとにはどのような関連があるのか?
これは科学的にはわかっていませんが、
僕が以前産婦人科で整体をしていた時に、
かかとや足裏に痛み抱える人のほとんどが、現在〜過去に何かしら婦人科系のトラブルを抱えていたという統計があり、
そこから色々なことを調べて行くと、
写真のような「足裏反射区」(ネットよりお借り)の世界では昔から、
かかと周辺の痛みは生殖器系の痛みを言われてきたこともわかってきました。
足底筋膜炎は痛みを我慢していて改善するケースは稀で、
整形外科で治療を行っても改善効果は薄く、
僕の整体庵にも整形外科に行ったけど治らないからと言って相談に来るケースは本当に多いんです。
かかと痛みに足から対処しようとしてもこの場合、
体が反応をしてくれません。僕自身も数年前はなかなか足の痛みが改善せず悩んでいたこともありましたが、
お腹の調子をあげるように施術してはどうか?と考え、行ってみると、
かかとの痛みが自然と軽減して来るのです。
そのような経験から婦人科系のトラブルと、かかとの痛みは深い関係があるということは確信を持てるようになりました。
ここで大切なのは、「かかとの痛みの原因が女性生殖器にある」という発想ではなく、
「女性生殖器の調節をかかとでしている」と考えた方が自然ということです。
これは、同じように聞こえるかもしれませんが、
前者は、自分が中心なのに対して、
後者は自分を客観的に観察しているからです。
この違いは、体のトラブルを考える上で大切なことなのですね。
かかとの痛みで、子宮や卵巣を調節している

よく、原因論と目的論とか言いますが、
かかとの痛みの原因は?
と考えるよりも、
体がかかとに痛みを出しているのはどんな目的?
と考えた方がいいのかもしれませんね。
整体の専門的な話にはなりますが、
かかとに強い痛みを発することで、重心が変わります。
この重心変化を利用して体は自分の体を整えようとバランスを取っていると考えられます。
もちろん、ここに科学的な証明はありません。
全て僕の経験から推察した僕の個人的見解にすぎません。
科学的な確証を持って治療を受けたいのであれば、病院に行けばいいことですし、
その科学的治療がよほど優れているのであれば、非科学的な東洋医学など相当昔に消えていることでしょう。
僕の見解は、
かかとの痛みで体が何かのバランスを取っていると考えますので、
次は、「じゃかかとの痛みは体のどこのバランスを取ってるの?」
と考えて行くことができます。
これが、
「卵巣や子宮」ということになるのです。
では、かかとが痛くて、「足底筋膜炎かも?」と悩む方の場合、
あしの治療や、インソールなどよりも、整えるべきは?
となることがわかると思います。
考えるのは足の対処法より内臓機能

この場合、考えるべきは、子宮や卵巣、腸がある下腹部の機能向上ということになります。
では、どのようにして、下腹部の機能を高めて行くのか?ということが気になりますよね。
その考え方は大きく2つからなります。
整体で内臓機能を高める

この方法は少し前は特殊でしたが、
現在では多くの著名人も受けるなどして非常に基本的な方法と言えます。
内臓機能は整体で、整えることが可能で、
卵巣、子宮の機能を高めて、生理痛や排卵痛、PMS、更年期症状の改善報告も多数あり、まず子宮、卵巣の状態を高めるきっかけ作りには有効と言えます。
食生活など生活習慣を改める
整体をきっかけに、根本的に内臓機能を高めるために不可欠になるのが、
食生活への意識になります。
食事指導の細かい部分は、かなり個人差があり、
不特定多数の方がみるこのようなブログではお話することができないので、
共通してよくないことをいくつか紹介します。
砂糖を控える

これは非常に重要なことで、
砂糖は体内、特に子宮や卵巣のある下腹部を冷やし、
体を陰性に傾ける性質があります。
砂糖には色々な種類があり、
白砂糖と人工甘味料がもっとも質的には悪いですが、
基本的にどれだけ天然の砂糖であっても同様に下腹部を冷やします。
そのため、子宮、卵巣の調子が上がらず、かかとにも痛みが出ている方は、
砂糖を控えることをオススメします。
冷たい食べ物、飲み物を摂らない

動物は、基本的に常温か、火を通した暖かいものを摂っているように内臓は作られています。
ここ100年くらいで、
冷蔵や冷凍機能が発達し、普通に冷たい飲み物や食べ物が摂れる時代にはなりました。
しかし、それとは引き換えに健康は大きく損なう結果を招いていることはあまり知られていません。
戦前と現代と比べ、
私たちの平均体温は約1℃ほど下がっているというデータもあります。
平熱が35℃台という方も珍しくはなく、
かなり内臓温度が低下していることがわかります。
冷たいものは避けて、食べ物と飲み物の温度に注意することを意識してみてください。
夏以外に夏野菜を摂らない

現代では、野菜や果物の人工栽培技術が進化し、
冬場でも夏野菜が摂れるので、スーパーには旬の野菜とは真逆の野菜も普通に売られています。
これは、実は大きな弊害が潜んでいます。
夏野菜は、夏に摂れる野菜ですから、体温を下げて、暑い夏に適した野菜な訳ですが、
これを冬場に摂るとどうなるでしょうか?
普通に考えて寒い冬に夏野菜を食べれば、体は冷えます。
それだけではなく、冬場にできる夏野菜は夏の太陽の代わりにストーブの熱で育っています。
これでは、トマトではなく、もはや「トマトみたいなトマト」であり、当然中身の栄養素もスカスカのトマトなわけです。
栄養素も乏しい、季節外れの野菜を食べることには大きなリスクもあります。
やっぱり季節ごとの旬の野菜を火を使って食すのが子宮や卵巣の機能が低下している方にはおすすめです。
まとめ

踵の痛み(足底筋膜炎)と子宮、卵巣の関係について説明し、
より根本的な踵の痛みの改善方法についてもお話させていただきました。
いかがでしたでしょうか?
肝心なことは、
踵の痛みだけではなく、体の痛みや症状は、その原因探しをしていてはなかなか解決はできません。
原因ではなく、その目的を考えること。
痛みの意味を考えることが大切ではないでしょうか?
あなたが悩む体の症状にも必ず意味があります。
むしろ、意味を理解せず、症状を消したところで、症状が消えただけであって、
なんの関係にもならず、その対処法はまた別の新たな病気を生むことに繋がるでしょう。
かかとの痛み、足底筋膜炎で悩むあなたは、ぜひ子宮や卵巣機能の調子を整えることを意識してみてください。
このブログがあなたの幸せな人生のヒントになることができれば幸いです。
それでは今日はこの辺で!