おはようございます。
整体庵大空の下大前です。
今日のお話は、
『自律神経の乱れを整える「眼の疲労を軽減する3つの方法」』というお話です。
めまいや、頭痛、胸の痛み、冷や汗、息苦しさ、肩の痛み、足裏の痛みなど、
病院で診てもらっても異常がないと言われる症状で悩んでいませんか?
病院や医師によっては、
自律神経失調症ではないかと心療内科や精神科を勧められるケースもあります。
西洋医学の検査では、
頭痛なら頭、
動悸なら心電図、
と言うように、そのパーツごとに、組織的な異常がないかを調べることを目的にしていますので、
自律神経失調症の場合、
これらの検査で異常が出ることは少ないんですね。
万が一、異常がありますと言われ、治療を行っても、
肝心のあなたが日々悩む身体の自律神経症状は、
解消されないこともあります。
自律神経失調症とは、
医師でも、その実態ははっきりと掴めていないので、
その治療法も、どうしても曖昧になってしまいます。
この、自律神経失調症の大きな原因になっているのが、
今日お話しする「眼」なんです。
眼の疲労を取ることは、
自律神経の乱れを整える上で、とても大切なことなんですね。
「…自律神経と眼!?」
と、思われた方もいますよね。。
ですが、
今からお伝えする3つの方法を一度試してみてください。
僕が実際に、患者さんにお伝えして、
自律神経症状に効果的であることを検証してきた方法ですので、
気分が良くなり、心が落ち着くような感覚があると思います。
それではお話していきましょう。
<今日のお話>
- 自律神経と眼の関係
- 眼が疲れると、疲れるものを観るようになる
- 眼の疲労を取る3つの方法
- ものを観る眼を育てよう
- まとめ
自律神経と眼の関係
自律神経は、
なぜ眼と関係があるのか?
少しだけ、専門的なこともいれながらお話したいと思います。
自律神経の最高司令官は、
脳の奥にある「間脳」という部分にいます。
間脳は、
視床、視床上部、視床下部という3つからなり、
全身のセンサーからの情報を集めて、
体内はもちろん、体外の気温など情報を瞬時にキャッチし、
自律神経を使って、
体内環境を一定に保つよう24時間年中無休で働き続けてくれています。
間脳と眼の関係
眼球で観た情報は、
この間脳を経由して視覚野に伝達されます。
眼はある意味、
脳の一部でもあり、
唯一、体外に露出している脳とも言えます。
つまり、
自律神経の最高司令官である間脳の疲れは、
イコール「眼」の疲れでもあります。
言い換えれば、
眼の疲労を取ることで、
自律神経の中枢である脳の疲労を取ることができるわけなんです。
実際、
眼の疲れを取ると、
自律神経の乱れが整い、
気分が落ち着き、早い心拍が戻ったり、
不安症やパニック現象が落ち着いたりしてくるのはこのためなんですね。
眼が疲れると、疲れるものを観るようになる
眼が疲れてくると、
この疲れをさらに悪化させてしまうような現象が起こります。
例えば、
眼が疲れ、自律神経が乱れがちな時って、
普段なら腹の立たないことにイラっとしてしまったり、
ちょっとした相手の言動が気になったりする。
そんな経験はありませんか?
これにはちゃんとした理屈があるんです。
眼が疲れているときは、
もっと眼が疲れるようなことが観えてしまい、
さらに眼が疲れるという、
悪循環に陥ります。
眼はあなたの心に映ったものしか観えない
都会であれば2000万種類ほどの情報が、一瞬で眼に映ります。
しかし、
人間は、それを全て「観えた」とは認識できません。
「今日、
1日に白色の車を何台みたか覚えていますか?」
と言われても、覚えていませんよね?
でも、あなたの眼には白色の車は写っていたはずなんです。
眼の専門の先生に聞くと、
2000万種類のうちその風景として、
「観えた」と認識できるのは1つか2つくらいだそうです。
では、
私たちの脳は、
2000万以上の情報から、どのように選択して、
ものを観ているのでしょうか?
実際に観えたと認識できる1つか2つの情報は、
あなたの思考によって変化していきます。
例えば、
あなたの心がウキウキと希望に満ちているときは、
眼に映ることも、同じように希望を観ます。
しかし、
あなたの心が疲れているときは、
同じことでも、希望とは観えず、
どうしても、不安や不満など悪いものとして観てしまいます。
例え同じことであっても、
あなたが、
観ているものは、
あなたの心次第で、よく観えたり、悪く観えたりしてしまうんですね。
それが、
眼の面白さでもあり、不思議さです。
2000万分の1で、
あなたの眼に観えたと認識できることは、
あなたの心の状態に大きく左右されている。
ということが言えます。
眼の疲労を取る3つの方法
では、
眼の疲労を取り、自律神経を整える方法をご紹介していきましょう。
今日お伝えする眼の疲労を取る方法は、
- 眼を温める
- 股関節のストレッチ
- 手のマッサージ
この3つです。
一つずつ具体的な方法をお伝えしていきますね。
1、眼を温める
まずは、
もっともシンプルな方法ですが、
一番眼の疲労を取る効果があります。
眼を温める方法は、
タオルを濡らし、固く絞ったら、
電子レンジで30秒〜1分温めます。
(温めすぎの火傷に注意してくださいね)
これを上の写真のように、
眼の上に乗せて、タオルが少し冷んやりするまで、
10分〜20分ほど温めます。
この時に、
ポイントになるのは、
タオルが冷んやりするまで行うということです。
最近は、あずきを使ったアイマスクや、蒸気で暖かいのが持続するものもありますが、
眼を温めるときは、
温度変化のある蒸しタオルがもっとも適しています。
温度変化のない、
市販のものより、効果的なので、お金をかけず蒸しタオルで行ってみてください。
2、股関節のストレッチ
「股関節の股割りをして、
眼とどんな関係があるんだ?」
と思うかもしれませんが、
眼と股関節はかなり深い関係があります。
整体でも、
眼の疲労を取っていくと、ほぼ全ての人が、
股関節が柔らかくなります。
股割りの基本は、
お相撲さんの四股踏みですね。
四股は踏まなくていいですが、
上の写真のように、
股を開いて、重心を下げていきます。
女性の方は、かなり辛いかもしれませんが、
無理ない範囲で行ってみてください。
ゆっくり、痛みがない範囲で行えば、
やりすぎて痛くなることはないので、
1日に2、3回行ってみてください。
3、手のマッサージ
手のマッサージでは、
親指の母指球のあたりをゆっくり揉みほぐしてあげてください。
眼が疲れている人が、
自分の母指球を片方の指で押すと、
とても気持ちよく感じると思います。
もし、パートナーがいればお互いにマッサージし合うのもいいですね。
一人でマッサージするのも面倒だなという方は、
上の写真のように、
お湯に両手を5分ほどつけておくという方法でもいいです。
この時のお湯の温度は、
普段あなたがお風呂に入る時の温度よりも、
2〜3℃高い温度のお湯でやるのがコツです。
ぜひ、行ってみてください。
ものを観る眼を育てよう
僕の尊敬する人の一人に、
お笑い芸人の「千原ジュニアさん」がいます。
ジュニアさんは、
NSCという吉本お笑い芸人養成所の学校ので、
生徒さんからこんな質問を受けたそうです。
『なんで、千原さんの周りではそんなに面白い出来事が起きるんですか?』
その質問に対するジュニアさんの答えはこうです。
『俺も、みんなもただの人間や。
そんなにしょっちゅう面白い出来事は起きひん。
ただ、俺は日常的な普通の出来事の中に、
面白いものはないかを探しているだけや。』
つまり、
面白いものを観るために24時間生きてます。ということです。
だからジュニアさんの眼には、
普通の出来事でも、ちょっと不幸な出来事でも、
面白いことに観えてしまうんでしょうね。
これって、身体の専門家としても、
すごく眼の訓練として理にかなっているんです。
あなたの眼も、
同じ日常の出来事の中に、
不安や不満として観ることもできるし、
希望や幸せを観ることも出来ます。
これは、
日頃少しずつ訓練していくことで、
必ず眼は変わり始めます。
眼が変われば、
脳の思考回路が変化し、
あなたの間脳の働きは、本来のスムーズさが戻り、
自律神経の乱れは解消します。
まずは、目の疲労を上で紹介した3つの方法で回復させて、
日頃から、
楽しいこと、興味のあること、やりたいことを観る眼の訓練を意識してみてくださいね。
進めていくと、その効果に、
驚かれると思います。
まとめ
今日は、
自律神経の乱れを整える、
「眼の疲労の解消する3つの方法」をご紹介しました。
いかがだったでしょうか?
やり方は、
どれも手軽で簡単なので、
自律神経の乱れで悩む方は、ぜひ実践してみてくださいね。
眼の疲労が回復し、
あなたが自分らしく人生を楽しむことができれば、
嬉しく思います。
乱文でわかりにくいことも多いと思いますので、
ぜひ、ご興味ある方は気軽にご質問ください。
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それでは今日はこの辺で!