おはようございます。
整体庵大空の下大前です。
今日は、
『足底筋膜炎の改善に、インソールやオーダーシューズは逆効果になる理由とは?』
というお話をしたいと思います。
足裏の痛みや、モートン病、外反母趾など、
足のトラブルに悩む方は近年とても増えていて、
中には、靴の中敷(インソール)を別売りの高機能なものに変えたり、
自分の足型に合わせて、オーダーメイドでインソールやシューズを作られる方もいると思います。
以前よりも、より手軽に、低価格で買えるようになり、
中には保険適応されるケースもあるので、
インソールや靴を作成することは、今や当たり前の時代になりつつあります。
しかし、
さも、足のトラブルには、当然のように高機能のオーダーインソール、シューズ!
というような流れは、
本当に身体に必要でしょうか?
僕は、逆に、このようなインソールや、オーダシューズは、
結果的には、逆効果になっているように感じています。
今日は、その理由をお話したいと思います。
ぜひ、一意見として、あなたの足の健康にお役立ていただければありがたいです。
ご興味ありましたら、読み進めてみてください。
それではお話していきましょう。
ー今日のお話ー
- あなたの足は本来の機能を発揮していない
- インソールやシューズで足の機能を補った結果…
- 足の機能を取り戻すポイント
- まとめ
あなたの足は本来の機能を発揮していない
僕は、足のトラブルを抱える方に、
オーダーシューズや、高機能インソールをおすすめしていません。
それは、
シンプルに、
「道具に頼る前に、身体本来の機能を見直しませんか?」
という理由からです。
もちろん、インソールや、靴の機能を否定するつもりはなくて、
僕自身も、場合によってインソールを使用する時もあります。
しかし、
自分の身体の機能を損なうような使い方はやはりおすすめできません。
道具は、あれば便利ですが、
こと身体についての道具は、
「使い続けることにより身体機能を低下させる道具」
と、
「使うことで身体機能を引き出す道具」
の2つがあります。
当然、後者の「使うことで身体機能を引き出す道具」が身体にとっていいですよね。
実際に現代人の、都会生活は、
- 歩く距離が少ない
- 凹凸のない道路ばかり
- 靴やインソールの機能が高い
- 移動手段で身体を使わない
などの理由で、
環境が便利なるのに反比例するように、
身体機能は低下しています。
そんな中でも、当然のように高機能なインソールやシューズは、
どんどん開発され進化していて、
このままだと、どんどん身体は低下し続けるでしょう。
その結果、
足底筋膜炎やモートン病、外反母趾などの足のトラブルが増え続けているのではないでしょうか?
僕は、そんな世界に大きな疑問を持っています。
そろそろ、
自分たちの身体機能を見つめ直す時代なのではないでしょうか?
あなたは今、足のトラブルに悩んでいると思います。
ですが、
あなたの足を含めた身体の機能は、その機能のおそらく半分も発揮していないはずです。
あなたが持つ本来の機能の半分しか使わずに、
足のトラブルを抱えているのであれば、
道具に頼る前に、その機能を取り戻すことを優先するべきだと思いませんか?
今日は、ブログでお伝えできる範囲で、
足の機能を取り戻すポイントをお話したいと思います。
インソールやシューズで足の機能を補った結果…
足の機能を取り戻すポイントをお話する前に、
僕が、経験した足の機能に関するお話をさせてください。
僕は、
趣味で登山をしています。
特に上の写真のような北アルプスの険しい山になると、
土ではなく、岩の上を歩き続けるような感じになります。
登山靴や、インソールも現在はとても機能的で、
非常に軽量で強度もあり、歩きやすく作られています。
そんな靴を履いて歩くと、
普段は、岩の上を歩いていないにもかかわらず、
とても歩きやすく快適です。
山には、山小屋など宿泊施設があるのですが、
山小屋の人たちは、ワンシーズンその山で生活をしていて、
さぞ、高機能な道具を身につけていると思い、
その人たちの足元を見ると、
普通のジョギングシューズのような靴を履いています。
また、別のスタッフさんは、
ビーサンです。笑
「え? そんな感じで歩いてるの?」
疑問に思い、声をかけ聞いて見ると、
普通にこのスタイルで、山を歩き回っているとのこと。
僕の足の機能では考えられないことですが、
ワンシーズン、毎年のように山の環境で過ごしていると、
岩肌を歩くことが、決して特別なことではなく、
僕たちでいう、平らなアスファルトの上を歩くのと変わらないようになるのです。
普通に考えれば、僕たち人間も、
大昔はこんな環境で生活していたわけで、
現代人の生活にスタイルになってたった数十年。
機能が衰えた訳ではなく、
機能が一時的に使わなくなっているだけです。
誰でも、山の環境で生活していれば、
この山小屋のスタッフさんのように足の機能を取り戻すことができるのです。
それも、
山に行かなくても、少しの工夫で、同じような環境を作ることは誰しも可能です。
便利な現代社会を手に入れた弊害として、
僕たち人間の身体機能は低下し、
本来あるはずのない、足の痛みなどのトラブルが出ていると考えれば、
痛み止めや、マッサージなどの対処や、
インソールやシューズなどで補強する方法が、
いかに本末転倒であるか、簡単に理解できますよね。
足の機能を取り戻すポイント
ポイント1 昔の履物を履いてみる
足の機能を取り戻すポイントは、
数百年前から履かれている日本人が好んだ履物にヒントがあります。
江戸時代以前の履物は、
基本的に、
平らなわらじ作りで、鼻緒のある履物が主流でした。
この鼻緒のある履物、実はとても合理的で、
身体機能を引き出してくれる履物なのです。
日常的に、このような履物を履いてみることも、
足の機能を引き出すポイントになります。
思い切って履いていただきたいと思います。
ポイント2 凸凹道を歩く
都会では少なくなりましたが、
少ない凸凹道を探して歩いてみることをおすすめします。
そういう道は歩きにくく、
転倒のリスクが常にありますが、
そんな環境だからこそ、身体が本来持つ身体機能を取り戻すことに繋がるのではないでしょうか?
ぜひ近所で探して、できるだけ歩くようにしてみてください。
前述した山登りなどは、足のトラブルを抱える人にはとてもおすすめです。
ポイント3 ヒモトレを使う
僕は、
バランスからだ塾という、体操教室を定期的に行なっているのですが、
その中では、
ヒモトレや、バランスボードなどの道具を通して、
身体機能を向上するきっかけを作るコツをお伝えしています。
ヒモなどは、ただ巻いて生活するだけで、
身体機能が向上し、今までにない身体感覚を養うことができるので、
とてもおすすめです。
ご興味ある方は、
ぜひ一度、ご参加ください。