おはようございます。
整体庵大空の下大前です。
今日は、
『子供の発育・発達障害の本当の原因とは?専門家に頼る前に見直したいこと』
というお話です。
先日、夏休みをいただいて、
標高700mの避暑地に2泊3日でキャンプをしてきました。
息子も1歳5ヶ月を過ぎ、
ほんの数日前から歩く楽しさを覚えたようで…
ヨタヨタ歩きで、楽しそうに歩き回っていました^ ^
そんな姿を見ていて、
子供の成長について、想像が確信に変わったことがたくさんあったので、
備忘録をかねて書き記したいと思います。
現代では、
「子育て」という言葉に違和感を持つ事もなく、
親は悩み、子供はストレスを感じ、
発育障害や、発達障害という「なるべくして起こる現象」を引き起こしています。
世の中では、
子供の発育発達のための様々なプログラムがありますが、
僕は、子供が成長する上で、
特別な教育や、プログラムは必要ないと思っています。
では、
発達障害や、発育障害が出ないように子育てをするにはどうすればいいのか?
その鍵は、
「子供はこう育つべきという事はない」ということなのです。
「そんな事していて子供らしくない」
「そんな事はしてはだめ」
など、〜してはいけない、〜しなさい、という、
「こうあるべき」という親の概念が、
本当はそうではないのに、子供を発達障害と定義づけてしまいます。
そのことを自覚せず、
「うちの子は発育が悪いみたいで…」というのは、
本末転倒なのかもしれません。
その前に、まず自分自身が、自分の観念や、
子育ての常識に囚われていないかを考えることが大切ではないでしょうか?
子供は、親の至らない点を教えてくれる存在です。
育てられるのは、子ではなく、親なのです。
「子供の成長が悪い」のではなく、
「子供の成長を邪魔している」だけかもしれません。
今日は、
そんな子供の発育に関するお話を記して見たいと思います。
ご興味ありましたらお読みください。
<今日のお話>
- 人間の発育を促す必要って?
- 子供は個性を持って発育するように出来ている
- 自分の子供の個性を、病気のせいにする親
- 子供の発育を邪魔しない
- まとめ
子供の発育を促す必要って?
子供の発育を促すための手法は、多々あります。
はじめに断って起きますが、
僕はこれらの手法を否定する気はありません。
僕個人的な考えは、
子供に発育を促すような事は一切しなくていいと考えています。
子供に発育を促す必要が本当にあるのならば、
動物の赤ちゃんや子供は、
どうやって発達するのでしょう?
なぜ、人間だけが、特別な発育プログラムを行う必要があるのでしょうか?
もっと言えば、
子供に発達を促したいという事は、
子供がうまく発育できていないんじゃないか?と観ていたり、
他の子よりも、賢く、運動能力をより発達させたいと思うからです。
もし、そう思うのであれば、
頭の良い子が良い、悪い子はダメ。
とか、
運動が出来る=良い子、苦手な子はダメ。
みたいな、
偏った観方で子供を観ているからかもしれません。
子供の個性を個性と観ず、
単純に社会常識的な観方で、良い子と判断しているのではないでしょうか?
「子供に何をすれば、子の心身が健全に発育するのか?」と考えているのは何故なのか?
ということを考えることが大切ではないでしょうか。
子供は個性を持って発育するように出来ている
私たち人間は、
当たり前すぎて考えた事もないかもしれませんが、
誰に教えてもらったわけでもないけど、
なぜかひとりでに出来ていることが多々あります。
例えば、
あなたが歩くことが出来るとして、
誰かに歩き方を習いました?
あなたが日本語を話すことができるとして、
誰かに日本語を教えてもらいましたか?
日本生まれ、日本育ちの乳幼児で、日本語学校に通う子はいませんよね?
私たちは誰に習ったわけでもないのに、
首が座り、寝返りを覚え、ハイハイを覚えて、やがて歩けるようになり、
自然と言葉を操れるようになります。
人とのコミュニケーションが苦手という悩みを聞く事もありますが、
人間は、一人では生きていけません。
人に対して、優しくしたり、人を愛したり、する心は、
学校で習う必要もなく、自然とそういう心は持って生まれてきます。
私たち人間は、必要なこと全てできるプログラムを持って、さらに個性までも授かってこの世に生まれてくる。
だけど、
発育障害や発達障害という概念が生まれている事も事実です。
それは、
ほとんどの場合、
周囲の大人が、常識の物差しで子供の健全な発育を邪魔している事が多いです。
子育てに便利な道具は多々発売されていますが、
それらを使う事で、
親は楽だけど、子供の発育の邪魔をしている。
ということもあります。
(具体的な商品名は名言を避けます。気になる方は個別にご質問ください)
転けたことのない子供は、
転け方を覚えないまま大きくなります。
最近では、転倒して手を怪我するより、顔を擦りむいたりする事もあるそうです。
それは、転けた経験がないから受け身の取り方を知らないからです。
落ち着きのない子供、
普段よく「○○してはいけない」と普段からしつこく言われている子供です。
してはいけないと言われれば、したくなる欲求を引き出すことを、
親は理解しないといけません。
安心してください。
子供は健全な発育をしています。
そして個性という、素晴らしい要素を併せ持って発育します。
色々な人がいるから、
一つにまとまることができるのです。
もし、全ての人が同じ価値観を持っていれば、
世の中はうまくまとまると思いますか?
みんな違うから、一つになれるんです。
本来学校教育のように、
一つの正しい考えを全員に教えるのはおかしなことです。
色々な人の存在を認めず、
常識という小さい物差しでしか人を計ることしかしないことこそが、
もっとも子供を健全から発育から遠ざけていることに、
そろそろ気付かないといけませんね。
大切なことなので、もう一度。
子供は誰でも健全な発育をするようにプログラムされています。
そのプログラムを邪魔しているのは、親であり、
周囲の大人です。
誰かに、健全な発育を促してほしいと頼む前に、
まずは自身の偏った観方に気付くことが大切ではないでしょうか。
僕自身も、一人の息子の父親です。
息子は、一番みじかな僕の背中を観て色々なことを吸収しているのでしょう。
子供にどう接するかとか、何を教えるかより、
何よりも親である僕自身の生き方そのものしか子供は観ていません。
僕にも、自分の中に偏った観方が色々あります。
それを疑い、見つめなおしていくことで、
どんな背中を見せることが出来るのか。笑
一生修行ですね。
本当に、子供に教えられることばかりです。
自分の問題を、子供の病気のせいにしたがる親
最近、ネットでこんなニュースを見ました。
内容はこうです。
見出し:「病気ではない」と言われ落胆する親がいる?
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我が子が、幼稚園、小学校〜高校に通う両親が、
学校の先生から「落ち着きがない」「すぐに感情的になる」「いうことを聞かない」などを私的され、精神科等を受診し、検査の結果、「異常はない」と言われると、
両親は、「がっかり」することが多いのだとか。
その理由は、病気ではないと言われショックを受ける親が多いとのこと。
ある専門家は、「うちの子供は病気だから、落ち着きがないと内心思いたいご両親が多いのかもしれないですね。」と語っているそうだ。
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いかがでしょう?
厳しい言い方ですが、僕は正直、
自分の子供の個性や、
自分が子供の健全な発育を邪魔してきた結果、
学校の先生から指摘されると、病気のせいにしたくなるのでしょう。
ですが、それは病気ではないし、
薬や学校の指導で治るものではありません。
何より大事なのは、家庭での、
両親がどんな常識のなかで子と接しているのか。
おそらく、こういう親たちは、
そんなことに疑問を持つことも、よほどのことがない限りないでしょうけど。
自分の常識の中で、
何かがうまくいかない時、病気のせいにしたくなる。
それも人間の自然な心の動きです。
だけど、そのさきに、何か得れることがあるでしょうか。
僕には疑問しかありませんね。
子供の発育の邪魔をしない
上の動画は、息子(1歳4ヶ月頃)の岩登り動画です。
以前もブログにアップした動画ですが、
意外と反響があったので。笑
我が家では、可能な限り、
息子のやりたいことを止めないようにしています。
もちろん無視しているわけではなく、意識は常に向けていますけどね。
上の岩のぼり動画も、
僕たちは家族ではいつものことですが、
これを見た人からは、こんなこと絶対させられない!と何人も言われました。
手を動かす事は脳の発育にとても大切です。
なので、ハイハイや、お絵かきなどは、
とても大切なんですね。
でも、
なかなか怪我など色々な理由で子供のやりたいことを止めがちになりますよね。。
先日のキャンプでも、
僕のそばに来ては、炭のコンロを触りたい様子。
僕はあまり何も言わず、見ていると案の定、
コンロを触って熱つくて手を素早く引っ込めてました。
当たり前だけど、
教えてもないのに、熱いと手を引っ込めるんですよ。
でも、その後、「触ったら火傷するからダメだよ」と注意しなくても、
炭のコンロには触ろうとしませんでしたね。
これも、やってみるからわかるわけです。
こんなのを見ていて、
思うのは、僕も、
色々なことを経験して見たり、自分から行動していくことが大切だなーということ。
やっぱり大人になると、知らないことって怖いし、不安だし、わざわざやって嫌な気分にもなりたくないし…
とか色々な理由で、やろうとしませんよね。
行動した先に、色々吸収出来ることや面白いことがあるのに。。
子供に学ばしてもらう事はたくさんあるけど、
子供のやりたい!という好奇心は奪わないようにしたいものですね。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今日は、
子供の発育発達に関する僕なりの考えをお話してみました。
子供は子供らしく。
そんな言葉はあるけど、
子供らしさってなんなのでしょう?
「子供は、こうあるべき」という常識があるから、
いい子悪い子という比較が生まれ、
そこから劣等感が生まれ、病気が生まれる。
ゲームしかしない子も、その力を伸ばしてあげる事で、
将来の道が大きく開くかもしれません。
大人っぽい子がいて、
騒がしい子もいて、
人の言うことを聞く子がいて、聞かない子がいる。
いろんな子供がいるから、
この世界は成り立っている。
子供発育の悩みは必ず、
それを問題にしている両親自身の中に原因があります。
子供をどうするかを考える前に、
まずは自分自身の在り方を見つめ直すことが大切ではないでしょうか?
発育発達の専門家に相談するのは、
それからでも遅くはないでしょう。
以前、
僕の整体院に来ている小学生が、「大人にはなりたくない」と言っていました。
その理由は、
「大人は色々大変そうで、面白くなさそうだから」らしいです。
この子から見て、僕たち大人の背中は輝いて見えないのでしょう。
先日も、8月がもっとも小・中学生、高校生の自殺者が増える時期だと言うニュースを目にしました。
将来を悲観して、自ら命を断つという残念な結果になってしまっています。
本当は大人になればなるほど、人生は面白くなるのに。
子供の健全な発育を邪魔しているのは、大人である私たちの在り方なのです。
そこが変わらない限り、
子供の発育発達はもちろん、いじめや自殺も変わる事はないでしょう。
僕たちの背中は、本来輝いている。
今ある社会の常識を壊し、本来輝く自分自身い立ち返っていくことが、
結果的に子供の健全な発育を促すことにつながります。
そのことを忘れないでくださいね。
乱文で伝わりづらい事もあったかと思います。
もしわからないことがあれば気軽に聞いてくださいね!
ご質問も随時受け付けております。
皆様が日々楽しい日々であることをお祈りしています。
それでは、今日はこの辺で!