おはようございます!
人の可能性を広げる天才整体師 下大前と申します。
今日は外反母趾を矯正し、
痛みや脚の疲労感を軽減するセルフテーピング法をお伝えします。
外反母趾のテーピング法は数多くあるのですが、
僕が考える外反母趾のテーピングで大切な3つのことがあります。
それは、
- 自分一人で巻けること
- 簡単であること
- 根本的に外反母趾を矯正できること
ということです。
世の中にある数多くのテーピング法は、
とても効果的な反面、巻き方が難しくて一人では巻けなかったり、
簡易な方法ではあるものの、しっかり矯正できていなかったりと、
この3つの条件を満たす外反母趾テーピングは実は少ないのです。
今日は、
自分一人でも簡単に巻けて、
かつ効果があり、
しかもその効果が長持ちする外反母趾テーピング法をお伝えしたいと思います。
これは僕自身が今まで数多く外反母趾で悩む人を施術して改善してきた経験から生まれた、
簡単で、劇的な外反母趾矯正効果のあるオリジナルのテーピング法です。
外反母趾で悩む方で、
- 日常生活で歩くと外反母趾が痛い
- 登山などで長距離歩く時にサポートしてほしい
- スポーツの時に痛みが気になる
- 長い時間買い物などで歩くと外反母趾の影響からか足が疲れやすい
- 歩いて帰ってきた時の足の疲労を早めに回復したい
そんな方にぜひおすすめですので、
試してみてくださいね。
それではいきましょう!
ー今日のお話ー
- 外反母趾のメカニズム
- 外反母趾を矯正するテーピング
- 外反母趾テーピングを巻く時の注意点
- まとめ
外反母趾のメカニズム
外反母趾のテーピング方法をご紹介する前に、
外反母趾のメカニズムをわかりやすく解説します。
テーピングはただ巻くのではなく、
外反母趾のメカニズムをひとつひとつ矯正していくようイメージして、
巻くことで、効果が劇的に変わります。
僕たちのようなプロが巻くテーピングと、
一般の方が巻くテープは、同じように巻いても効果が全然違うと言われますが、
同じ巻き方でも、体のメカニズムがイメージできているかどうかで全く変わった効果になります。
なので、ご自身で巻く際にも、今から説明する外反母趾のメカニズムをイメージして巻くようにすることで効果的なテーピングを行うことができます。
外反母趾になっていくメカニズムには、
- 開帳足
- 踵骨の後方移動
という2つのメカニズムがあります。
この2つの外反母趾メカニズムを理解してから実際に巻いてみましょう。
外反母趾の原因1 開帳足とは?
開帳足は上の写真のように、
足の真ん中に5本ある中足骨という骨が広がることを言います。
真ん中の中足骨が開くことによって、
その先にある足の指が内側に変形することでバランスを保ちます。
この結果、
外反母趾=内反小趾という状態になります。
外反母趾のテーピングでは、
単純に親指の外反を矯正するだけではなく、
中足骨の開帳を抑えてあげることが重要になります。
日本人はこの開帳足が多く、横アーチが低下する傾向にあると言われています。
外反母趾の原因2 踵骨の後方移動
2つ目のメカニズムは、
足に体重をかけることで
踵骨の後方に動くのですが、この踵骨の後方移動が大きくなりすぎると、
原因1で述べた開帳足の状態になりやすくなります。
踵骨の後方移動により、内側アーチが下がるので
外反母趾テーピングでは、踵骨の後方移動を抑えて、
内側のアーチを持ち上げることが重要になります。
実は、
一般的に普及しているテーピング法や、
外反母趾矯正グッズは、母趾を矯正することしかなされずに、
踵骨の後方移動はそのままなので、
体重をかけると踵骨が不安定になり後方にずれることにより、
外反母趾になってしまいます。
踵骨を後方移動を抑えることが、効率のいい外反母趾テーピングのポイントです。
外反母趾のメカニズムを頭に入れた上で、
テーピングの巻き方を紹介していきます。
外反母趾を矯正するテーピング
まずは用意するテーピングの種類です。
基本的には、
伸縮性のある50mmのテーピングだけで大丈夫です。
登山などで少し長距離を歩く時は補強するために、
38mmの非伸縮性のホワイトテープを使います。
この2つのテープとハサミがあれば準備OKです。
どちらも一般的な太さのテーピングになりますので、ドラッグストアなどでも購入することができます。
メーカーによって多少強度に差が出ますが、それほどこだわる必要はありません。
外反母趾セルフテーピング工程1 親指に巻くアンカー用のテープを用意する
親指に巻いたテープを止めるためのアンカーテープを用意します。
50mm伸縮テープを15cmほどの長さで切ります。
次にこのテープの真ん中に写真のように切り込みを入れて、
写真のように半分の25mmの太さになるよう割いていきます。
くれぐれもハサミで手を切らないようにゆっくり作業しましょうね。
幅25mm、長さな15cmほどのテープを2本用意して机の端などに貼り付けてアンカーテープは準備OKです。
外反母趾セルフテーピング工程2 母趾の外反と踵骨の後方移動を矯正する
写真のようにテープの端を少し細くするように切り落とします。
これを親指の内側に貼ります。
このテープは皮膚に直に貼ってもいいですが、はじめにアンカーテープを巻いた上に貼ってもOKです。
(僕は親指が分厚くなりすぎるのが嫌いなので皮膚に直接貼っています)
このような感じです。
そして、このテープをアンカーテープで止めます。
アンカーを止めたら親指の外反を内側に矯正するように軽く引っ張りながらテープを踵の方まで伸ばします。
この時のテープの目的は、
母趾の外反を矯正すること
です。
目的を明確にイメージして巻いていきましょう。
そして、テープを切らずに写真のように踵の骨を内側から外側に向かって、
巻き、足裏を通って、土踏まずの内側にテープが来るように巻いていきます。
足裏から見るとこんな感じです。
このテープの目的は、
踵骨の後方移動を制限し、内側アーチを持ち上げることです。
外反母趾セルフテーピング工程3 中足骨の開帳を抑える
内側の土踏まず(内側縦アーチ)を持ち上げたら、
テープは切らずに、外反母趾の原因1でお話した開帳足の矯正を行います。
上の写真で僕が指差している部分に骨の出っ張りがありますこの部分に向けて、テープを巻いていきます。
このテープの目的は、
開帳足の矯正ですが、
あまり強く引っ張りすぎると、体重をかけた時に痛みが出るので、
適度な強さを見つけることが大切になります。
ここで、補強用のホワイトテープを入れたい場合は、
このように割いたホワイトテープをx字に貼ります。
少し母趾を内側に矯正するようテンションをかけて巻いてあげるといいでしょう。
補強したホワイトテープを止めることと、
中足骨の開帳を矯正する目的で、
もう1周巻きます。
ハサミで切って完成です。
自分一人で巻くときはハサミでテープを切るのが難しいのですが、
この外反母趾テーピングはほとんどテープを切らずに巻くことができるので比較的簡単に巻くことができます。
テーピング前と比べて中足骨の会長が抑えられて、母趾が矯正されていることがわかります。
しかも、この巻き方の最大の利点は、
体重を乗せた時に力学的に外反母趾の矯正効果が高まる
ことなんですね。
ほとんどの一般的な外反母趾テープは形上の矯正は出来ているけど、
実際に体重を載せると効果が出ない、というテープが多いのですが、
このテーピングは逆に荷重することで効果を発揮するように設計されています。
外反母趾テーピングを巻く時の注意点
外反母趾を矯正するテーピングを巻く時の注意点を守ることで、
さらに快適なテーピングを行うことができます。
ー外反母趾矯正テーピングの注意点
- テープを強く引っ張りすぎない
- テープにしわは作らない
- 何度か練習して自分なりの適度な巻き加減を見つける
- 剥がすときはお湯で濡らして剥がすと皮膚の負担が少ない
特に、3の練習は重要です。
日頃から色々強さを変えながら巻いてみて、
自分の好みを見つけることが重要です。
プロのスポーツトレーナーでも、初対面の選手に完璧な強度のテーピングを巻くことは難しいと言われているくらい、
テーピングは難しいのですが、自分のあしに巻くのであれば、
何度か試して見ることができます。
その中で、力のかけるポイントを見つけていくことが大切ですので、
大切な本番前にはしっかり練習することをおすすめします。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
少し、わかりにくいところがあったかもしれませんので、
もし巻いてみてわからない時は遠慮なくご相談ください。
また、自分にこの巻き方があっているのかどうかわからない場合も早めにご相談ください。
外反母趾が改善し、
あなたがやりたいことをやりたいようにできる人生になるよう心より願っています。
それでは、今日はこの辺で!