おはようございます。
整体庵大空の下大前です。
今日は、
『不安という感情の正体は希望? ー不安はマイナス思考ではないー』
というお話をしたいと思います。
不安という感情は、人間でなくとも、
動物には皆に存在する感情ではありますが、
近年、不安に苛まれて、不安に大きく左右され起こる様々な症状による「不安障害」で、
悩む方は年々増え続け、
日本人10人に2人は経験すると言われるほど、急増している病とされています。
不安という感情の正体に触れるほどに、
不安に対するネガティブな思考は崩れ、
不安こそが希望であることに気づくことができるはずです。
不安という感情が、不安障害を引き起こす原因のように考えられていますが、
僕自身はそうではないと考えています。
不安という感情をネガティブに捉える心が、不安障害を引き起こすのではないでしょうか?
今日は、
僕が想う、不安について考えることをお話してみたいと思います。
もし、
あなたが今、不安障害や、パニック障害で悩んでいて、
深い苦しみを感じているのであれば、
一度読んでみてください。
それではお話していきましょう。
ー今日のお話ー
- 不安は本当にマイナス思考なのか?
- 不安を感じるということは…
- 不安と自己否定
- 不安は希望?
- まとめ
不安は本当にマイナス思考なのか?
「不安」「恐怖」はマイナスな思考である。
と考える方は多いと思います。
喜怒哀楽の感情のうち、
喜と楽はプラスの感情で、
怒と哀はマイナスの思考。
というのが、世間一般が常識です。
そして、マイナス思考はよくないから、
プラス思考に変えていこうという多くのセミナーや、
書籍がみられます。
しかし、
ここにまず疑問を感じているのは僕だけでしょうか?
不安とは、本当にマイナスでよくない感情なのでしょうか?
不安を感じることができない動物や、人間は、
とうの昔に、絶滅していたはずです。
今私たちの身の回りにある道具も、「不安」という感情から生み出されたものが多くあるのではないでしょうか?
例えば、冷蔵庫。
これは、食べ物がなかった時代に、少しでも食物を保存しようと発想して、
できたものですよね。
冷蔵庫は、飢えに対する不安から生まれた道具です。
エアコンや、冷暖房設備なども、
暑さや、寒さに対する不安に対処するために生まれた道具です。
このように不安という感情は、人間には、
必ず存在しています。
しかし、僕は、
不安は人間に必要な感情だから、プラスに考えましょう。
と言いたいのではありません。
そもそも、人の思考に、プラスもマイナスなんてないし、
そこに優越をつけれるものではないのです。
不安を感じ、神経質な人がいるということは、
無鉄砲で、鈍感な人がいます。
もし、世界中の人が皆鈍感な人間しかいないとなれば、
その世界には、鈍感な人は存在しなくなります。
なぜなら、全員が鈍感なら、もはや鈍感などと感じないからです。
神経質で、不安な人がいるから、
鈍感な人が存在できるのです。その逆も然りです。
つまり、
不安を感じやすい人も、鈍感な人も両方存在してくれるから、世界が成り立つのではないでしょうか。
どちらが、いいも悪いもない世界なのです。
不安を感じるということは…
不安は、
その大抵ができること、できそうなことに対して感じます。
あなたが少し足の筋力が衰えてきたことに対して不安を感じていたとして、
新幹線に乗って、長い距離を歩くような旅行には不安を感じるかもしれません。
しかし、
フルマラソンを走ろうとすることには不安を感じることはありません。
それは、そもそも、
フルマラソンなんて、走れるとも、走ろうとも思っていないからです。
新幹線旅行のようにできそうなことに対して感じるのが、
不安なのです。
であれば、
あなたが不安を感じるということは、その裏側に
不安を感じることに対して「できるかもしれない」という希望が、
あるからではないでしょうか?
僕にも、いくつかの不安を感じることがあります。
しかし、
僕はその不安に感じている自分に、希望を感じている自分がいることを
感じています。
こういう話をすると、
「では、不安をプラスに捉えなさいということですか?」
と質問されますが、それとは全く違う世界です。
不安をプラスに捉えようとすることは、
その前提に、不安をマイナスに捉えているからです。
その考えがある限りは、どれだけプラスに捉えようとしても、
不安=マイナスであることは変わりません。
僕は話をしているのは、
不安をプラスに捉えようとすることではなく、
その裏側には、自分の希望や可能性があることに気づいて欲しいのです。
そうすれば、
不安を感じることにワクワクしてくるかもしれませんね。
「生活に不安があるから働いている。」
という人が世の中大半ではないでしょうか。
しかし、
もしかしたら、
「生活に希望があるから、働く」
と言える時代だと僕は思います。
不安と自己否定
僕は、
この世の中に、病気というものは存在していないと考えています。
しかし、
病気という考え、思考は存在しています。
この考えには多少異論のある人もいると思いますが…
あくまで僕個人の考え方をお話しているので、
主義主張の自由をお許しください。
不安や怒りを、マイナスと捉えることは、
自分自身が不安を感じることをダメなことだと考えていますよね?
もしくは、不安で神経質な自分がいやになっていませんか?
それは、「自己否定」していることになります。
不安を感じる自分をマイナスに捉えることは、
不安を感じる自分を否定していることですよね?
それを無理やり、プラスに捉えようとすることもまた自己否定になってしまいます。
自己を否定していると、
色々な病気と言われる現象が身体に起き続けます。
自己否定が、本来ない病気を引き起こすことになるのです。
あなたは、
食生活が病気の原因と考えているかもしれません。
しかし、
食生活にとても敏感で、食材、製法、産地、調味料、調理法まで、
こだわって食べていても、病気になる人がいる反面、
食事になんの気も使っていないのに、
病気知らずな人もいることに気付いていませんか?
本当に食事内容だけが病気の原因になり得るのであれば、
食事にさえ気をつけていれば、
病気になどならないはずです。
しかし、現実はそうではありませんね。
それは、
いくら素材や産地や製法にこだわっていても、
「身体に悪いものを食べていると自分は病気になる」
という自己否定の考えが、根底にあるからです。
その考えを前提にしていれば、
当然、何を食べていても病気というありもしない現象に見舞われてしまいます。
ある意味それが、食生活の奥深さなのかもしれません。
不安は希望?
不安を感じること。
それは、人間としてごく普通のことです。
そこに、
マイナスやプラスはないのです。
ましてや、
不安を感じている自分を嫌悪し、自己否定することになんの意味があるのでしょうか?
不安を感じている自分を否定するということは、
不安感情をマイナスだと捉えているからではないでしょうか?
不安を感じる自分を否定する必要はどこにあるのでしょう?
不安は、希望の裏返しです。
不安を感じる事柄にワクワクを感じている自分がいることを忘れてはいけません。
これは、
「そんなことはない。」と思われるかもしれません。
しかし、
あなたが違うと思っても、あなたの不安の裏側には、
希望が存在しています。
それでも、不安に苛まれて生きる人生も悪くはありません。
不安の裏側に希望を感じることもできます。
どちらを選んでも、正解です。
あなたがどう生きたいか。それだけが大切なのです。
人生は、必ず思った通りにことが進みます。
それだけは間違いないことだと、僕は思います。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今日は、不安の僕なりの考えをお話してみました。
おそらく、
不安障害に対してこんなことを言っている整体師はかなり少ないでしょう。
ですが、
あなたが知っている身体の常識、世間が信じている身体の常識は、
ごく一部でしかなく、正解かどうかもはっきりわかりません。
その中で、何を信じて、
何を実践するかは、あなたが選ぶことができます。
ぜひ、このブログを参考に、日々の生活を見直して見てください。
また、わからないことがあればどんどん質問してくださいね。
それでは今日はこの辺で!