おはようございます。
整体庵大空の下大前です。
今日は、
『安静にしても治らない「腱鞘炎」を改善する指の使い方』
という話をお伝えしたいと思います。
腱鞘炎は、
産後の育児や、仕事で手を使いすぎたり、何もしてないのに突然発生したりする上に、
病院で治療を受けても、安静にしにくい手の腱鞘炎は、
なかなか改善しにくく、生活に支障が出ます。
この記事を読んでいるあなたも、腱鞘炎で悩んでいることと思います。
しかし、
育児や仕事など、あなたと同じ生活習慣を送っているにも関わらず、
腱鞘炎とは無縁の人もいませんか?
その人たちと、あなたの差は一体どこにあるのでしょうか?
その差の一つが、今日お話する、
「指の使い方」です。
指の使い方には、
専門的にはいくつかのパターンがありますが、
大きく2つに分けて考えることができます。
それは、「親指側メイン」か「小指側メイン」かの2つです。
この2つをチェックして、
動きを改善するだけでも、手首の腱鞘炎は改善されることが多いので、
今日は、指の使い方のチェック法、改善法をご紹介したいと思います。
ぜひ、腱鞘炎で悩む方は、
記事を読みながら実践してみてくださいね。
それではお話していきましょう。
![腰帯ファッション](https://daikuu3.com/wp-content/uploads/2017/11/IMGP02251-640x426.jpg)
指の使い方をチェックする方法
では、最初に、
あなたの指の使い方をチェックしてみましょう。
チェックの方法は至って簡単です。
下の画像のように、
2つの方法でボールペンを握ります。
この時どちらが握りやすいかで指の使い方をチェックします。
指の使い方チェック1 中指〜親指で握る
![腱鞘炎なりやすい中指親指1](https://daikuu3.com/wp-content/uploads/2017/12/IMG_0244-640x853.jpg)
![腱鞘炎なりやすい中指親指2](https://daikuu3.com/wp-content/uploads/2017/12/IMG_0248-640x853.jpg)
チェック1は、上の画像のように、
中指〜親指の3本でボールペンを握ります。
出来るだけ力を入れて握ってみてください。
この時の握りやすさを覚えておいてくださいね。
(手首に痛みが出る人は、痛みがない範囲で握ってください)
指の使い方チェック1 中指〜小指で握る
![腱鞘炎にならない小指の使い方](https://daikuu3.com/wp-content/uploads/2017/12/IMG_0249-640x853.jpg)
![腱鞘炎にならない小指の使い方2](https://daikuu3.com/wp-content/uploads/2017/12/IMG_0250-640x853.jpg)
チェック2は、中指〜小指で握ります。
痛みがない範囲で強く握ってみてください。
チェック1(中指〜親指)と比べて、
どちらが握りやすかったでしょうか?
チェック2の方が、手の使い方として無駄がなく、
正しい使い方です。
チェック1(中指〜親指)の方が握りやすいという方は、
指の使い方から、手首をはじめ、身体の色々な部分に、
余計なストレスを作り、腱鞘炎やばね指になりやすいです。
チェック1(中指〜親指)の方は、
このブログで腱鞘炎が劇的に改善する可能性が高いので、
この次にある、「指の使い方の改善方法」をぜひ実践してみてください。
指の使い方の改善方法
指の使い方の改善には、特別なことを行う必要はありません。
日常の中で、指の使い方を意識することが一番簡単で効果が高い方法です。
例えば、下の画像のように、
カバンや荷物を持つ時、中指〜小指に意識を向けてみることです。
中指〜親指で握るー腱鞘炎になりやすい
![腱鞘炎になりやすいカバンの持ち方](https://daikuu3.com/wp-content/uploads/2017/12/IMG_0251-640x853.jpg)
中指〜小指で握るー腱鞘炎になりにくい
![腱鞘炎になりにくいカバンの持ち方](https://daikuu3.com/wp-content/uploads/2017/12/IMG_0252-640x853.jpg)
こうすることで、指に正しい動きを覚えさせていきます。
他にも、パソコンを使う時などにも応用可能です。
![腱鞘炎になりやすい人のパソコン操作](https://daikuu3.com/wp-content/uploads/2017/12/IMG_0253-640x480.jpg)
![腱鞘炎になりにくい人のパソコン操作](https://daikuu3.com/wp-content/uploads/2017/12/IMG_0254-640x480.jpg)
親指側を使うと、
自然と脇が開いて、肩甲骨の位置が悪くなり、手首に過剰な負担がかかるだけでなく、
肩こりなどの原因にもなりやすいです。
小指側を使ってパソコン操作を行うと、指を始め身体の使い方が正しく機能することに繋がります。
ただし、日常で意識する際には、一つだけコツがあります。
それは、小指側を使おうするあまり、そこに大きな力を入れてしまいやすくなりますが、
これは逆効果になります。
荷物をもったり、パソコンを使う時にも、
小指、薬指に力を入れるというより、
小指、薬指が当たっている感覚を大切にすることがコツです。
感覚や意識が小指側にあるだけで、
身体は十分に反応し始めます。
小指側に力を入れることは過剰な反応を起こしやすく、
かえって逆効果になりますので、注意してくださいね。
そっと小指と薬指を添えてあげるくらいがちょうどいいでしょう。
無理な指の使い方が腱鞘炎の原因に
ここまでお話してきたように、
手の指は、小指〜中指を中心に使う方が正しい使い方であり、
動きにスムーズさが出ます。
この使い方であれば、
手首にかかる負担はごくわずかですが、
反対に親指側を使うと、手首にかかる負担は大きく増え、
腱鞘炎の原因になります。
これが、
同じ動作を繰り返す人でも、
腱鞘炎になる人、ならない人がいる理由です。
小指側をうまく使えない人は、
日々の中で少し意識を向けてあげてくださいね。
![腱鞘炎を解消するポイントは小指](https://daikuu3.com/wp-content/uploads/2015/08/IMGP1303-640x426.jpg)
指の使い方が引き起こす身体のトラブル
![親指を使いすぎることによる影響](https://daikuu3.com/wp-content/uploads/2017/08/82335065e412bbae956d48912325efd3-640x739.png)
中指〜小指をうまく使えないことは、
腱鞘炎だけでなく、
全身に影響を及ぼします。
上の画像の「赤い線」で示しているのが、
親指からの筋連鎖です。
親指側をメインに使うと、
肘の痛み、肩の痛み、肩こり、
呼吸器の異常、胃腸のトラブルなどにまで影響を及ぼします。
腱鞘炎に悩む方に、
呼吸器が弱い方が多くいらっしゃいます。
(喉が弱い、咳が出るなど)
あなたはいかがでしょうか?
指の使い方一つで、
呼吸器を含む内臓にまで影響があります。
逆に言えば、
指の使い方を、少し意識すれば、
腱鞘炎以外にも、肩こりや呼吸器の調子を整える効果がある
とも言えます。
日々何気なく使う指ですが、
少し意識を向けるきっかけになって頂ければ幸いです。
まとめ
![足の機能の大切さ](https://daikuu3.com/wp-content/uploads/2017/05/IMGP0174-640x426.jpg)
いかがでしたか?
今日は、指の使い方のチェック方法と、
指の使い方で腱鞘炎を改善する方法をお伝えしました。
腱鞘炎は痛みも辛く、
日常に大きな支障がでます。
ですが、そんな辛い腱鞘炎だからこそ、
単に痛みを解消するだけでなく、
日頃の指の使い方に目を向け、改善することで、
腱鞘炎以外の身体の不調や、より動きやすい身体に進化するきっかけにしてほしいと思います。
そうなれば、腱鞘炎になったことにも、
意味が出てくるのではないでしょうか?
腱鞘炎でお悩みの方は、
ぜひ今日お伝えしたことを一度試してみてください。
もし効果が感じられた方は、
お近くの腱鞘炎で悩んでいるご友人や、ご家族に方法を教えてあげてください。
きっと喜んでいただけると思います。
質問がありましたら整体庵大空までご連絡くださいね。
それでは、今日はこの辺で!