おはようございます。
整体庵大空の下大前です。
今日は、
『アトピー性皮膚炎の身体は、こんなにもすばらしい身体だった 〜アトピーは病気ではない〜』
というお話です。
アトピー性皮膚炎という現象は、
現代医学では、まだ全容が解明されておらず、
明確な治療法はなく、ステロイドなどの塗り薬や飲み薬でアトピー症状を抑える、
「対症療法」しか方法がありません。
そのような対症療法では、
アトピーを含めた、アレルギー疾患は年々増え続けていることも当然なのかもしれません。
では、アトピー性皮膚炎とは、一体どのような現象なのでしょうか?
アトピーは、「皮膚の病気」と思われていますが、
そうではないと僕は思います。
むしろ、
アトピーを病気と思う心こそ病気ではないでしょうか?
アトピーを病気と考えて、
アトピー症状を取り去ろうと、
薬や、食事や、洗剤や、水など色々なことを努力しても、
アトピーを病気と捉えている限りは、
症状が悪化し続けることが多いのは、
このためだと僕は思います。
確実に言えることは、
アトピー性皮膚炎という現象は、
体の機能が正常に働いた結果であるということです。
その正常な機能を、薬などで抑えようとする思考や、行為こそ異常ではないか?
それに気づいた時、
アトピー性皮膚炎は解消に向かうのかもしれません。
今日は、
その理由を、少しお話したいと思います。
ご興味ありましたら、このままお読みください。
ー今日のお話ー
- アトピー性皮膚炎は身体の排毒力
- 人の評価で生きていませんか?
- アトピーだから気付けること
- まとめ
アトピー性皮膚炎は身体の排毒力
人の身体は、
日々排毒する必要があります。
一体何を排毒しているのか?
例えば、
- 食事で摂取した、食品添加物や重金属などの物質
- 水道水に含まれる有害物質
- 細胞の代謝で発生する水や、アンモニアなどの有害物質
- 思考から生まれる不安や怒りなどの感情
- 自分の思いとは真逆の思考や行動から生まれるストレス
- 自己を否定するような感情や思考
などがあります。
不必要なものを皮膚から排毒した結果がアトピー性皮膚炎という症状なのです。
多分、症状と聞くと、連想してイメージされることは、
「悪いもの」「抑えるもの」「消さなければいけないもの」
などが思い浮かぶと思いますが、
症状とは、
身体からいらないものを排毒した結果であり、排毒現象そのものです。
身体に不要な物質や、自己否定する感情があった時に、
それを排毒できる身体は、本当に異常な身体でしょうか?
むしろ、排毒できる身体は、身体の機能が正しく働いている身体ではないでしょうか?
アトピー症状を出す身体は、身体が持つ排毒機能が、正しく機能している身体なのです。
現代は、本当に排毒するべきことが多い時代になりました。
食事に含まれる、化学物質も100年前と比べてとても多く、
特に、コンビニや外食産業には、食品添加物が盛りだくさんです。
また、ありもしない「こうあるべき」という色々な常識で固められ、
個性が個性として認められず、
自己を否定しながら、理想像を追いかけ、
その結果とんでもない大きなストレスを抱えています。
これは、個人の問題ではなく、両親や学校、社会全体の影響が大きいです。
資本主義社会の弊害なのかもしれません。
アトピーは、
かなり以前からあった症状ではありますが、
これほどまで広がったのは、現代以外にありません。
また、アトピーは野生動物にはない現象だそうです。
しかし、
ペットとして飼われている犬にはおよそ1割にアトピーが発生するそうです。
人は、現代では5人に1人の割合、
ペットの犬には10頭に1頭の割合、
野生動物には、ほぼない。
このことから、
いかに人間社会が、本来の動物の姿からかけ離れているかがわかると思います。
アトピーは自己否定から始まる
アトピー現象は、
「自己否定」という感情からくる現象なのですが、
ちょっと意味がわかりにくいので、もう少しお話したいと思います。
痒くて皮膚を掻きむしる行為には、
本人が気づいているかどうかは別として、
自己否定の感情が存在することが多くあります。
と言っても、よくわからないので、
僕が今までに見てきたアトピー性皮膚炎の方や、そのお母さんと話す中で、
見え隠れしていた自己否定の感情を、少しだけ紹介してみたいと思います。
社会人になり、アトピーが悪化したHさん
社会人3年目のHさん。
昔から軽いアトピーだったけど、入社後から少しづつアトピー症状が悪化してきました。
お話を聞くと、
会社で後輩ができて、その後輩と気が合わない。
先輩からも、それまで褒められていたことが、
当たり前になり、後輩の指導のことの話が多く、ストレスが強くなっていたとのことでした。
このHさんの感情に潜む、自己否定は、
先輩など、周りに認められたい、賞賛されたいという感情があります。
それのどこが、自己否定なの?と思われるかもしれません。
しかし、
「人から認められたい」ということは、
自分で自分を認められないからこその感情なのです。
自分では、自分が好きにはなれないから、
人から認められたいわけです。
このままの思考だと、社会経験を積むにつれて、
今まで褒められていたことが褒められなくなり、
大抵の仕事ができて当たり前になりますよね。
そのこと自体に、大きなストレスを感じやすくなります。
その結果、
自己否定感情がずっっと高まり続けて、
アトピー症状が悪化してきたのです。
自己否定の感情に気づいたHさんは、
少しずつ、気持ちを整理し、アトピー症状は落ち着いていきました。
生後6ヶ月の赤ちゃんのアトピー
生後すぐの赤ちゃんの自己否定ってなに?
と思われるかもしれませんが、
これは、両親の影響が強くでます。
特に接する時間の長いであろうお母さんの思考が影響することが多く、
お母さん自身が、
「育児はこうあるべき」→自分の育て方に自信がない
「いい母親にならなくていけない」→自分は悪い親だ
「子供のために、◯◯しなくちゃ」→常に頑張っていないと不安
「アトピーを見るとかわいそうに思う」→子供が可愛く思えない時がある→そんな自分がいや
というような感情になっていないでしょうか?
小児アトピーで悩むお母さんによく伝えている5つのことがあります。
それは、
- そんなに頑張らなくていいこと
- 世の中にいい母親なんていなくて、子供にとってお母さんはみんないい母親だということ
- 子育てではなく、子育ち。だからあれこれと頑張らなくてもすくすく育つこと
- アトピー症状を出せる身体はとても正常な身体、痒ければ好きなだけ掻かせてあげればいいこと
- お母さん自身がしっかり食べて、よく寝ること
他のお母さんや、育児本などの理想のお母さんと比べることなく、
お母さん自身のできる範囲で、子供と接してあげることが大切ではないでしょうか?
お母さんにもしんどい時や眠い時はあります。
無理をせず、背伸びせず、過ごしてあげてください。
人の評価で生きていませんか?
先生の言うことを聞く子が優秀な子とされる学校教育。
優等生という大人からみた基準のレッテル。
社会人としてこうあるべきという常識。
いい母親像、いい父親像という誰が決めたかもわからない偶像。
人に評価されることだけがいいとする社会。
それを作る社会全体の一般常識。
それらが、全て悪いとは思いません。
しかし、
あまりにも、その常識が一人歩きしすぎて、
まるで、自己主張せず、人から認められるためだけに生きているような社会になってしまっていないでしょうか?
自分が何をしたいか?よりも、
他の人や理想と比べて、一喜一憂し、自己否定を続けた結果が、
アトピー性皮膚炎ではないでしょうか?
今あなたがやっていること。
考えていること。
それは、
あなたが心からやりたいと情熱を傾けてきたことでしょうか?
それとも、
義務感や、責任感、人からの承認欲求を満たすためでしょうか?
自分の本心を否定し、逆の行動をし続けているうちに、
一体、自分は何がしたかったのかよくわからなくなる人もいるでしょう。
その不自然さこそが、
人間社会にアトピーが年々増えている理由ではないかと僕は考えてしまいます。
そろそろ、人の人生を生きる時代は終わりにしませんか?
アトピーだから気付けることがある
ここまで、読み進めていただければ、
アトピー性皮膚炎という病が、
そもそも存在しない病であることはおわかりいただけたのではないでしょうか。
でも、決してあなたがアトピーで悩むことが無駄であるとは、
かけらも思いません。
なぜなら、
アトピー性皮膚炎で悩むからこそ、
気付けることがたくさんあるからです。
食生活でも、
不自然な化学物質はやめて、より自然に立ち返るきっかけになるはずです。
そして、その方が健康にいいという理由ではなく、
シンプルに、化学物質よりも、
天然の食材や調味料の方が美味しいということに気付ける、
敏感な感覚をアトピーの方は持っています。
洗剤や、水も同じです。
身体欲しているものをアトピーを通して、知ることができるからです。
何を食べても、なんの症状も出ない人を羨ましいという人もいますが、
僕は逆だと思います。
何を食べても、何も感じない人は、鈍感な身体であり、
それを続けていくことが、いかに将来不自然な結果を産むか、想像を絶するからです。
アトピーや、アレルギーを持つあなたは、
病気がちな身体ではなく、
それだけ敏感で、排毒力に優れた身体を持っているのです。
決してアトピーを持つ自分の身体を病人扱いしないでくださいね。
病人扱いするほどに、自己否定感情が大きくなり、
どんどん病人になっていきます。
このことに気づくと、世の中にある病は、
もしかすると、病ではなく、
病であるという心が存在しているだけなのかもしれないことが、
想像できませんか?
今、あなたがアトピー性皮膚炎で悩んでいても、
大丈夫です。
そこから、得たものは、
今後の人生をどんどん豊かにしてくれることは間違いないからです。
アトピーを通して、
自分自身の思考や、行動を振り返り、整理することや、
世の中の常識的なことに『疑問』を投げかけてみること。
それこそが、成長なのではないでしょうか?
そうすれば、決してアトピー性皮膚炎であることが、マイナスなことではないことが腑に落ちるはずです。
1人で、難しければ、
信頼できる人と話しながらでもいいです。
一度、自分や世の中と向き合うことを大切にしてみてはいかがでしょうか?
まとめ
いかがだったでしょうか?
今日は、アトピー性皮膚炎で悩む方に、
アトピーを持つ身体がいかに優れた敏感な身体であるかをお伝えてきました。
中には、語弊のある言葉もあったかもしれません。
ですが、
僕たちが普段前提にしている、「常識」を疑い、考えることで、
見えてくるものもあるのではないでしょうか?
僕は、自分の考えを肯定する気もないし、
他の医療を否定する気もありません。
あなたにとって、何が良いかを決めれるのは、あなた自身です。
全ての情報を鵜呑みにせず、
自分の価値観で、決めることが大切です。
アトピー性皮膚炎の色々な常識や、前提を疑ってみてみてください。
そして、
社会の常識を疑って見て欲しいのです。
そうすることで、
あなたの世界はどんどん拡がり、可能性が拡がると思います。
アトピー性皮膚炎は、
そのきっかけではないでしょうか?
また、わからないことがあればどんどん質問してくださいね。
それでは今日はこの辺で!