おはようございます。
整体庵大空という小さな民家で整体をしている下大前です。
今日は、
「アトピー性皮膚炎」はなぜ整体で改善するのか?〜アトピー改善整体の中身〜
という内容のお話です。
最近、
ステロイド治療の有害性が、
昔よりも一般的に話題になってきたこともあり、
ステロイドを使わないアトピー治療を探している方も
多くいらっしゃいます。
でも、アトピー性皮膚炎の治療は、
当然ながら皮膚科で治療を受けることが一般常識で、
ましてや、整体や鍼灸でアトピーが改善できるの?
と疑問しかないことと思います。
結論的には、整体と、日常生活習慣の見直しを行うことで、
アトピーは改善していくケースがほとんどで、
今まで、アトピーの改善に至らなかったケースは、
日常生活習慣の改善が辛くドロップアウトしてしまった方のみです。
「じゃあ、実際にどんな整体と、生活習慣の改善を行うの?」
その中身について、お話をしたいと思います。
そして、皮膚科での治療と比較することで、
整体でアトピー性皮膚炎を改善する方法のメリット、
デメリットが見えてくると思います。
ぜひ、今アトピーで悩み、
様々な治療法を模索しているあなたに
参考にしていただきたいと思います。
それではお話していきましょう。
皮膚科と整体のアトピー治療の考え方
まず、
もっとも疑問に思われる内容として、
「整体では、どんな考えでアトピーを改善するのか?」
ということだと思います。
アトピー治療の、皮膚科、整体それぞれの考え方を比較しながら見てみましょう。
アトピー治療の考え方は、
私のような整体での考え方と、皮膚科の考え方では、
大きな違いがあります。
もっとも違うのは、
アトピー症状を悪いものと考えるか、良いもの考えるか
の違いです。
アトピーで悩む方にとって、「とにかくこのアトピー症状を消したい」
と思われるのは当然ですよね。
ですが、そもそもアトピーという症状が
なぜあなたの体に現れているのかを考えみてほしんです。
アトピー症状は、体内に溜まる不要な物質、
マイナスな感情を体外へ出して、
体をリセットしようとする現象です。
これを、「排毒」と言います。
アトピーが排毒現象であるとすれば、
排毒を止めてしまう皮膚科での治療は、
症状は軽減したとしても、
完治に至らないのはこのためです。
一昔前はステロイドという強い薬で、
アトピー症状を改善するという治療法が、
皮膚科での一般的な治療方法でしたが、
現在では、ステロイド否定論が高まっていることもあり、
皮膚科でも非ステロイド系の薬を
処方することを唄うクリニックも増えてきました。
ですが、ステロイドを使うかどうかは別として、
根本的な治療の発想が、
「症状を消す」(排毒を止める)ということには変わりはありません。
アトピーを根本的に改善するには、
「アトピー症状(排毒)は悪いものではない」
という発想の転換が、何より必要になるのです。
整体でのアトピー改善
整体では、
体の排毒機能を高めることを目的に施術を行います。
体の排毒機能には、主に
- 肝臓による解毒
- 腎臓の排毒
- 呼吸器の排毒
- 皮膚からの排毒
の4つがあります。
排毒するためには、まず解毒が必要になりますね。
体内で唯一解毒機能を持っているのが、「肝臓」という臓器です。
肝臓は非常に重要な臓器で、
体内の酸素を肝臓だけで50%も必要とするほど、大きな働きをしています。
体内での解毒とは、
食べ物からの不要物質(アルコール、食品添加物、脂溶性毒、砂糖、汚染物質など)を解毒したり、
東洋医学的には怒り、イライラなどの感情を解毒する働きもあります。
肝臓での解毒処理の後、腎臓、呼吸器、皮膚から排毒されていきます。
排毒は、腎臓、呼吸器、皮膚を通じて、
それぞれ、尿、呼気、汗や皮膚症状として体外へ出します。
この時、腎臓機能や呼吸器機能が低下していると、
皮膚からの排毒に過剰な負担がかかり、
皮膚の炎症を起こしてしまいます。
アトピー症状で悩む方で、同時に喉など呼吸器の調子を崩しやすい方が多いのはこのためなんですね。
整体では、主に、内臓の解毒と排毒を行なっている内臓機能を高めて、
排毒を促進します。
そして、アトピー症状を根本的に改善するには、
排毒機能を促進することに加えて、
皮膚のバリア機能を高めるために洗いすぎず、保湿しないこと、
そして、排毒しなくてもいいように食べるものを選ぶことが大切になります。
アトピーを治すために改善するべき
日常生活の習慣
アトピーを改善するために必要なことは、
スキンケアと入浴の方法です。
まず入浴ですが、ポイントは、
- 体を洗いすぎない
- 洗剤は無添加のものを使う
- 保湿をしない
ことが大切です。
●皮膚バリア
体の汚れは、お湯で流すだけで、7割〜8割は落とすことができます。
本来は、これで十分で、これ以上落とすと、
皮膚をバリアするための皮脂まで落ちてしまい、
皮膚トラブルが起きやすくなります。
●石油系シャンプーやボディソープに注意
また、市販されているほぼ全てのシャンプーやボディソープは、
皮脂まで落としてしまい、
なおかつ、石油系の毒素を含んでいるため、アトピーはもちろん様々な、
体のトラブルを引き起こす原因になります。
これを「経皮毒」といい、
シャンプーやボディーソープなどの、石油系洗剤から体内に吸収されます。
これは非常に有害物質なのですが、
どこの家庭でも普通に使われています。
お湯で流すだけで十分ですが、どうしても気になるのであれば、
このような洗剤を、無添加のものに改めることがおすすめです。
それでも、体を洗うのは、
2〜3日に1度軽く洗う程度で十分で、
この方が、皮膚はもちろん、髪ツヤもよくなりやすいです。
●体本来の保湿機能を
加えて、保湿をしないことが大切です。
保湿機能は本来、体に備わっている機能で、
体外から保湿を補うことで、体本来の保湿機能が低下して、
皮膚のバリア機能が低下するからです。
洗いすぎず、保湿しないこと。
これがアトピーを改善するためのコツと言えます。
アトピーを治すために改善するべき
食生活の習慣
整体により、排毒を促進するとともに、
そもそも排毒する必要のないものを食べることも、とても大切なことです。
しかし、
食生活の改善は、個人個人によって大きく指導内容が異なるので、
一概にブログで「これがいい」とは書けないのですが、
基本的なこととして、
- 砂糖は食べない
- 動物性タンパク質、油を控える
- 良質な塩分をしっかり摂る
- 旬の野菜、きのこ類をたくさん食べる
- ご飯を中心にする
- 食品添加物を極力避ける
などがあります。
細い内容は、個人差がありますが、大まかなにはおおよそこのような内容になります。
特に、砂糖は要注意です。
砂糖の摂取は、皮膚の「糖化現象」という、
アトピーを非常に引き起こしやすくなる状態を招きます。
それ以外にも砂糖が体に及ぼす悪影響は多数あり、
強い中毒性があることから「食べる麻薬」と言われているほどです。
一般的には、黒砂糖やてんさい糖は、ミネラルがあり体にいいとされていますが、
これも基本的に中毒性があることに変わりませんので、
控える方が、アトピーは改善しやすいでしょう。
今まで慣れ親しんだ食生活を改善するのは、
なかなか難しいかもしれませんが、
根本的にアトピーを改善するには、とても重要なことです。
ほとんどの皮膚科ではこのような指導をするところはありません。
あなたの体は、あなたが今まで食べてきたものによって、
できています。
であれば、あなたが今まで食べてきたものの中身に問題があれば、
アトピー症状は引き起こしやすくなりますよね?
できることから、まずは改善してみてください。
まとめ
いかがでしたか?
体内の毒素を排毒する現象である、「アトピー」を改善するには、
- 排毒機能を高める整体を行う
- 皮膚のバリア機能を高めるため、保湿をしないこと
- 体内に毒素を入れないよう食生活を改めること
の3つが大切です。
皮膚科で、症状を軽減することと、整体によって、根本的に改善すること、
どちらを選ぶかは、あなたが決めることができます。
ぜひ、アトピーを根本的に改善して、
日々の生活を、楽しく仕方がない人生を取り戻してくださいね(^^)
それでは、今日はこの辺で!