おはようございます。
整体庵大空の下大前です。
今日は、
『不安症・パニック障害の原因にもなるかも? 間違った健康の常識10選』
というお話をご紹介したいと思います。
テレビや、ネット、書籍でも、
健康に関する情報は毎日のように流れています。
そんな情報を見る度に、
興味を惹かれたり、
自分の生活習慣と照らし合わせては不安が募る事も多いかもしれません。
特に、
不安症やパニック障害で悩む方はより敏感に、
健康の常識に反応してしまうと思います。
しかし、
万人の人に合う健康を維持するための方法は、
皆さんご存知のように存在していませんし、
今更、当たり前になってしまっているような、
生活習慣の中にも、人により、
その日の調子により合わない可能性は大いにあるんですね。
今日の記事が、
当たり前のように言われている常識を、
見直すきっかけになればと思います。
それではお話していきましょう。
ー今日のお話ー
- 1日3食、食べたほうがいい?
- 怪我、体調不良の時は栄養をつけるべき?
- 野菜はたくさん食べる方がいい?
- 玄米が身体にいい?
- 脂肪は身体に悪い?
- 水分は1日◯Lは飲んだ方がいい
- 睡眠時間は1日6時間以上取った方がいい?
- コレステロール値、血圧は高いと悪い?
- 運動は身体にいい?
- 発熱、咳、下痢嘔吐は体調不良?
- まとめ
1、1日3食食べたほうがいい?
健康といえば、まず食事が思い浮かぶと思います。
特に健康に良いと言われることに、
「朝食」がありますが、
江戸時代、鎖国だった当時の日本人の食習慣は基本的に1日2食だったそうです。
現代では、
『1日1食が良い』
『たまに絶食(ファスティング)するのが良い』
『やっぱり朝食は大切』
など、様々なことが言われていますが、
僕個人的な考えでは、
結局のところ、丸一日食べなくても良いし、
1日3食でも、それが良いと感じているならそれでも構わないというのが、
本音です。
でも、
今まで当たり前のように1日3食食べてきた人は、
たまに絶食してみたり、1日に1食を経験してみて、
その時の身体の感じ、体調などを体感して見ることは大切ではないでしょうか?
そもそも、
なぜ世界的にみても2食平均だったのが、
3食なったのか、ご存知ですか?
その発端を作った一人は世紀の発明家「トーマス・エジソン」だそうです。
エジソンは、電気というものを発明し、
今でいう「オーブントースター」を開発しました。
それまで、毎朝冷たいパンを食べていたのが、
まるで焼きたてのような温かいパンを食べることが出来る!
これは拡めなければいけない、ということで、
「1日3食食べたほうがいい」ことを拡めるためエジソンは各地でこんなことを言って回ったそうです。
あるインタビューでエジソンは、
「どうすれば、あなたのように天才になれるのですか?」
とよく聞かれるエジソンは、
聞かれる度に、
「それは1日3食食べることだ」と答えたそうです。
私たちが、日常常識にしていることは、
誰かの思惑が合って、
それがいつしか誰も疑わないほどの常識になっているのかもしれませんね。
2、怪我、体調不良の時は栄養をつけるべき?
野生動物はもちろん、
ペットの犬や猫でも、
怪我をしたり、体調がよくない時は、
あまり餌を食べようとしません。
しかし、
人間だけが、食べて、栄養をつけて治すというような考えを持っています。
怪我をした時や、体調が悪い時、
食欲が落ちる時がありますよね?
(絶対そうとは言い切れませんが)
そういう時は、まず無理に食べないようにしたほうがいいですね。
「こういう時は◯◯を食べるといい」
という話のよく聞きますが、
それを一番わかっているのは、
ネットの情報ではなく、あなたの身体なのです。
身体からのメッセージは、食欲という感覚で訴えてきます。
それに従って、過ごしていくことが大切です。
現代では、その感覚が信じる事が出来ない人がとても多いですが…
その分、ネットでなんでも調べてしまうのでしょう。
情報過多な時代だからこそ、
その情報を選別するために今一度、感覚を大切にしたいですね。
3、野菜はたくさん食べる方がいい?
野菜を食べるのが、
身体に良いという常識も言われますが、
これも一概には言えません。
好き嫌いが悪いわけでもなくて、
全ての野菜をバランスよく食べる必要もなくて、
野菜が好きな人は、野菜を食べていれば良いし、
お肉が大好きな人は、お肉を食べていれば良いと思います。
1日の食事の中でバランスを取る必要はなくて、
生まれてから歳を重ね、死ぬまでお肉しか食べない人はいないように、
「味覚」が変わり少しずつ食生活も変化します。
小さい時に食べれなかった野菜が、
大人になって好きになるみたいなことは誰でも経験がありますよね?
人の身体は、
一生の中で、うまく味覚を変えてバランスを取ってくれるようになっているのです。
野菜を食べているから健康になるということはなく、
味覚に任せて、
野菜が好きであれば食べれば良いということだと、僕は考えています。
野菜を食す時のポイントになることは、
農薬や化学肥料の問題は、有名ですが、
僕は、そんなことより、
農家さんがどんな想いを込めて育てられているか?
という事が大切だと考えています。
作物に感謝し、その恵みを自分の家族やお客様に食べて欲しいという想いを込めて毎日育てられている方は、
おそらく、肥料や農薬も使わないでしょう。
どんな野菜が身体に良いか?よりも、
誰が、どんな想いで作った野菜か?
ということを大切に、日頃の買い物をしてみてはいかがでしょうか?
4、玄米が身体にいい?
玄米は白米に比べて、
高タンパクでビタミンが豊富であることは間違いありません。
また、化学的な物質、食品添加物、重金属、放射能などを、
体内から解毒排泄することを手助けしてくれます。
しかし、
全ての人に取って身体に言いわけではなく、
胃腸が強くない人には、
まずく感じたり、食べると胃腸の調子が悪くなる人もいます。
玄米は皮に栄養分が多く含まれているのですが、
その分、皮が硬く消化しにくい欠点があります。
そういう人が、
玄米の食べ方を工夫するか、
別の食べ物(芋や豆類など)で食べることでも補うこともできるわけです。
玄米を食べたから健康になれるわけではなく、
ここでも大切なことは、
玄米を美味しく感じるかどうか?ということです。
その味覚が、玄米が合うかどうかの基準になります。
美味しくもないのに、
身体に良いからという理由で食べ続けないようにしましょう。
5、脂肪は身体に悪い?
「脂肪、油は身体に悪いから避ける」
という方がいますが、
時と場合によっては、これは大きな誤解です。
脂(油)がどれほど身体に取って重要な栄養素か理解できていないという人と言わざるを得ません。
しかし、
たくさん摂れば良い。というものでもないことは確かで、
結局、どれだけ脂を摂る事が適量なの?
と思うかもしれませんが、
これも全て身体が知っています。
脂を摂って、翌日に胃もたれする場合は、
確実に摂りすぎですし、
摂りすぎていると、あっさりしたものが食べたくなりますが、
それでバランスは摂れてきます。
繰り返しにはなりますが、
私たちの身体はその時々で、
身体に必要なものを味覚を通して訴えかけてきてくれます。
脂肪が足りないとなれば、
揚げ物や、良質な脂を含む食材が美味しく感じます。
質の良い脂ほど、
胸やけすることも少ないので、
購入する際は、できる限り質の良い脂をお求めになる事が重要です。
質の良い脂については、
こちらも合わせてご覧ください。
『今日からできる食生活改善!ポイントは「油」の正しい選び方』
(※主題は頻尿の方へとなっていますが、脂の知識はみなさん共通して参考になります)
6、水分は1日◯Lは飲んだ方がいい
夏場は特にですが、
年中水分摂取の重要性は言われ続けていますね。
しかし、
水分の必要量は、個人によりかなり差があります。
人によっては、
食事の時以外水分を摂らない人もいれば、
始終水分を飲んでいる方もおられますが、
大切なことは、喉や口の渇きを感じているかどうかです。
感じていなければ、
必要以上に水をたくさん飲む必要はありませんし、
喉や口が乾けば、
それを我慢せずに早めに水を摂ってあげれば良いと思います。
人間に必要な水分量は、
人により、その日の調子、年齢などによって、
全然変わります。
1日に◯L飲みましょうなんていう基準は、
本来作ることはできないので、
身体の渇きから判断してあげる事が大切です。
7、睡眠時間は1日6時間以上取った方がいい?
睡眠時間に関しては、
みなさんが6時間以上寝たほうが良いという認識していると思いますが、
睡眠時間は、
個人差はもちろん、その日の活動量によって大きく変動しますので、
6時間ほど寝る日もあれば、
2、3時間で目が覚める日もあります。
夜に目が覚めて、寝れなくなる時があっても、
目が覚めてスッキリしていれば、
それで問題はない事が多いです。
人によって、
何時間くらいが睡眠の目安にしているという方もいると思いますが、
日によって変化することを覚えておくと良いですね。
また、
睡眠は20代までの発育期には、
とても多く必要な日が多いですが、
成人になって歳を重ねるとごとに、
少しずつ睡眠は必要なくなり、
睡眠時間は短くなる傾向にあります。
整体をしていて、
歳を取ったら不眠症になると相談を受けることもありますが、
それほど睡眠を必要としなくなってきている可能性もあるので、
一概に睡眠障害とは言えない場合もあります。
少し考えを変えて、
早めに目が覚めたり、眠れない日があれば、
その時間を、何か別のことに使っても良いかもしれませんね。
8、コレステロール値、血圧は高いと悪い?
コレステロール値、高血圧は、
当然のように低い値の方がよく、
特に高血圧は心筋梗塞などの危険性が高く、
薬で下げ続けている人が多くいますが、
近年、その危険性が指摘されています。
コレステロール値を下げる薬を撮り続けることによるリスクとしては、
感染症、免疫力低下、風邪をひきやすくなる、肝機能障害、胃腸障害、認知症などがあり、
血圧を下げる「降圧剤」という薬のリスクには、
認知症、脳軟化症という現象が有名ですが、
日本の高血圧基準は年々下がり続けていることをご存知でしょうか?
今まで高血圧と言われていなかった人も、
急に高血圧気味なので薬を飲みましょうと言われた人もいます。
高血圧の基準が下がることで、
利益を得れる人もいることは想像すれば容易に思いつきますが、
やはり、西洋医学の薬は不必要なものはできる限り飲まない方が懸命なのかもしれませんね。
コレステロール値や、血圧に異常があっても、
その原因は、日常の生活習慣や、メンタル状態にその原因がありますので、
薬でなんとかすることを考える前に、
日頃の生活習慣、心の持ち方を考えることの方が重要なのかもしれません。
9、運動は身体にいい?
スポーツは身体に良いと言われていますが、
実際はどうでしょうか。
確かにスポーツを楽しんでいる人は健康そうに見えますね。
しかし、
健康になるためにスポーツをすることは、
整体をしていても、違和感を感じることがあります。
スポーツでなくとも、
ゲームでも、裁縫でも、
好きなことを好きなように行うことはとても身体に良い作用をしますが、
健康のために何かをするというのは、
裏を返せば、
「自分は今不健康である」と思っていることになります。
好きでスポーツをしている人は健康的ですが、
健康のためにスポーツをする人は、そうとも言い切れません。
身体を動かさないことでも大丈夫なので、
あなたが好きなことを、好きなペースでやってみてください。
それが一番健康には良いですね。
10、発熱、咳、下痢嘔吐は体調不良?
発熱、咳、下痢や嘔吐は、
それ自体が体調不良と考えられています。
ですが、
もし、
ウイルスが入って発熱できない身体だったらどうでしょうか?
もし、
腐った食べ物を食べて、嘔吐や下痢で出せなければどうでしょうか?
その方が怖いと思いませんか?
吐いた方が都合の良い状況で、
嘔吐できない身体ほど怖いものはありません。
身体から出ている症状は、
全て体内環境を整えるための現象であり、
症状を出せている身体はとても健全な身体であるのですが、
西洋医学では、
その症状自体を異常と考えるために、
咳止め薬、解熱鎮痛剤等で、症状を抑えようとするのが普通ですが、
薬を使わない立場の僕が、
日頃身体を診ていると、
明らかに薬で症状を抑えている方の方が、不自然な身体のゆがみを引き起こしやすくなっています。
症状は確かに辛いし、しんどいとは思いますが、
そればかりを考えるのではなく、
症状を出せる自分の身体がいかに優れているかという視点でも、
自身を眺めてみてはいかがでしょうか?
まとめ
今日は、
不安障害、パニック障害で悩むあなたに、
健康の常識を見直すお話をしました。
いかがだったでしょうか?
健康を維持するために、
こういう方法がいいという単純なことはありません。
人により、その日の体調により、
それは変化します。
それを伝えているのは、
「身体の感覚」です。
身体はその日の体調に合わせて、
バランスを取るために、
味覚を使って、合う味を教えてくれたり、
身体の動きやすさを教えてくれたり、
その日に合う色を教えてくれたり、
身体はいつも『感覚』を使って大切な情報を教えてくれています。
情報が過多な現代においては、
この身体から発せられる「感覚」がもっとも大切な判断基準であり、
これを信じて行動できるかどうかが大切です。
あなたの「感覚」は根拠はなくても、
一番信頼できる基準であることを忘れないでくださいね。
昨日はこれが身体に合ったけど、
今日は合わなくて当然なんです。
「あの人は気分屋だなー」
「ブレる人だ」
なんて言われることもあるかもしれないですが、
気分が変わる。ブレること。
それがあるべき姿なんではないでしょうか?
あなたの身体が求めることは、
毎日変化し続けます。
変化し続けるのが、唯一変化しない事実なのです。
変わることを恐れることなく、
日々の変化を受け入れ味わってみてください!
このブログが、
あなたの中の常識を覆し、
隔ての無いクリアな世界に気付くキッカケになれば幸いです。
それでは、今日はこの辺で!