おはようございます。
整体庵大空の下大前です。
今日は、
『海、土、砂… 自然が教えてくれた自律神経失調症を改善するコツとは?』
というお話です。
先日、お休み間に、家族で3泊4日の海キャンプを楽しんできました。
海や土に触れることで、
現代病とされるアトピーなどのアレルギー疾患や、
精神的な病は回復すると言うのは以前より事実として伝えられています。
普段都会にいると、
砂の上を裸足で歩くことはまずないので、
今回は砂の上を歩きながら、
なぜ、砂に触れ、海に入ると様々な病が回復するのか考えていました。
確かに、海に入り、砂に触れていると、
どこか気持ちがよく、
全身の疲労感が抜け、多分イライラしている人なんかだとスッと楽になるんだろうなと思いながら歩いていました。
ですが、
海や土にそんな力があるわけではないんですね。
ここがすごく重要なところで、
そもそも、人間が生きていられることそのものが自然現象であり、
他ならぬ人間自身も自然界の生き物です。
治るべき病が治るだけであって、
その治る力を発動しているのは、他ならぬ人間の身体であり、
海や土は治るキッカケにはなり得ても、
海や土に病を治す力はないと思います。
そう考えると、
病気とは、常識的に考えられているような、
病気=異常という存在ではなく、
病気自体が、身体を治そうとする自然の力であって、
その自然の力を助長してくれるのが、海や土に触れるという環境なのかもしれません。
今日は、
海や土から教えられる自然の営みと、
人が治る力について、お話したいと思います。
その中身を知りたい方は、
読み進めてみてください。
それではお話していきましょう。
ー今日のお話ー
- 海の不思議
- 人間が治る力とは?
- もののけ姫 ーシシ神様ー
- 治療とは?
- まとめ
海の不思議
海の水は常に浄化され、腐敗することなく何千年もの間、循環しています。
しかし、海の水をバケツに入れて置いておけば、
夏の季節なら数日で腐敗しますよね?
自然循環の中で腐敗せず、発酵を続ける環境が、
海であり、砂であり、土なのです。
その環境に触れていると、
恐らく、人間も自然発酵の状態に入り、
症状に変化があるのだと思います。
癌や、アレルギー疾患が改善することがある酵素風呂(自然発酵した糠などに入るお風呂)なども同じ仕組みです。
繰り返しになりますが、ここでも大切なことは、
酵素風呂や海、土に身体を治す効果があるというより、
人間自身にそもそも治る力があってこその効果なのです。
では、人間の治る力とは一体なんなのでしょうか?
人間が治る力とは?
人が治る力とは、
全ての人に当然のように備わっていますが、
あまりにも当然過ぎて、ほとんどの人がその力のことを考えることはないかもしれません。
細菌が入って、発熱して免疫力を上げた方がいいときは発熱します。
発熱は異常ではなく、発熱できること自体が治る力です。
一般的に嘔吐を病気と言いますが、
胃袋に不要なものがあって嘔吐できるというのは、身体の治る力です。
体内に排毒するべきことがあれば、
アトピーや、ニキビなど皮膚から出します。
発熱やアレルギーは身体の治る力ですが、
それを病気と定義している人間の思考は存在していることは事実です。
ですが、
もし発熱や皮膚症状などが病気だとすれば、
蛇が脱皮したり、虫が蛹から出てくることも病気になります。
病気という現象は、
それ自体が異常ではなく、病気になった方がいい状況でしかなり得ず、
現代人は、病気を病気として観て、
病気になるということは身体が治ろうとしている力であることを理解しなければいけません。
海や土の発酵環境には、
治る力を少し後押ししてくれることは間違い無いですが、
それは必ずしも、症状が改善することとは一致しないかもしれません。
病気そのものが治る力であれば、
その力が後押しされれば、当然一時的に病状として悪化することもあるでしょう。
つまり、発酵環境は、
症状が強く出た方がいいときは強くなるし、
もう症状がなくても大丈夫な状態であれば、症状は軽くなるということです。
もののけ姫 ーシシ神様ー
「もののけ姫」というジブリの映画をご覧になったことはあるでしょうか?
その中で、森の神様としてシシ神様という神様が登場します。
「シシ神様は命を与えもするし、奪いもする」
とされているのですが、
これは自然現象そのものを表しているように僕は思います。
海や土はもちろん、人間が生きていられる自然の力も、
治るべきものは自然の力で治りますが、
寿命であれば、その命は自然に奪われ、また新たな命へと転化していく流れが生まれます。
人間という立場から見れば、
確かに自然は、命を与えもするし、奪いもしています。
海や土の自然発酵の力もまた、命を与え、時に奪うものでもあります。
明らかに、今この瞬間生きているということは、
命を与えられていることでもあります。
人間が思う病気も、
本来は、病気になること自体が、命を与えられていることです。
今、病気で悩んでいる方は、
なぜ、病気になったんだ。
なぜ、自分にだけこんな症状があるのか。
どうすれば、この症状を解消できるのか。
そう感じているかもしれません。
少しだけ、
その病気になって、命を与えられていることに感謝してみてはいかがでしょう?
治療とは?
海キャンプで、
僕が行なっている整体という治療行為の本質はなんなのか、
ずっと考えていました。
現代における治療は、
苦痛を和らげ、病気に対する恐れを助長しながら、依存関係を作っていくことに重きを置かれています。
先程もお話しましたが、
病気になること自体が、身体が治り、生きようとする力なのです。
それを止めることを治療とし、病気に対する恐れを作り、医療に依存させることは、
本来自立している存在である人間を、自立できなくさせている行為です。
治療とは、
同情や慰安ではなく、
人を活かし、本来自立している存在であることを自覚することにその大切さがあるのでは?と僕は思います。
人が生きる力を病気と捉えて、
その力を抑える現代の治療を求める人は、
病気に対して臆病な人の思考です。
なぜ、病気を恐れるのか?
ここも良く考えなければいけないことです。
治療とは、
病気を治すことでも、症状を消すことでもなく、
その人自らが病気を治せる心と身体になることこそが治療と言えるのかもしれません。
現代人の多くは、
病気で悩んでいるのではなく、
病気を病気として認識してることに悩みの本質があり、
病気を病気として捉える偏見から脱すれば、
病気は病気でなくなります。
病気は治るものであり、
治そうとする働きの現れが病気という現象です。
このことを忘れ、
病気を治そうとする己の力が働いていることすら忘れて、
薬や技術に頼り、依存してしまう。
治療を施す僕たち側が変わるべきことも多いですが、
治療を受ける側の人も、
医療の在り方を見つめ直す時期にきているのではないでしょうか?
大切なことは、病気や症状を消すことではなく、
自立し、人を活かすことに治療の本意はあるはずです。
あなたは今を生きているのであれば、
あなたの身体は例え病状があっても治ろうとする力が働いていることを忘れないでくださいね。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今日は、
僕自身が海キャンプで学んできたことを文章にしてみました。
今回のブログは、
僕自身の日常日記的なことでもあるので、
皆さんにとって興味のある内容ではないかもしれません。
病気はもちろん、
人生の進むべき道を見失って悩んでいる方もいるでしょう。
ですが、
今生きているのであれば、
例え、病であっても、良くなろうとする力が常に働いています。
であれば、
今、あなたの意思で身体を治そうとしたり、
将来の病気を恐れて生きる必要は本当にあるでしょうか?
将来どんな病気になるか、事故や天災があるかは誰にもわかりません。
しかし、
どんな状況になろうとも、
生きているのであれば、必ず、治そう、良くなろうと身体は働いてくれることだけは間違いありません。
であれば、
今何をするべきなんでしょうか?
もし、
将来の病気も、今の不安も、過去の経験も、
全て無だとしたら…
あなたは何をしたいですか?
それをやるために今を生きてみてはどうでしょうか?
そんな生き方も悪くないかもしれませんね。
僕は将来の悩みがないわけではないですが、
今自分が想定できる不安に対処したところで、
人生の中で何が起こるかわかりません。
全てに対処することなどできますか?
色々な考えがあっていいんです。
僕自身は、将来の不安に怯えて、今を過ごすより、
今この瞬間を家族でいられる幸せを噛み締めながら、
生きていたいと思っています。
同じ悩みでも、そのために悩むことはまた違った意味があるでしょう。
表面上、目に見えることだけに囚われてはいけません。
いつも大切なことは目に見えないことに隠されています。
そのことを忘れないでくださいね。
乱文で伝わりづらい事もあったかと思います。
もしわからないことがあれば気軽に聞いてくださいね!
ご質問も随時受け付けております。
皆様が日々楽しい日々であることをお祈りしています。
それでは、今日はこの辺で!