おはようございます。
整体庵大空の下大前です。
今日は、
『腱鞘炎がサポーター、テーピング、注射では改善しない3つの理由とは?』
というお話です。
手首や指の腱鞘炎や、
ばね指などで生活に支障が出ている多くの方が、
はじめに対処する方法として、
サポーターやテーピングで固定したり、
整形外科に行っても改善しないという方がかなりおられます。
「注射をして改善がなければ、手術ですね」
と結構あっさり言われたり、
サポーターやテーピングも、
なかなか実生活の中でずっと巻いているわけにもいかないことも多いですよね?
なぜ、
手首の腱鞘炎は、それほどまでに改善が悪いのでしょうか?
腱鞘炎やバネ指は、
患部の固定、テーピング、サポーター、注射、マッサージ、ストレッチ、電気治療では、
一時的な緩和こそあれ、根本的に改善することはありません。
今日は、
病院や一般的な整骨院の治療で腱鞘炎が改善しない理由を3つにまとめてお話します。
読み進めていくと、
頑固な腱鞘炎を改善するヒントに気付くことと思います。
それではお話していきましょう。
ー今日のお話ー
- 腱鞘炎が治らない理由1 患部に原因はない
- 腱鞘炎が治らない理由2 内臓疲労の可能性も?
- 腱鞘炎が治らない理由3 眼の疲れも関連する?
- まとめ
腱鞘炎が治らない理由1 患部に原因はない
腱鞘炎が、
患部の注射や、固定では改善しない最大の理由は、
「手首の腱鞘炎の原因は、手首にはない」
からなんです。
手首が腱鞘炎で痛い時、
その原因は、なんだと思いますか?
重い荷物を持ったからでしょうか?
仕事で手首を使いすぎたからでしょうか?
慣れない動きをしたからでしょうか?
一般的に言うところの、
腱鞘炎の原因と言えば、
このようなことを思い浮かべますよね?
しかし、
手首を使いすぎた等、これらは腱鞘炎のきっかけであっても、
原因ではありません。
例えば、
育児の抱っこで腱鞘炎になったとして考えてみましょう。
産後の抱っこで手首を痛めることは少なくありませんが、
抱っこそのものが腱鞘炎の原因ではないのです。
「ちょっと、よくわからないな…??」
と思う方もいるかもしれませんね。。。
抱っこが腱鞘炎の原因だとすれば、
産後のお母さんは全員が腱鞘炎になっていないとおかしいですし、
同じ人であっても、
『一人目の産後は腱鞘炎になったけど、
二人目の産後は腱鞘炎にならなかった』
と言う事例も、多いのです。
なぜ、二人目さんの産後は腱鞘炎にならず、
一人目さんの時だけ腱鞘炎になったのでしょうか?
動作そのものは、同じ抱っこです。
と言うことは、
腱鞘炎の原因は、
「抱っこ」の動作ではなく、
どんな心身の状態で抱っこをしているのか?
と言うことの方が、腱鞘炎の原因として考えられるわけです。
パソコン作業で、腱鞘炎になる人も、
パソコンを初めてすぐに腱鞘炎になるひとは少なく、
何年もやっているパソコン作業の中で突然腱鞘炎になるわけです。
であれば、
パソコンのタイピング動作そのものはかなり慣れているはずなのに、
なぜ、その時期に腱鞘炎になったのでしょうか?
明らかに、パソコンのタイピング動作には、
腱鞘炎の原因はなくて、
タイピングをしている人のコンディションが原因と考えた方が、
まだ自然ではないでしょうか?
患部にも腱鞘炎の原因はない
腱鞘炎の原因は、
痛みが出ている患部にあると思われることが多いかもしれませんね。
ですが、
多くのケースで、患部にも腱鞘炎の原因はありません。
と言うのは、
手首に負担がかかって手首に痛みが出るのは間違いないのですが、
では、
なぜ手首に負担がかかったのでしょうか?
本来動くべき身体のどこかが、
動きにくくなっていることで、
その代わりに手首を普段以上に酷使せざるを得なくなってしまった。
と考える方が、自然ですよね?
であれば、
手首にどう対処するか?
を考えるよりも、
なぜ手首を酷使せざるを得ない身体状況になってしまったのか?
と言うことを考えないと、
腱鞘炎は根本的に解消することはありません。
なかなか、
改善しない腱鞘炎で悩む方は、
一度考えてみてはいかがでしょうか?
腱鞘炎が治らない理由2 内臓疲労の可能性も?
内臓疲労と腱鞘炎?
どんな関係があるの?
と思われる方もいるかもしれませんね。
食べ過ぎ、飲みすぎ、精神的なストレスによって、
内臓が疲れると、
多くのケースで猫背になりやすくなります。
ここで少し実験をしてみましょう。
方法は簡単です。
『両肩を前から上げていき、バンザイしてみましょう。
背筋を伸ばした状態と、猫背の状態で、
それぞれでバンザイをしてみてください』
どちらが上げやすいでしょうか?
猫背の状態よりも、背筋を伸ばした状態の方が肩は上がりやすかったと思います。
猫背の状態では、
肩を含めた腕全体が上がりにくくなりますので、
必然的に手首が働く量も増えてしまうわけです。
内臓疲労が溜まり、
その内臓を守るために猫背になっているとして、
その状態で、
いくら手首をサポーターで固定しても、
注射で痛みを抑えても、
腱鞘炎が根本的に改善することはありません。
猫背が関連している腱鞘炎の場合、
猫背になる原因である、内臓疲労を特定して、
改善することで、
猫背が改善し、肩の動きがスムーズになり、
結果的に手首の負担が大幅に軽減して、
腱鞘炎は改善していきます。
一見関係がない内臓疲労と腱鞘炎ですが、
このように実は関連しているケースもあるのです。
内臓疲労のチェック方法としては、猫背以外にも、
- 食欲がない
- 胃や腸の調子が悪い
- 口内炎が出来る
- 口の周りに肌荒れがある
なども、内臓疲労のサインです。
腱鞘炎で悩む方で、
それ以外にも、上記のようなサインが出ていれば、
内臓疲労が腱鞘炎の原因になっている可能性がありますので、
日常生活を見直してみる必要もあるかもしれません。
腱鞘炎が治らない理由3 眼の疲れも関連する?
眼と腱鞘炎。
これも、関連しているとは想像しにくいことですね。。。
「手」という部分は、
脳と関連が深い部分なのです。
例えば、
身振り手振りと言う言葉もありますが、
脳を使って話をしていると、
必ずと言っていいほど手が動きますよね?
試しに手を動かさずに話をしてみると、
これが面白いほど話が浮かんでこないんです。笑
脳が動くときは、同時に手が動いているとも言えるんですが、
話が少しそれますが、
脳の状態を手で知ることも出来てしまいます。
だから、「手相占い」と言う方法があるわけですね。
手や手首が硬いと言うのは、
頭に疲れが溜まっている証拠でもあります。
頭が疲れて腱鞘炎になるパターンで多いのは、
「産後の腱鞘炎」です。
産後の腱鞘炎は、
一人目が多く、二人目さん以降ではあまり起こらないんです。
なぜ、一人目が多いのか?
と言うと、初めての子育てで、
どうすればいいのか、不安で、いつも頭が疲れていると言うことが、
腱鞘炎の原因の一つなんです。
二人目さん以降になると、
ある程度子育てへの慣れもあり、
頭がそこまで疲れると言うよりも、
身体の疲れが多く、腱鞘炎より、
肩こりや腰痛の方が発生しやすくなります。
二人目さん以降は、
抱っこしている時間は二人分で長いはずなのに、
いい意味での「適当」な子育てが出来ることで、
頭の緊張は少なく、腱鞘炎になりにくいんですね。
なかなか、腱鞘炎が改善せず悩む方は、
腱鞘炎になる以前に大きな、
ストレスなど、頭が疲れたり、精神的な緊張や我慢を強いられることはなかったでしょうか?
そう言うケースでは、
手首の治療ではなく、頭の疲労を抜く整体や、
ストレスとの向き合い方を考えていくことで、
気持ちが軽くなると、
不思議ですが、腱鞘炎は軽減していくことがあります。
あなた自身の生活を振り返ってみていかがでしょうか?
まとめ
今日は、腱鞘炎がなかなか改善しない理由について、様々角度からお話しました。
ただの手首の使いすぎだとしか、
一般的には考えられていないですが、
腱鞘炎にも、
色々な原因から大きな影響を受けていることがご理解いただけたでしょうか?
今日お話した腱鞘炎の原因は、
ごく一部です。
また、人によってはいくつかの原因が重なっている場合もあります。
腱鞘炎が頑固で、
なかなか固定や注射で改善しないのは、
原因が内臓や、頭の疲労などそれ以外の深い部分からきていることが多いからなんです。
腱鞘炎は、
全身の影響を受けて、
結果的に手首に出てはいますが、
手首そのものに原因があることはほとんどないのです。
今日のブログが、
腱鞘炎治療の考え方が変わるきっかけにしていただければありがたく思います。
乱文でわかりにくいことも多いと思います。
ぜひ、ご興味ある方は、ご質問いただければと思います。
それでは今日はこの辺で!