こんにちは。
整体庵大空の下大前です。
昨夜、とある中学生バレーボールクラブチームの選手10名ほどに、ストレッチや基礎的な技術指導の依頼をいただいて行ってきました。
僕が担当したのは、練習前後のストレッチなどがメインで、バレーボールの技術指導は専門の先生をお呼びして、ご指導いただきました。
強豪クラブチームなので、レベルの高い選手に合わせたメニューが中心だそうで、中学からバレーボールを始めた選手たちの基礎的なメニューの時間がなかなか取れないらしく、今回は基礎から練習したいと希望する選手だけで開催となりました。
自ら基礎練を希望するような選手たちなので、とても熱心だし、いい空気感で練習できたなと思います。
さて。
僕は初めのウォーミングアップを担当する予定でした。
が、体育館で選手たちを観察しているとシューズの履き方からすでにいろいろと問題が…
「これでは良くないな」ということで、急遽ウォーミングアップの時間で足裏の感覚チェックと、靴の履き方を伝えることにしました。
行った内容はこんな感じです↓
足裏感覚を感じる練習
①まず、靴と靴下を脱いで裸足になる
②仰向けに寝て両膝を曲げ、股関節を開き、両足裏をピッタリと合わせる(出来るだけ踵をお尻に近づける)
③両足裏の踵→足裏の外側→小指同士→薬指同士→中指同士→示指同士→母指同士→母指球がそれぞれひとつずつ順番に触れている感覚を感じてみる。
(特に足指判別が感覚的には難しいかも)
④最後に先ほどのひとつひとつが全て触れて、足裏同士が全体的に触れていることを感じてみる
靴の正しい履き方

①まず、靴紐を全て緩める
②靴下を捻れたりなどしないようにキチンと履く
③靴に足を入れ、踵をトントンと軽く床に当てて踵をピッタリ合わせる
(靴の踵は絶対に踏まない!)
④靴紐を足先の方から、自分の足に合わせていく
(紐を合わせる強さは好みもありますが、キツすぎない方がいい)
⑤両足合わせたら、身体を軽く動かして靴に違和感がないか確認する
…とこんな感じです。
昨日は、2人ペアで、両手を合わせて押し合いをしてもらい、力負けした側の選手達に上記の方法をやってもらいました。
足裏を感じて、靴をきちんと履くとパワーアップする
押し合いで負けた側の人に、足裏を感じて靴を正しく履いてもらい、再度押し合いをしてもらいました。
すると、半分くらいのペアで勝ち負けが入れ替わり、勝ち負けは変わらずとも足を感じ靴を正しく履いた選手の明らかなパワーアップを体感してくれていました。
練習以前、バレーボール以前のこうした些細なことが案外身体に大きな変化になります。
小さな変化ほど大きな変化を生みます。
実際、効果的なトレーニングやストレッチ、効率的な練習を考える前に、こうした基礎的なことを疎かにしてしまっては、どんなに効率的な練習も効果が半減してしまったり、場合によっては余計なケガにつながることもありますね。
靴をきちんと履くことを意識するだけで、捻挫癖が治る選手もたくさんいます。
今回時間の関係で靴を選ぶ時のポイントや、靴紐の通し方、インソールの大切さなど、お伝え出来なかったこともたくさんありますが、まずは今自分の足がお世話になっている靴は、自分の足の一部なわけで、そこを大切に扱う意識を持つことがスタートです。
あ、そうそう。
はじめにペアで押し合いをして勝った一人の選手がこんな興味深いことを言っていました。
靴をきちんと履いた後の相手選手が大きく見えて、前に立たれた瞬間に強そうに感じたそうです。
これは気のせいではなく、事実そうした体感覚があるのはスポーツをしている人なら経験がありますよね。
長年に渡り強いチームは道具の扱い方や、靴の履き方の時点でもう勝敗に左右しているのかもしれません。
地味でつまらない内容ではありましたが、バレーに意欲的な選手たちだからこそ、大切なことだと思いあえてお伝えさせていただきました。
当然、僕たち大人にとっても大切なことなので、身体に慢性的な悩みがある方は一度見直してみて損はないですね。
その後2時間ほど、バレーの基礎的な練習を一緒に行いました。
技術的にもなにかをヒントを持って帰ってくれていれば嬉しいな。
そして、熱心な学生さんや保護者の皆様と時間を過ごせて、僕自身も大きな刺激をいただきました。
とても有難い時間でした。
あとシンプルに暑い時期に、身体を動かすのはやっぱり汗をかけて気持ち良いですね☺️
夏バテしている大人ほど身体を思い切り動かしてみたほうがいいかもしれません。
ではまた!