人の可能性を広げる天才整体師 下大前です。
さて、本日は油に関してのお話をしていきたいと思います。
油(脂)には様々な種類がありどれが体にいいか悪いかは一概に判断しにくくなっているのが現状です。
現在では、まだまだ油=体に悪いものと考えている人がとても多いことを患者様をお話していても日々感じます。
このぼブログでは
- 油が体内でどんな働きをしているのか?
- 女性ホルモン、ステロイドホルモンの原材料はコレステロール
- コレステロールは低い方がいいというのは嘘?
- 避けた方がいい油について
という内容をお話したいと思います。
そして、このブログでまず「油は体に悪くない」という認識をまず感じて欲しいと思っています。
その後に大切になるのが、
「じゃあどんな油を避けて、どんな油がいいのか?」
という問題です。
このブログでは、油は体に必要であるということと、絶対に避けた方がいい油についてまずはお話したいと思います。
では、どんな油がいいのか?についてはかなり専門的な分野になるので、別のブログで書かせてもらいますね。
それではお話していきます。
油が体内でどんな働きをしているのか?
あなたは油をできる限り避けていませんか?
油の質と量を見直すことによってあなたが今悩んでいる更年期症状が大きく改善するとしたらいかがでしょうか?
まずは油がどんな働きをしているのか、まとめて見てみましょう。
ー油の働きー
- 脳の60%脂肪成分で出来ている
- 細胞膜の構成
- 皮膚表面のバリア
- 粘膜の素材になり感染予防
- 一部の性ホルモンの原材料
- ステロイドホルモンの原材料
という働きを持っています。
つまり、
油が体内で足りなくなると…
- 脳の回転が低くなる⇨ホルモンバランスの低下
- 細胞膜のバリアがなくなり正常に機能しない
- 皮膚に炎症や感染が起こりやすい
- 粘膜で感染予防出来ず菌やウイルスが侵入し放題
- 女性ホルモンの材料がなく質量共に低下する
- 炎症が体内で起きても治癒しにくくなる
という現象が起きてしまうわけです。
表題の更年期症状はこの中でも「女性ホルモンの低下」が最たる原因になりますが、
更年期症状で悩む方が、同時に体調を崩しやすいとか、皮膚の張りがどんどんなくなってきていると言われることが多いのはこのためです。
油の量が少なく、さらに質の悪い油ばかり摂取していると非常に危険な状態になって女性ホルモンの量と質が低下し、更年期症状を引き起こしやすくなります。
近年では若年性更年期症状という、今までよりもより年代が若い30代の女性でも更年期症状がみられるようになっているのも、
やはり油に対する間違った認識からくる食生活の乱れが原因です。
女性ホルモン、ステロイドホルモンの原材料はコレステロール
コレステロールというのは、みなさんご存知の通り油(脂)からできるもので、
一般論的に言えば、コレステロールはとにかく低く抑えた方がいいという認識になるかと思います。
でも、みなさんコレステロールって一体何しているのか?って知っていましたか?
実はコレステロールこそが、
冒頭述べた ー油の働きー を担っているのです。
つまり、どういうことかというとコレステロールが低い方がいいというのは、
実は間違っていて、それがある程度ないと 体内で油が正常に機能せず更年期症状始め様々な婦人科疾患の原因にもなっているのです。
このコレステロールがなぜ低いとだめなのかというのは様々な論文からすでに明らかにされていますね。
コレステロールは低い方がいいというのは嘘?
なぜたかが一整体師がこんなことを堂々と言えるのか?
皆様に2つの事実をお伝えします。
コレステロールは以前まで、食生活の中で控えるべき項目として挙げられていました。
コレステロール値が高い食品を食べると血中コレステロールが上がるからよくない。
という理屈ですね。
しかし、研究の結果、これは間違っていたことがわかりました。
食事でいくらコレステロールを避けても、それが血中コレステロールには反映されないことがわかったのです。
コレステロールを避ける=油を避けることになりますから、
この間違った食事指導を長年行ってきた日本で、
更年期症状が増え続けているのは大きな問題と言えます。
もう一つは食べ過ぎるとコレステロールは上がるというのも嘘という事実です。
アフリカの飢餓で苦しむ人々血液検査結果を調べてみると、
皆何日も食事を取らず、空腹で痩せ細っているにもかかわらず、
コレステロール値は僕たち日本人の数倍以上もあったのです。
これは食生活とコレステロールは関係がないことを実証しています。
なぜ僕たちよりコレステロールが高いかというと、
免疫力を高めるためです。
衛生状態は日本よりもかなり悪いので、その環境に適応するためにコレステロールを引き上げて免疫を保っているのです。
日本でもかなり多くの人が内科で処方されたコレステロールを下げる薬を飲んでいる人がいますが、
コレステロールを下げることで、
ホルモンの原材料がなくなり、さらに免疫機能まで下がるので、
更年期症状だけでなく、婦人科疾患、風邪などの感染症、傷が治りにくい、アレルギー症状などが引き起こされる理由がおわかりいただけたでしょうか?
コレステロールは善玉も悪玉もなく、体内でとても重要な働きをしているのです。
避けた方がいい油について
油がいかに体に重要かわかってきたのではないでしょうか(^^)
最後に、油は大切なんですが、避けて方がいい油についてお話したいと思います。
油の中でも、もっとも避けるべき油は、
トランス脂肪酸です。
あらゆる油の中でももっとも危険な油であると言えます。
具体的に言うと、マーガリンですね。
日本ではバターより低カロリーと謳って平然とスーパーで売っているし、
学校給食にも出されていますが、
ヨーロッパではトランス脂肪酸を禁止している国もあり、
アジアでもトランス脂肪酸が入っていることを明記するよう法整備されている国もありますが、
日本は未だに明記する必要すらありません。
これは大変危険なことなのです。
有名な話ですが、
小皿2枚を用意して、バターとマーガリンをそれぞれひとかけら置いて、
外へ放置します。
するとバターのお皿にはアリさんが集ってくるのですが、
マーガリンには一切近づこうともしません。
これはマーガリンが食べ物ではないと認識されているということですね。
こんなものあなたも、あなたのお子さんも食べていると思うと、
ゾッとしませんか?
ちなみに化学式では、マーガリンはプラスチックとほぼ同じだそうです。
あなたがもしカロリーだけを重視してマーガリンを選んでいたとすれば、
それを無添加の良質なバターに変えるだけで更年期症状は変化するかもしれませんね。
まとめ
いかがだったでしょうか?
このブログを読んで、あなた自身の更年期症状と日常的に食べている油がどれほど重要なものであるか少しで興味を持っていただければ幸いです。
更年期症状は、
簡単にホルモン剤や漢方薬で改善を求めては、危険です。
それは僕たち整体や鍼灸などの代替医療であっても同様に危険です。
どの治療方法を選ぶかはあなたの自由ですが、
どれを選んだとしても重要なことは、
日常生活、食生活を見直すことです。
それが最重要であるということは忘れないでくださいね。
油については機会を改めて書いていきたいと思います。
それでは今日はこの辺で!