おはようございます。
整体庵大空の下大前です。
今日のお話は、
『自律神経を整えるために絶対知っておきたい「自律神経の本当の仕組み」』というお話です。
めまいや、頭痛、胸の痛み、冷や汗、息苦しさ、肩の痛み、足裏の痛みなど、
病院で診てもらっても異常がないと言われる症状で悩んでいませんか?
病院や医師によっては、
自律神経失調症ではないかと心療内科や精神科を勧められるケースもあります。
「自律神経失調症」というのは、
皆さんもよくご存知の通り、
身体の調整をしている自律神経が乱れることによって様々な原因不明の症状が出る。
と理解しているのではないでしょうか?
しかし、
僕は、ちょっと違うのではないかと思っています。
僕は、今まで自律神経の不調と言われた方とたくさん接してきましたが、
その経験の中で、
自律神経が乱れているのではなく、
自律神経が整っているからこそ、このような症状が出るのではないか?
と考えています。
…
ちょっと何言っているの?
って感じですよね。笑
でも、それが自律神経の本当の仕組みではないかと思います。
気になる方は、ぜひこのまま読み進めてみて下さい。
<今日のお話>
- 自律神経は常に整っている
- 自律神経の目的はあなたの身体を護ること
- 症状を起こせる身体は自律神経が働いている?
- では、不調を解消するにはどうするの?
- まとめ
自律神経は常に整っている
自律神経は、
交感神経(緊張)と副交感神経(リラックス)の2つがあり、
この2つが、共同して身体を常にいい状態に保ってくれています。
しかし、一般的に認識されている、
- 症状が身体にない状態=自律神経が整っている
- 症状が身体にある状態=自律神経が乱れている
ということは、少し違うのではないか?
と僕は考えています。
自律神経は、
外気温や環境が変わっても、あなたの身体の体温を一定に保ったり、
ウイルスや細菌に感染しても、免疫反応で身体を守ったり、
あなたの体内や体外の環境がどうであれ、
常に身体を一定に、バランスよく保とうと働き続けてくれています。
この自律神経の最大の目的は、
単にあなたの身体に症状がない状態にすることではなく、
あなたの生命を維持することにあります。
ということは、
自律神経は、
生きている限り、常に整っているのではないか?
と僕は考えています。
自律神経の目的はあなたの身体を護ること
このように、自律神経は、
常にあなたの身体を護り、生命を維持することを目的に毎日24時間働いています。
そして、
自律神経のプログラムはあなたが生きている限り完璧なプログラムで働いています。
人工的に、
人間の自律神経ほど精巧な仕組みは、
まず作り上げることはできないと言われるほどです。
これだけ完璧な仕組みの自律神経は、
そうそう簡単に乱れることはありません。
では、なぜあなたの身体に不調が現れているのでしょうか?
自律神経が簡単には乱れないことを考えると、
あなたの症状は、
自律神経の乱れが原因なのではなく、
自律神経が正常に働いていて、あなたの身体を護るための症状であると、
考える方が、
自然に則した考えなのではないでしょうか?
…
「症状が身体を護るってどういうこと?」
「症状があるから今悩んでいるんだけど…」
そう感じると思います。
ですが、よく考えてみてください。
今まであなたの人生を振り返っても、
症状はいつでもあなたの身体を護り続けてくれていたはずなんですね。
例えば、
ウイルスに感染したときも、発熱することで免疫力は向上させてウイルスを退治してくれたはずです。
細菌のいる食べ物を食べても、下痢や嘔吐を繰り返すことで、
自動的に細菌を体外に出すようにしてくれたはずです。
打撲や骨折をしても、痛みを出し安静に保ちながら、
腫れることで患部を修復する材料を集めてくれたはずです。
身体に起こる全ての症状には、目的と意味があります。
あなたが今悩む、頭痛やめまい、逆流性食道炎など、
様々な自律神経の不調にも、例外なく目的と意味があるんですね。
そして、
それがどんな症状であっても、
目的はただ一つ、
「あなたの身体を護ること」だけなんです。
症状を起こせる身体は自律神経が働いている?
自律神経が乱れて症状が出る。
よりも、
症状を出せる身体こそ、自律神経が整っている身体である。
と考えていく方が、
ずっと自律神経症状の改善が早いんですね。
頭痛は辛い症状ですが、
あなたが日々頭を使い過ぎているのを休ませているのかもしれません。
めまいは辛い症状ではありますが、
あなたが日々我慢し続けている目の前の現実をこれ以上見ないようにという意味があるのかもしれません。
吐き気があることも、
胃腸が弱っているので今は食べ物を入れないでください!っていう身体の声かもしれません。
あなたが悩む他の症状にも、
全てにこのような意味があります。
そして、何より、
このような症状を引き起こして、
身体を護ることができる時点で、
あなたの自律神経は整っているのではないでしょうか?
では、不調を解消するにはどうするの?
「自律神経の症状に意味があるのはなんとなくわかったけど…
じゃ、実際に私の辛さを解消するにはどうすればいいの?」
ってなりますよね。
そのために必要なことはいくつかあるのですが、
まずは、
大前提となる治療の根本的な考え方を、
自律神経失調症の症状をどう改善するか?
ではなくて、
自律神経の働きを使って身体を護るのはなぜなのか?
と考えてみることがスタートです。
残念ながら、
症状を無くしたいために、
自律神経失調症の原因を探して、自律神経を整える方法を探して、
色々試してみても、根本的な意味で改善することは難しいんです。
治療を始めるにあたり、
この根本的な考え方に立てるかどうかが、
治療の効果やスピードに大きな違いを及ぼします。
自律神経失調症に整体
僕は、整体を通して、
日頃から自律神経失調症の方と接していますので、
少しだけ、
「なぜ、整体が自律神経失調症に有効なのか」についてもお話したいと思います。
先ほど、
自律神経失調症の改善には、
『自律神経の働きを使って身体を護るのはなぜなのか?』
という考え方が大切だとお話しました。
しかし、
こう言うのは簡単ですが、
実際に、これを考えて行くのはとてもしんどいことなんですね。
特に、自律神経の症状で悩み果て、
身体にも心にも余裕がない時ほど、
なかなかこんなことを考えることは難しいです。
そんな時に有効なのが整体施術です。
整体をすると、読んで字のごとく、
身体を整える効果はイメージつくかと思いますが、
心の問題とはまた別なんじゃないの?
って思いますよね。。
しかし、身体と心は表裏一体ではなく、
身体が心であり、心は身体であるとも言えるくらい、同時に影響し合います。
心が変化すれば、同時に身体も変化し、
身体が変化すれば、心にも影響するということですね。
実際に、整体をして身体が整い始めると、
患者さんの心に少しずつゆとりが生まれてきます。
そうすると、今まで患者さんが、
自分自身の考え方や価値観を客観的に見つめることができなかったのが、
少しずつ余裕を持って考えることができるようになります。
そうして僕とお話をしていると、
今まで自分がどれほど、我慢して、頑張って、無理をしながら生きてきたのかを自覚し始め、
不思議と今まで悩んでいた自律神経失調症の症状が、
スーッと楽になって行くんですね。
整体はその手助けをしてくれます。
少しずつ、自律神経失調症という現象の正体が、
なんとなーく見えてきましたか?
まとめ
今日は、
自律神経についての仕組みと、
改善するための考え方をお話をしてみました。
いかがだったでしょうか?
もしかすると、
あなたが今まで常識的に考えていたこととは、
少し違う観点からのお話だったかもしれませんね。
戸惑うこともあるかもしれませんが、
僕の今までの治療経験の中で、
考え続け、今の時点ではこれがもっとも真実なのではないか?
と考えている自律神経の仕組みです。
少しでも、あなたの悩みを解消するお役に立てれば幸いです。
ぜひ、一度ゆっくり自問自答してみてください。
乱文でわかりにくいことも多いと思いますので、
ぜひ、ご興味ある方は気軽にご質問ください。
それでは今日はこの辺で!