おはようございます。
整体庵大空の下大前です。
今日は、
『育児の疲れが辛いお母さんへ「子供の好奇心を大切にしてみませんか?」』というお話です。
昨日、草野球の試合もあって、
野球場に行きました。
いつも野球の試合の時には、
1歳少しの息子と、奥さんも一緒に行くので、
球場横の公園で遊んだりもしています。
休日なので、
たくさんの子連れの方々が遊びにくるのですが、
見ていると、
公園の遊具に登ったり、
不安定な場所で遊ぶのを、
『危ない』と言って止めるお母さんが結構目立ちます。
さらに、観察していると、
子供達は、『危ない』ことを避けて、
失敗のない安全なところで遊び出します。
子供は、すぐに慣れるので、
今の遊びに飽きてくると、
もっと高いところへ、もっと先へ、と好奇心を出し始めますが、
それをやろうとした途端、『危ない!』と止めるお母さん。
これの繰り返し…
僕は、
まだ父親になって1年少しの新米なので、
話には、危ないことをさせない、失敗させないと言う風潮があると言うことぐらいは、
知っていましたが、
実際に目の当たりにすると、
「危険なことをなんでもさせないのは、逆に危険な状況かもしれない…」
と感じます。
今日お話しする内容を読み進めると、
多分、僕のことを、
「ひどい親だな」
「子供が大切じゃないのか?」
そんな風に思われる方もいるかもしれません。
あくまで、僕の自論ですので、
それを皆さんにも、患者さんにも強制することは絶対にありませんので、ご安心ください。
こんな人間もいるんだなと言うことで、何か少しでも、
感じ取っていただければ、いいかなと思います。
それではお話していきましょう。
<今日のお話>
子供の好奇心を大切にしてあげたい
我が家に生まれてきてくれた息子は、
1歳になったばかりで、
まだつたい歩きができるくらいです。
なので、
上の写真のように、
ハイハイが主な移動手段なんですが、
公園に行くと、
まず、
この時期の子供がハイハイで公園で遊んでる姿をまず眼にすることはありませんね。。笑
それでも、外は好きなようで、
公園に行くと、鳩を追いかけて見たり、
段差や坂道に驚いて見たり、
見るもの、触るものの感触、空気のニオイ、風、近くで遊ぶ子供の声、
全てが、息子にとっては未知のもので、
それに対する好奇心がすごいんです。
僕ら親が気になる、
砂の中にいるバイ菌や、
土の汚れ、手足の汚れなんて、
当然息子からしたら、全くどうでもいいことなんですね。笑
家の中でも、
階段を登ることからはじめ、
今では安全に降りる方法も誰に教えられるわけでもなく、
勝手に覚えていました。
階段から落ちたり、
公園で砂を食べて、バイ菌が入ったり、
服が汚れて洗濯したり…
常に色々なリスクがありますが、
リスクのない人生などありませんし、
リスクを恐れて、
失敗させないようにしてしまうと、
子供の好奇心を僕たち親が奪ってしまうことにも繋がるかもしれません。
僕にとっては、
失敗させないことより、好奇心がなくなることの方が、リスクに感じてしまいます。
子供の頃の好奇心を、
死ぬまで持ち続けて欲しいなと自分にも、息子にも、患者さんにも心から思う次第です。。
放っておけない=誰のため?
子供が高いところに登ったり、
砂を食べたり、
不安定なところに行こうとした時、
やっぱり危ないし…と言うことで危なくなる前に止めることが多いと思います。
僕たちにも、もちろん、
そう言うシーンはあります。
そう言う時、
僕は子供の行動を静止した後、ふと
『なぜ、今子供を止めたのか?』と、考えることがあって、
僕自身は、
子供のために、子供の行動を止めてしまうことより、
僕自身のために、子供の行動を止めてしまうことが多いように感じて、
反省しています。
なぜ、高いところに登ろうする子供を止めただろう?
子供に危ない目に合わせないため?
それとも、
親として危ない目に合わせないことがしっかりした親の務めだから?
なぜ、砂に興味を持っている息子に、
砂を食べることを辞めさせたのだろう?
子供が病気になったら可哀想だから?
それとも、
それとも、砂を食べてる姿に自分が我慢できないから?
なぜ、階段を登ろうとする息子を止めたのだろう?
子供が落ちて怪我することを防ぐため?
それとも、
子供が落ちたことは親の責任だと言われたくないから?
僕自身は、
どうしても、結局は自分が楽な方を選んでしまう癖があって、
その結果、子供の、好奇心を削いでしまっているかもしれないと感じることが多々あります。
放っておきたいけど、放っておけないと言うのは、
その気持ち自体が、もちろん悪いことではありませんし、
親として、子供が心配なのは、当たり前の感情です。
しかし、
よくよく考えると、つい自分のために、子供を静止して、
その気持ちが、子供の好奇心を狭めているかもしれないと、
考えることも必要ではないかと思います。
放っておくことが、
子供にとって大切な経験を積む上で必要かもしれませんし、
心配な気持ちは持って、子供を放っておくことも大切かもしれません。
親の覚悟
かなり、語弊があることを承知の上で、
誤解を恐れずに言います。
僕は、生きていることは、死ぬことだと思っていて、
人はいつ死ぬかわかりませんが、
いつか死ぬことだけは決まっています。
生きると言うことは死ぬことでもあるので、
僕も、息子も、いつかはわかりませんが必ず死にます。
いくら危険なことを避けていても、
死ぬことだけは避けることが出来ません。
もちろん、息子に対して、
健康で、長生きして欲しいとは思いますが、
僕自身はそれ以上に、自分の好奇心を、
大切にして欲しいと思っていて、
失敗を恐れて、無難に、80年長生きするより、
失敗を繰り返し、自分の好奇心に従って、20年で死ぬのであれば、
僕の息子には後者の生き様をして欲しいと思っています。
もちろん、僕自身も、奥さんも、そうでありたいと思っています。
失敗をしないと言うのは、
どう言うことを意味しているのでしょうか?
無難に失敗も成功もすることなく生きることでしょうか?
失敗をしないことが成功でしょうか?
何が成功かは、
ひとそれぞれですから、
全て正解と言えば正解です。
ただ、僕自身は、好奇心を大切に生きて欲しいし、
その結果、何かにチャレンジして、
息子が命を落とすことがあっても、
悲しいし、メンタル的に病みますが、
そんなチャレンジをした息子の生き様は、誇りに思います。
よく、
現代では、成功体験が大切とも言いますが、
成功体験は、失敗をすることからスタートするもので、
失敗をさせないようにしながら、経験した成功など、
そもそも成功とは言えないと思います。
失敗をするから人生は楽しい。
失敗があるから大切なことを得ることが出来る。
そう考えれば、
失敗など、あるのでしょうか?
唯一「失敗」があるとすれば、
僕は、失敗しないように生きることが失敗だと思っています。
失敗を進んで受け入れる心を育みたいですね。
親は子供に育てられる
「子育て」とは、
明らかに親が子供を育てると言う意味で、
親の目線での話です。
親が子供を育てると言うことに違和感があることは、
何度かブログで書いたことはありますが、
やっぱり、
親は子供に育てられるものだと痛感しています。
子育てで悩むと言うことは、
そう悩む前提に、
親が、どう子供を育てるべきか?
という常識があるのではないでしょうか?
子育てで悩む前に、
子供に育てられているのは、
自分自身であると考えてみてはどうでしょう?
親は子供に育てられるものであれば、
子供を変化させようとするのではなく、
自分自身を変化させることに目が行くはずです。
子供に自分の価値観を教育する前に、
自分の価値観を見直すために、
子供に育てられているのは、自分自身であることを大切にしてみてください。
その視点から、
眺めてみると、今までは見えなかったことがたくさん見えてくるはずです。
まとめ
今日は、
育児について、
僕の自論をお話させていただきました。
子供が大切であることは、
もちろんみなさん当然の感情ですし、
動物であれば、人間以外でも絶対そうだと思います。
しかし、
本当に子供を大切にすると言うのは、
どう言うことなのでしょうか?
動物は、
ある程度子供が生育した時点で、
子供をあえて突き放し、
自然界で、自立できるように導きます。
ただ怪我や病気をしないようにしてあげることが、
子供にとって大切なのでしょうか?
ただ失敗をさせないようにして成功できるように導くことが大切なのでしょうか?
あなたにとって何が大切なのかは、
あなたにしか決めることは出来ませんし、
そこに間違いもありません。
ただただ、僕は、
自分の考えとして、
今日お話ししたことを大切にしているだけの話です。
そして、
もう一つ大切なことは、
もし、
子供に理想の人間になるように教育するのであれば、
最も大切なことは、
親として一番身近な人であるあなた自身が、
お手本となる生き方をするべきです。
人に注意はするけど、
自分はそれが出来ていない人がいたら、
あなたは、その注意を素直に聞くことが出来ますか?
僕には出来ないです。
もし、親の目線から、子育てをしたいのであれば、
その理想の人間像に自分がならなければいけないと思います。
そう言う意味でも、
子育てではなく、
結局見本を示すために、育てられているのは、
親であるあなた自身なんですね。
やっぱり、結局のところ、
いくら子育てを頑張っても、子育てではなく、子供による親育てなんですね。
…いかがだったでしょうか?
この記事が、あなたにとって、
何か一つでも心に残り、
自分の生きる価値観を見つめ直すきっかけになっていれば、
嬉しく思います。
乱文でわかりにくいことも多いと思いますので、
ぜひ、ご興味ある方は気軽にご質問ください。
それでは今日はこの辺で!