おはようございます。
整体庵大空の下大前です。
今日は、
『不安症・パニック障害を引き起こす教育の問題』
というお話です。
「整体の先生がなぜ、学校教育の話なんてするの?」
と思われた方もいるかもしれません。
しかし、
今の学校教育の流れでは、
子供一人一人の眼の輝きを失わせ、
未来の病気はもちろん、非行や暴力を生み出すことに繋がりかねません。
不安症やパニック障害で僕の整体庵に相談に来る方も、
悩む引き金担っているのは、
学校、家庭での教育が元々の原因になっていると感じることが多くあります。
その大きな原因になるのが、学校や家庭での教育の中で、
子供の感情を抑制し、「こう生きるべき」という過去の常識を植え付けることだと思います。
教育は、
大人の都合のいいように成長を促すことが目的ではありません。
僕が専門である心と身体という面から見ると、
今の教育に大きな課題があることがより浮き彫りになり、
それを発信することに意味があると感じたので、
今日は、整体師の立場で教育の問題についてお話したいと思います。
ー今日のお話ー
- 子供の感情を抑えることが教育ではない
- 個性を以上と捉える現代教育
- 大人の都合のいいように教育することは違う
- こうであるべきと言う常識が病を作る
- 子供の輝きを失わないように導くことが教育ではないか
- まとめ
子供の感情を抑えることが教育ではない
家庭でも、学校でも、
子供の感情を押さえつけるような教育があります。
「子供のやりたいことに理由をつけてやらせない」
「怒ると、とにかく怒ることはダメだと言う」
「一人だけ違うことをしようとする子を言う事を聞かない子とする」
子供の、「〜やりたい」「〜したい」と言うエネルギーを押さえつけ、
大人の「危ないからやめときなさい」「一人だけそんなことをしていては浮いてしまう」などと言っていると、
子供のエネルギーは鬱散できず、それが暴発するように、
いじめや、非行の方にエネルギーが向いてしまいます。
子供に好き勝手やらすと…
こう言う話を、ご両親に話をしていると、
「でも、ほって置くと、やりたいことをやって怪我をすることもあるし、
人に危害を与えることもあるじゃないですか?」
と言われます。
ですが、僕は身体の専門家として、
このようなことはないと思います。
人は生まれながらに、
自分の身を守る潜在能力が備わっています。
何も教えていないのに、
高いところには自然と恐怖感を感じるし、
転べば、手をついて頭を守ろうとします。
人には生まれた瞬間から、生きるための術を知っていて、
それをわざわざ教える必要はないのです。
人は、生まれながらに人に危害を与えるようには出来ていません。
いじめや、暴力、非行も、鬱散出来ないエネルギーの暴発であり、
鬱散出来ずにいることに問題があります。
それを知らずに、
危ないから登ってはいけない、いじめはだめ、暴力はダメ、などと子供の意識に訴えかけても、
返ってその行為に興味を持たせる結果になります。
親や教師は、
子供に失敗をさせないためにあれこれと指導しますが、
その結果、ご両親の考える失敗に導いている可能性があることも一度考えて見る必要があるのではないでしょうか。
そもそも、
宇宙の法則である陰陽論の世界では、
「陰極まれば陽となり、陽極まれば陰となる」
という言葉があります。
何を持って成功か失敗かは人により異なりますが、
成功の中に失敗の原因があり、
失敗の中に成功の原因があります。
人生の中に、失敗などという概念は存在していないのかもしれません。
失敗を恐れる心こそ、失敗なのではないでしょうか?
個性を異常と捉える現代教育
人違うことはするな。と注意する教師や両親がいます。
個性を個性と認めないことが、
日本の教育の特徴だそうですが、
例えば、椅子にじっと座っている子は正常だけど、
座っていられない子供は、異常として要注意生徒になる。
そう言う子は、発達障害やADHDと指摘され、
場合によっては精神薬を投薬される場合もあります。
しかし、身体の専門家である僕から言わせれば、
発達障害などという病気はなく、
一つの「特徴」にすぎません。
それを異常者として扱う今の社会全体の方が、よほど病気ではないでしょうか?
個性を個性として認めない現代社会は、
人と同じであることを意識するがあまり、自分本来の個性を発揮できず、
子供の可能性を狭めて将来の病気を生み出しかねません。
校則は必要なのか?
僕は、校則は必要であるとは思います。
しかし、教師が、理由を説明できないような校則で、生徒を縛り付けることは、
返って逆効果ではないでしょうか?
例えば、
ある歴史ある校則が厳しい高校では、服装や頭髪はもちろん、
制服の下に着るインナーの着る順番まで指定があったそうです。
しかし、
なぜその校則が重要なのか、
その高校の教師は説明ができず、伝統的にそうだからと言う理由が答えの定番だったそうです。
高校3年間は、規則に従い、我慢できても、
大学に行き、今まで押さえつけられていた反動から、より一層派手な服装や交友関係をもち、トラブルに巻き込まれる可能性もあります。
もし、そうなった場合、
この高校の教師は自分の責任であると感じるでしょうか?
やるなと言われ続けたことは、
その期間が長いほどやりたくなるのが、人間の潜在意識の働きです。
教師の仕事は、自分の学校に生徒が在籍する3年間だけを真面目に過ごさせることではありません。
その学校を卒業してからの人生に、
教師自らが関わる3年間がどのように影響するかを考えることが大切ではないでしょうか。
むやみに、規則を押し付けることは、
将来において、より大きな反発を生み出す可能性もあるのです。
大人の都合のいいように教育することは違う
学校では、
先生が右を向いてくださいと言って、右を向くのがいい生徒。
一人だけ左を向いていると、その子は言うことを聞かない問題児とされる。
先生や両親がその子を問題児としてみているから、
他の子供たちも、同じようにみてしまいます。
しかし、
先生の言うことを聞いて右を向いている子供たちの中にも、
本当は左を向きたい子もいるはずです。
しかし、そう言う子供は、
先生の言うことは聞かなければならない、親を悲しませたくない。
と想い、自分の欲求を自ら押さえつけている子供がいます。
そう言う子供たちに、
不安症、パニック障害、生理痛、起立性調節障害や、
将来の病の原因が隠れています。
子供を指導する立場にある人は、
そんなことは恐らく考えたこともないかもしれません。
大人は、結局のところ、大人の世間体や、
大人が勝手に作り出した常識の中で、
都合のいいように子供を教育することに終始している可能性を自覚する必要があります。
今の常識は、
今私たちが教育している子供たちが生きる時代の常識ではないかもしれません。
大人が考える常識を子供に押し付けることが、
絶対的に正しいことではない可能性がある上で、
教育の本質を考え直すべき時代ではないでしょうか。
大人の都合のいい子供に仕立て上げるために教育があるわけではありません。
こうであるべきと言う常識が病を作る
「頑張ることが美徳である」
と言う常識の中で生きていると、
自分が好きなことをやっていたり、頑張っていないことに、
不安を感じ、常に辛くしんどいことをやり続けながら生きることになります。
これほど、健康に悪いことはありません。
その常識で数十年生きていくと、
もう自分が好きなこと、やりたいことを忘れてしまいます。
頑張ることが当たり前になり、
頑張っていないと不安になり、病気を引き起こします。
生きていくことには、悩みや不安を伴いますが、
自分のやりたいことをやるために悩むことと、
好きなことより、常識に縛られ頑張り続けて病気になり悩むことでは、
大きく意味合いが違います。
どうせ悩み、不安を感じるのであれば、
自分の進みたい道で感じたいものです。
子供の輝きを失わないように導くことが教育
勉強をすることは良いことです。
しかし、
親や教師は、勉強をさせることが仕事ではなく、
勉強に興味を持たすことが仕事ではないでしょうか?
勉強を好きになれず、成績の悪い子供がいたとすれば、
それは、その子に勉強の楽しさを伝えられない両親や教師の責任です。
「この子は勉強が嫌いでだめだね」
と言っている親や教師は、
自分の愚かさを人に伝えているようなものなのです。
もっと言えば、
勉強以外に、子供が好きなことがあるのであれば、
それは素晴らしいことであると僕は思います。
部活動でも、遊びでも、ゲームでも、
興味があると言うことは素晴らしいです。
それを、悪いことと言って制限をかけて押さえつけることが、
エネルギーの鬱散を止めて、無駄な非行や病の原因になっていることにそろそろ気づかないといけません。
エネルギーの鬱散は、
暴力や非行の原因になるだけでなく、
そのエネルギーが病気に向くことがあります。
こう言った指導の結果、
最近の子供は夢や希望を持たなくなりました。
先日も、
整体庵にきている女の子に、
将来やりたいことある?と聞くと、
「平凡な生活を送りたい」と答えてくれました。
恐らく、周囲の大人に、
夢や希望を持つことよりも、しっかり勉強して、大学を出て、
人なりに幸せになることが良いことと言う常識を植えつけられたのでしょう。
それも一つの幸せかもしれませんので、否定はしません。
しかし、
それはこの女の子が本当に望む未来ではなく、
周囲の大人の影響で、「こうした方が良いのかな…」と感じた結果にすぎず、
本当に望む自分の生き方をすでに忘れてしまっている可能性もあります。
このエネルギーの鬱散は、
将来的に色々な病の引き金になりやすくなります。
その原因を作る周囲の大人は、責任を取れるのでしょうか。
子供の眼の輝きを失わせず、
興味を持つことの大切さを背中で語れる大人が増えることが、大切だと僕は思います。
まとめ
今日は、教育への関わり方を、様々角度からお話しました。
教育は、
子供たちの可能性を信じ、
その輝く眼を常に持ち続けるように誘導することに意味があると僕は思います。
教育の仕方一つで、
子供の可能性を奪うことに繋がることもあります。
僕は教育の専門家ではありません。
ですが、
今一度、教育の在り方を考えてみることが大切ではないでしょうか?
この記事が、
一人一人の生きる世界に疑問を投げかけることができていれば幸いです。
乱文でわかりにくいことも多いと思います。
ぜひ、ご興味ある方は、ご質問いただければと思います。
それでは今日はこの辺で!
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お電話ありがとうございます、
整体庵 大空でございます。