おはようございます!
整体庵大空の下大前です。
今日のお話は、
『慢性疲労が抜けないのは食生活が原因?今日から試したい「顔で食生活の偏りを判断する方法」』
というお話をしたいと思います。
日々の日常の中で、
疲れが溜まり、なかなか抜けずにどうすればいいものか…
そんな悩みがあると、
「食生活」について見直そうと考える方も多いのではないでしょうか?
しかし、
いざ食生活を改善するにしても、
なんとなく健康に良さそうな食事はイメージがつくけど、
食生活って人により個人差があるし、
結局自分にはどんな食事が適しているのか。よくわからないな…
そんな風に思いませんか?
テレビや書籍で、
◯◯が体に良いとか、話題のスーパーフード!みたいに言われると、
その食材が飛ぶように売れたりしますが、
実際には、
「これさえ食べていれば人間は全員健康を維持できる食材」というものは存在しません。
全ての食材には良し悪しがあるので、
(砂糖や化学添加物など悪にしかならないものもあります)
摂りすぎず、適切なバランスで食べる必要があります。
そうなると、
次によくわからなくなるのが、
人により個人差がある「自分にあったバランス」ってどうやって判断すれば良いの?
と言うことになります。
そのバランスを知る上で、大切なことが、
あなたが今までの人生でどんなものを摂りすぎてきた傾向にあるのか?なのですが、
これが
あなたの顔である程度の判断がつく!
と言うのが今日のお話です。
今日の僕の記事を読み進めると、
毎日の表情からご自身や、ご家族の食事の偏りをチェックし、
バランスを保つ方法を理解できると思います。
それではお話していきましょう。
ー今日のお話ー
- 個人差どころではないバランス
- 東洋医学的な食生活のバランス
- 表情で食事の偏りを見る方法
- 慢性疲労を解消するために…
- まとめ
個人差どころではないバランス
人それぞれの体質によって合う食材とそうでない食材があるとよく言われます。
しかし、
実際の人の身体は、もう少し複雑です。
例えば、あなたの体質に確実に合う料理があったとして、
それだけを一生、毎日食べ続けることができそうですか?
百歩譲って、一生食べ続けることができたとしても、
少しずつ飽きてきたり、もう食べることが義務感になってきたりすると思います。
そして、誰しも、
「今日は◯◯を食べたいな」という気分の変化って毎日ありますよね?
人の食事は、個人差ではなく、
その時の身体に合わせて変化するもので、
今日は美味しく身体に合う食事が、
明日もそうであるとは限りません。
人間の味覚は、その人の身体の状態によって変化し、
その時の体に合わせた食事を摂るようにできています。
味覚を含め、人の身体のセンサーというのはすごいですよね。。
その人によってはもちろん、その時々の身体に応じて味覚が変化し、
身体に合う食材や味も変わるというのが人の身体です。
そう考えると、
テレビで話題の食材があなたに合うかどうかわからない理由や、
個人の体質に合わせた食事というのは存在しないというのが、
良く理解できると思います。
東洋医学的な食生活のバランス
現代栄養学でいう、
食事のバランスは、5大栄養素のバランスが取れてること。
1日30品目以上摂ること。
などが言われていますが、
これは、人間の身体の本質からすると、大きな矛盾があります。
東洋医学では、
身体のバランスを「陰陽」というもので考えます。
陰性と陽性、その真ん中を中庸(ちゅうよう)と言います。
生きていると、
身体は常に陰性か陽性かに偏っていきますが、
同時に、
偏りを修正して中庸に戻そうとする力も、
生ある限り働き続けてくれます。
この力を、自然治癒力と呼んだり、ホメオスタシスと言ったりもしますが、
名前はさておき、
身体には、
常に陰か陽に偏りながらも、中庸にも戻ろうとする修正力が働いています。
もともとの体質が陰性よりか、陽性よりかはあるものの、
その中庸に戻ろうとする「修正力」の一つが風です。
陰性に偏り続けると、陰性の風邪を引くことで、中庸に戻ろうとします。
僕はいつも、
風邪は病気ではなく、
風邪そのものが体調を整える反応であると色々なところでお話をしていますが、
その理由の一つがこれなんですね。
陽性に傾けば陰性のものが食べたくなる
身体が、
陽性傾くと、味覚は陰性のものを食べたくなります。
その代表的な例えは、
焼肉とアイスです。
焼肉は、肉やタレの塩気が強く、かなり陽性よりの食べ物です。
焼肉を食べた後は、
スッキリしたゆずやレモンのアイスなどを食べたくなった経験がありませんか?
冷たい、甘い、柑橘系は陰性で過剰な油を溶かす作用があるので、
陽性の焼肉を食べた後には、
とても美味しく感じるのです。
常に私たちの身体には陰陽バランスを保とうする素晴らしい力が働いていることを忘れないでくださいね。
表情で食事の偏りを見る方法
では、
実際に、あなたの顔から日頃どんなものを摂りすぎていて、
何が不足しがちなのかをみるポイントをお伝えしていきます。
もっとも基本的な観察法は、
肌荒れや吹き出物の部位です。
身体の疲労感とは、
食生活の中で、偏って摂りすぎていたり、
不足していたりすることから強くなるので、
ぜひ、鏡や、パートナーの顔を観察してみてください。
おでこの吹き出物
おでこに吹き出ものや肌荒れが多い時は、
砂糖など甘いものを摂りすぎている傾向があり、
身体が陰性傾向になっていることが多いです。
この場合は、
砂糖を控えて、お味噌、煮物、時間をかけて煮込んだスープなど、
陽性な食べ物を摂ることで、
慢性的な疲労が回復して肌荒れも軽減していきます。
鼻の周りが赤く荒れる
鼻の周りは、
油や卵の摂りすぎを示します。
またその結果、
鼻頭は心臓、鼻の横は女性では卵巣の状態を示します。
油分を控えめにして、
油消しになる、きのこ類、柑橘系、辛味のある野菜などをたくさん摂ることで、疲労や肌荒れは解消します。
顎が荒れる
顎の周りにニキビができたり荒れるのは、
鰹出汁など、魚の出汁の摂りすぎです。
この場合は、
カツオや煮干しなどの出汁を控えめにして、
しいたけ出汁、昆布出汁、野菜出汁をベースに色々な料理をするのがおすすめです。
この出汁は、
身体の陽性を緩めて、疲労回復し美肌効果があるので、
とてもおすすめの出汁です。
目の充血、頬の肌荒れ
この症状は、
基本的に肝臓疲労を表します。
肝臓は、油やアルコールの摂りすぎでも疲れますが、
精神的にイライラが絶えないなど、怒りっぽくなっているととても疲れますので、
普段お酒も油も摂らない人でも疲れることがあります。
この場合、
油やアルコールを控え、
肝臓の滋養になる、柑橘系や大根、ネギ類などをたくさん食べることがおすすめです。
上での書いたしいたけ出汁や野菜出汁もおすすめです。
目の症状は、
身体に精神的な疲労があることを示すので、
最近目の疲れや、目の症状が目立つ人は、
精神的な疲労の正体をつかむことがとても重要になります。
唇の乾燥や荒れ
唇は、上唇が胃の疲れ、下唇は腸の疲れを示します。
唇に荒れやキレがあるときは、
それと同じような状態に、胃腸もなっていると考えてください。
まず、上でも下でも唇が荒れる時は、
少食にすることが大切です。
上唇の場合はタンパク質(肉、魚、卵など)を減らし、
下唇場合は、小麦を控えることが重要です。
胃腸の負担を減らすには、
昔からよく言う、よく噛んで、ゆっくり食べることもとてもいいですね。
これを意識するだけで、
日頃の疲労が随分違ってきます。
耳の状態
耳は全体として腎臓の状態を表します。
腎機能が疲れていると、
耳が乾燥したり、真っ赤に染まるということもあります。
腎臓は、過剰な血糖値、過剰なタンパク質があると疲労しやすく、
この疲労は全身の倦怠感に繋がります。
腎疲労の場合は、
基本的に少食にし、
お米など穀物を中心に、きのこ類、季節の旬の野菜をたくさん食べることがおすすめです。
顔色で体調をみる
顔しろは、艶があり、ピンク色をした状態が良好な状態です。
・白いのは、肺や呼吸器の疲れ、
・黒いのは、腎臓の疲れ、
・青黒くなるのは、肝臓の疲れ、
・黄色くなるのは膵臓の疲れ、
・赤いのは心臓の疲れ、
をそれぞれ表しています。
その人の顔色がいつもどう違うかで、
どの臓器が疲れているのかを知る手がかりになります。
食生活の中での対処法は、
顔色が白い、肺や呼吸器の疲れには、
辛みのある野菜を食べること。
・顔色は黒い、腎臓の疲れには、
良質な天然塩ときのこ類、旬野菜をたくさん食べること。
・顔色が青黒く、肝臓の疲れには、
酸味のある柑橘類やお酢の和え物などをたくさん食べること。
・顔色が黄色く膵臓の疲れには、
砂糖類を控え、GI値(血糖値の上がりやすさを示す)の低い米や玄米をよく噛んでゆっくり食べること。
・顔色が赤く、心臓の疲れている時には、
春に旬の苦味のある山菜や春野菜をたくさん食べること。
これがポイントになります。
顔から読み取れる体調とそれに合う食事をお話しました。
このことからも、
その人の体質に合わせるのではなく、
その日の調子を考えて、食事はバランスを考えることが大切です。
ぜひ、ご自身はもちろんご家族の体調管理に役立てていただければと思います。
食生活の好き嫌い
食生活の中で、
「好き嫌いはよくない」と言いますが、
僕は好き嫌いは全然OKだと思っています。
食事のバランスは、「1食」のバランスをイメージすると思いますが、
僕は「一生」のなかでバランスは保たれるものであると思っています。
成長期の子供は油やタンパク質が大好きですが、
加齢に伴い、油やお肉は少しずつ苦手になってきますよね。
もちろん個人差がありますが、
年代が変わるにつれて、昔は嫌いだったけど食べられるようになってきたと言う食材も結構あるはずです。
味覚は、
その人の体調、年代、状況に応じて常に調節され、
身体に適したものが何かを教えてくれます。
なので、食事の好き嫌いがあることを責める必要はありませんね。
身体の「味覚という声」を大切にして、
好きなものを好きな時に食べる。
これが大切ではないでしょうか?
慢性疲労を解消するために…
慢性疲労の原因は、
日々の食生活と、物事の考え方から発生します。
東洋医学では、
「食は人を創る」
と言います。
体調に合わない食べ物や、砂糖、化学調味料など、
身体に悪い食べ物は、疲れやすい身体を創り、恐れや不安などに取り憑かれる脆弱な精神をも創ります。
反対に、
体調に合わせた、自然のなかで育ったいい食材を、
自然の調理法で作った食事は、
疲れにくく、忍耐強く、希望に溢れた素晴らしい身体と心を創ります。
日々の食生活は、
あなたの肉体だけでなく、心も左右するものであることを、
現代人はもう一度学ばなければいけません。
便利さを追求するあまり、
食の本質を見失いかけているのではないでしょうか?
この記事がそのことに気づくきっかけになれば幸いです。
まとめ
いかがでしたか?
今日は、
慢性疲労の原因になる食生活の在り方をお話しました。
あなたにとって、何か一つでも気づきになっていれば幸いです。
食に関することは、
この記事だけで全てを伝えるには難しいので、
これからも何回かに分けてお話していきたいと思いますが、
もし自分はどうすればいいのかわからない時は、
いつでもご相談くださいね。
それでは、今日はこの辺で!
お電話ありがとうございます、
整体庵 大空でございます。