おはようございます。
整体庵大空の下大前です。
今日は、
『冷え性に対処は必要なかった?誰も知らない「冷え性の真実」』
というお話です。
前回、不妊症をテーマに、
『「体温低下が不妊症を招く?」冷え性を解消する日常生活のポイント』
というお話で、
日本人の体温が実際の研究データで、
50年以上前の平均体温と比べて、約0.75℃も低下しており、
その原因と、現代人の私たちが体温を上げるために日常をどのようなことを意識するかをお話しました。
まだ、読まれていない方は、
『「体温低下が不妊症を招く?」冷え性を解消する日常生活のポイント』
こちらも、
合わせてお読みいただければより深く理解できると思います。
それを踏まえた上で、
今回は、日常で行う冷え性対策ではなく、
もっと根源的な冷え性の真実をお話します。
冷え性(低体温)が免疫力を下げ、
生理痛やPMS(月経前症候群)の原因にもなることは、
昨今では常識になりつつありますが、
冷え性がなぜ発生するのかを正しく理解していない人がほとんどです。
さらに間違った冷え対策によって、
より冷え性を助長し、
どんどん低体温化しているのが私たち現代人であることをまずは、自覚する必要があります。
さらに、
このことを自覚することができれば、
冷え性は対策するものではなく、「あるもの」を見直す素晴らしいきっかけになるのです。
冷え性の真実をお話する上で大切なことは、
冷え性は一切対策をする必要がない。
ということです。
…これは、意外な事かもしれませんね。
なぜ、なんの対策もせずに冷え性は解消するのか?
その理由は、読み進めていくと理解できると思います。
それではお話していきましょう。
ー今日のお話ー
- 冷え性とは何なのか?
- 冷えとは、心の冷えを指す
- あなたがやりたいことは何ですか?
- まとめ
冷え性とは何なのか?
冷え性というのは、
手足や、下腹部、背中の冷えを言いますが、
実態がありそうでないのが、冷え性という現象です。
例えば、
人の手を握った時に、
人の手を暖かく感じたり、冷たく感じたりする事があると思います。
しかし、
体温とは、かなり個人差があるので、
人と比べてどう違うかというのは重要ではありません。
当の本人自身が、冷たいと感じているか、感じていないかはまた別の問題になります。
冷え性は、人と比べて熱いか冷たいかではなく、
その人自身が、自分の身体に冷え感を感じている事が「冷え性」なのです。
乳幼児に冷え性はない??
このことをもっとも理解できるのは、
乳児や幼児の手足です。
子供達は、薄着で冷たい床をハイハイしたり、
寒い日でも平気で外遊びをしたりしますよね?
そんな子供の手足を触れば、とても冷たく感じると思います。
しかし、
外遊びが好きな幼児が「手足が冷たい」「寒い寒い」と言って、
冷え性を訴えることはなく、
本人は手足を冷たいことは感じてはいないと思います。
しかし、実際に手を握ると冷たい。
これは、本人が冷えを自覚していないので、冷え性とは言えません。
「冷え性」という症状は、
あくまで、自分自身が自覚している冷え性のことを言います。
子供に教えてもらう冷え性の真実
なぜ、子供は、真冬で薄着で外遊びしても冷え性にならないのに、
大人は、暖かい部屋で、厚着をして、カイロまで貼っても冷え性になるのでしょうか?
その答えは、
「心の温度」ではないかと、僕は思います。
もちろん大人でも、全員が冷え性ではありません。
しかし、仕事でも、趣味でも、情熱を持ち活動している人は、
それほど冷え性を感じません。
都会の冬の早朝に仕事に出かけるのは寒いですが、
都会よりも寒いスキー場に行って、
スキーをしに行く朝はそれほど寒くは感じません。
これは、
明らかに、「心の温度」が関係しています。
心が情熱を持って動いている時は、例え多少環境が寒くあろうとも、冷えを感じません。
しかし、
心に情熱がないことを義務感から行なっている時は、
例え厚着をしていても、カイロを貼っても、冷えを感じます。
例えば、やりたくもない仕事に行く朝や、
嫌な人から押し付けられたような仕事に向かう冬の早朝などはとても寒く感じませんか?
これが、冷え性という現象の正体です。
冷えとは、心の冷えを指す
このように、
冷え性は、明らかに心の温度との関係があります。
冷え性を感じている人は、
体質の問題よりも、
生き方そのものが、
「自分がやりたいこと」ではなく、
「やらなければいけないこと」
「こう生きるべきだという常識」
などに囚われている可能性が高いです。
ご自身を振り返ってみて、いかがでしょうか?
あなたが生きたいように生きていますか?
冷え性とは、
本当のあなたから、
あなたの心に情熱が乏しくなっていることを教えてくれるサインなのです。
囚われている世界を知る
「そうは言っても、この社会で生きて行くには、仕方ないじゃないか!」
そんな声も聞こえてきそうです。
しかし、
その社会こそ、偶像であること知る必要があります。
常に大切なことは、
私たちは社会の中で生きているのではありません。
その社会を作っているのは一体誰でしょうか?
それは、他ならぬあなた自身です。
50年前と比べて、
何でも揃い、必要なものは全て揃っている現代社会において、
個人個人の情熱や生きる力が明らかに弱まっているのではないでしょうか?
あなたは、
今の現代の囚われた世界で生き、情熱なく生きて行くことも出来るし、
冷え性を通して、自分の囚われに気づいて生き方を変えることも出来ます。
どちらか選ぶのに、環境は全く関係はありません。
あなたの選択一つで、全てを変えることが出来ます。
冷え性で悩む方は、
一度自身を振り返り考えてみる必要がありそうです。
冷え性に対策は必要ない
冷え性は心の温度の状態で変わります。
であれば、
冷えていることに外から温めるなどは、本来必要ではないのです。
むしろ、
間違った冷え対策によって冷えが助長されていることが多いので、
冷え対策はしないほうがいいのです。
本当に必要なことは、
(心の)冷え性を感じている自分自身の生き方を振り返ることではないでしょうか?
そして、
冷え性を感じるということにはもう一つ大切な意味があります。
それは、
あなたの中に情熱がくすぶってはいるが、消えてはいないということです。
「消えてはいない」ということは、
あなたの中には、情熱があるということです。
冷え性は、
あなたの中に情熱がまだあるということも示しているのです。
ぜひそれを大切にしてあげて欲しいと思います。
あなたが、情熱を傾けられることは何ですか?
それを大切に生きるべき時がきたのではないでしょうか?
あなたがやりたいことは何ですか?
あなたには、
やりたいこと、苦にならないことがあるはずです。
それを、
何か理由をつけて我慢してはいないでしょうか?
あなたには、
今置かれている環境に違和感を覚えつつも、
何か理由をつけて我慢していないでしょうか?
大切なことは、
どんなに仕方のないような理由をつけても、
「我慢する道」選んでいるのは、他ならぬあなた自身であるとうことです。
そのことをまずは腑に落とし、
自らの意思で進むべき道を選択することが「冷え性」を解消することにつながります。
「なぜたかだか冷え性で、人生を左右するほどのことを言われないといけないのか?」
そんなことを思われる方もいるかもしれません。
しかし、それには理由があります。
それは…
心の冷え性は、
「万病の元になる」
からです。
冷え性が生み出す病
冷え性になり、実際に低体温になると、
免疫力が低下することをご存知ですか?
体温が1℃下がると、
身体の免疫力は30%低下します。
また、
イシハラクリニック院長 石原結實先生は、
体温が1℃上がると、免疫力は5倍になると言われています。
これが風邪で発熱する原理ですね。
低体温が生み出す病には様々なものがありますが、
その代表格は「癌」です。
がん細胞が最も元気になる体温は、
35℃と言われています。
ここ50年で、
現代人に癌になる人が増えていることと、
平均体温が低下していることが無関係とは言えないでしょう。
(当然それ以外の理由も多々ありますが)
上の画像は体温と身体の関係です。
(画像はhttp://fufufu.rohto.co.jp/feature/266/1/よりお借り)
たかが、冷え性ではなく、
冷え性から、あなた自身の人生を振り返らなければ、
その冷え性は、いずれ大きな病となり、
あなたにさらなる問いかけをして来るかもしれません。
冷え性は、大切な身体からのサインであることを忘れないでください。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今日は冷え性から、人生観までどんな関係があるかお話してきました。
冷えるということは、
動物にとって死を意味します。
それだけ、冷え性という現象は、
生命力の低下である事を認識することが大切です。
ぜひ、冷え性から、あなたの中にある小さな情熱を見つけ出してみてください。
それこそが、
冷え性を解決する方法ではないでしょうか。
冷え性対策を安易に行うことで、
さらに身体を冷やし、あなたの中にある小さな情熱をも見失ってしまうことにもなるかもしれません。
冷え性で悩む方は、
まず、ご自身で自分の生き方を振り返ってみてください。
その上で、
もし、
わかりにくい点や、もっと深く知りたいなど、
ご質問があればご連絡ください。
それでは今日はこの辺で!
お電話ありがとうございます、
整体庵 大空でございます。