さて、
今日は久々に整体業界に色々と言いたいことが出来てきたので、自分の考えを書き記しておきたいという理由も合わせて、
業界に対する意見を書いてみたいと思います。
10月に入って、
新たに来た患者様が、立て続けに、
他所さんの整体や整骨院で身体の不調が強くなった方のご相談が続いています。
ここでは詳しい内容は書けませんが、
なかなか非道い内容でした。。
食品スーパーで言えば、
カビが生えたパンを買わされたくらいの感じでしょうか。
いきなりですが、
僕は、整体や、整骨院、もっと言えば「医療」そのものが正直嫌いです。。
じゃ、なんで整体屋やってんだ?ってことなんですけどね。笑
確かに、
医療が人の為になることもたくさんあるし、
全ての医療の存在が悪いわけではありません。
それでも、10月だけでなく、
ここ2ヶ月ほどの間にたくさん医療の犠牲者というか、
身体の為にと思ったのに、反対に悪くさせられて、
しかも詐欺のように通院を促されたという人がたくさん相談に来られました。
はじめに言っておきますが、
僕は、業界や他所の整体、整骨院を批判して、自分めちゃいい事やってます!みたいなアピールがしたいためにこのブログを書いてるんじゃありませんので。
そもそも、あなたは、
医療が、本当に人の身体に必要だと思いますか?
医療がなければ、健康に生きていくことが不可能だと思っていますか?
答えは、もちろん「ノー」です。
医療が必要!早めの検査が大切!早期発見早期治療!予防が大切!
みたいなことを声を荒げて、
医療者は口にしますが、全部嘘です。
もちろん僕を含めて、本来医療というのは存在しないことが一番ベストですし、
(悩む人がいないという点でね)
医療に頼ろう、依存しようとする人がいないことがベストです。
だから、
僕なんかが整体を生業にできている時点で本当は良くなくって、
整体師は整体を必要としない人を増やして、
自らは滅びていくことがベストなんだろうと思います。
例えば、
野生動物が怪我したり、病気になったり(自然界に病気はありませんが)したとして、
病院に行きませんよね?
それでも、子孫繁栄し、今も生きているわけです。
なんで同じ人間なのに人間だけが、
病院に行かないとダメなんでしょうね?
なのに、あたかも、医療が必要不可欠で、
定期的に通院していないと、身体が持たないよ。とか平気で言っているわけです。
僕はこの現状にすごく違和感を持っているので、
自分が好きでいる業界なのに、嫌いなんです。
今日は、
ちょっと愚痴っぽくなっちゃうかもしれませんけど、
整体いん、整骨院でよく言われることが如何に無意味なことか知っていただければと思います。
私、どれくらいの頻度で通えば治りますか?
これ、患者さんからよく聞かれますね。
まーほとんど医療施設で、
通院計画や、通院指導みたいなことを受けるので、
何も疑うこともなく、そう尋ねるのかもしれません。
整体庵大空に来られる方は、
うちに来られる前にいくつか病院や、整骨院に行ったけど、
よくならなかったという人が来られるので、
余計にそう思うのかもしれません。
ですが、
基本的に通院したいかどうかを決めるのは患者さんであるみなさん自身です。
もっと言えば、
今自分の身体に整体が必要かどうか?を判断できるようになる必要があって、
そういう感覚を患者さんに教育することが整体師の仕事だと僕は思っています。
さらにその先には、
整体なんて頼る必要ないや!なるくらいになればいいですね。
患者さん自身の、
自分の身体への感性を敏感になるよう指導することが重要なんです。
以前、メジャーリーガーのイチローさんが、
こんなことを言われていました。
「僕は自分の身体を、自分の意図した通りに動かすことが出来るように日々訓練しています。
そして、それが出来るのが僕の最大の強みです。」
イチロー選手は40代になっても、
大きな怪我はほとんどしていません。
それは、日々のストレッチや筋トレで強くしなやかな肉体作りをされているからではありません。
自分が意図した通りに動かし、
ほんの些細な変化も感じ取ることができるよう感性を育ててきたからこそなし得ることだと思います。
ちなみにイチローさんは、
実は、身体が硬いことを知っていますか?
イチローさんより柔軟性のある身体をしている人はおそらくたくさんいるでしょう。
でも怪我するかどうかは別問題です。
身体が硬いと、怪我しやすくて、
筋力がないと身体がダメになる。
半分本当ですが、まーそれは嘘ですね。笑
身体が硬いほうが怪我をしない人もたくさんいますからね。
「整体で身体を治してもらう」のではなく、
「整体を通して自分の身体を知る」こと、
そして、
「自分の身体への感性を育てていくこと」がとっても重要なんです。
他の整体師はどうか知りませんが、
僕は、人が人の身体を治すなんて神様みたいなことは出来ないと思っています。
ちょっと厳しい言い方かもしれませんが、自分を変えたいのなら、
自分でしか変えることは出来ません。
ぜひ、何かの縁があってこのブログを読んでいただいているあなたには、
整体を一つのきっかけに、
ご自身の感性を育て、整体を必要としない人間へと立ち返っていただければと思います。
整体に依存させることが整体師の仕事ではない
「整体が身体に必要だよ」
ということを患者さんにわかってもらえれば、
よほどのことがない限り、
患者さんはその整体院に通院するはずです。
そして症状が改善された後も、
定期的にメンテナンスのように通い続けるでしょう。
通うかどうか別としても、
実際に、整骨院や整体で、
そんな風に言われた人は多いと思います。
だけど、先ほども触れたように、
整体がないと成り立たない身体って、本当にいい身体と言えると思いますか?
整体に依存して、整体を受け続けないといけない身体に患者さんがなれば、
それは、整体にとって売り上げが安定して上がるから好都合でしょうね。
このブログ読んでいる人は、
同業者も少なからずいると思うんですけど、
整体師の仕事は、
患者さんを、整体が必要な心身にすることではないですよ。
大切なことは、
整体なんて一切必要ない身体を一人一人が持って、
生まれてきているんだということに気づいていくことだと、僕は思ってます。
それが正しいかどうかは知りませんけど。笑
だから、それは違う!って人がいても全然いいんですけどね。。
好転反応って?
つい先日、紹介で来られた患者さんのお話し。
書ける範囲ですが、
左肩が痛いと、近所の整骨院でマッサージを受けたところ、
翌日マッサージを受けた部分が熱を持って痛くてなかなか動けなかったそうです。
なんだか全身がだるく、体温を測ると、38.7℃!
熱が収まって、もう一度、その整骨院に行くと、
「その反応は好転反応です。よくなる過程で出る症状なので心配ありません」
…この時点でありえないんですが、
(これがブログで書ける限界でした)
マッサージされている時からすでに痛くて我慢しながら受けていたそうです。
正直、普通に触っていて、もみ返しになるなんてことは、
ありません。
好転反応というのは、ほとんどの場合で、
施術者の技術不足だし、言い訳ですね。
ただ強く抑えることに、効果もないので、施術を受ける側も気をつけないといけないと思いますが、
昔よく師匠に、触っただけで、その人の身体に適した刺激量がわからないうちはダメだと言われました。
この人の場合はこれくらいの刺激量ではいい反応をするけど、
これ以上入れると、身体が拒否するな。というのを、
触れた瞬間に感じられないと、整体は絶対うまくいきません。
それを平気な顔して「好転反応です」と言ってのける施術者のところには、
正直、行かないことをお勧めしますね。。
保険を多用する整骨院
以前と比べればだいぶ減ったように思いますけど、
まだまだ存在している保険を適応して500円〜2000円前後で通院できる整骨院。
もちろん、そういう院全てが悪いわけではありません。
だけど、
もともと慢性的な症状に適応できない法律になっているのが、
整骨院の規則で、骨折や打撲、捻挫などの怪我に適応するのが本来の仕組みです。
僕の治療院は、保険適応のない自費の整体院ですが、
以前は整骨院としてやっていましたし、今も整骨院の免許(柔道整復師)は持っています。
でも、結局保険を使って安く治療を受けることって、
治療者側から見れば、安くで頻度高く来てくれるように指導しやすいから、
治療機会も多くて、効果はあげやすいし、売り上げもそこそこ安定するし、
患者さんにとっても、経済的に助かるから気軽に行くことができます。
一見いいことのように感じますけど、
逆に言えば、
治療者側は、一回勝負!という真剣さにかけて、
また次もあるという甘い感じになりがちです。
しかも売り上げもそこそこは確保できますしね。
患者さん側にとっても気軽に行ける分、真剣に治療を受けようという意気込みが半減します。
僕の治療院の治療費は税込8100円です。
500円で受ける30分の施術と、
8000円で受ける30分の施術。
どちらが本気になって受けようと思いますか?
っていう話です。
別に高い方がいいと言っているわけではありませんよ?
保険適応のニーズもまだかなりありますから、
そっちの方が絶対いい!っていう人の方が多いでしょうからね。
そういう方はぜひ保険適応してくれる整骨院さんへ行かれるのがいいと思います。
だけど、治療という行為の結果は、
治療者の本気度(100) × 患者さん意気込み(100) =結果
です。
仮にいい治療だったとしても、患者さんの意気込みが適当であれば、効果は0にもマイナスにもなります。
その逆もまた然りです。
治療はする側、受ける側双方の掛け算によってー100〜100まで大幅に変化しますので、
治療者にとって見れば、
いかに患者さんが自発的に、意気込みを持って治療を受けに来るかということも、
とても大切にしなければいけないことの一つです。
保険適応をしてしまうと、
僕自身に、どうも甘えやぬるさが出てしまうなと感じたので、整骨院をやめることにしました。
それが、僕が一切保険適応をしない理由の一つです。
結局、整体っていう仕事はなんなのだろう
考えるほどに、この仕事の意味ってわからないことが多いです。
僕は18歳の時にスポーツ選手の力になりたいと思ってスポーツトレーナーを志ました。
それから一般の方の治療にも携わりながら今年で15年。
学び出し当時はわからないことが多いし難しいなと思っていたけど、
15年経って、
さらに当時よりもわからないことが何十倍にも増えて、難しいことで溢れかえっています。笑
その一つに、整体という仕事の意味があります。
人の痛みや苦痛を取り除けば、普通に感謝されて、また来てくれて、売り上げも上がる。
痛みを取り除くことが大前提で、そのための手法を学ぶために20代の頃は、
朝から晩まで仕事して、勉強しての繰り返しでした。
朝7時前には職場に行き、
帰りはほぼ毎日が終電近く。
休みの日には、
スポーツ現場に行って、選手のケアか勉強会で、
月に丸一日休める日は全くない月が普通でした。
でも色々な方との出会いと、経験の中で、その前提を疑う大切さを学びました。
例えば、
足が不自由な方の家を、
バリアフリーの家にする。
足が不自由な方の家を、
段差だらけにする。
どっちが優しいかで言えば、バリアフリーにすることに見えますよね?
でも、
段差がないバリアフリーにすればつまづくリスクは減っても、
足を上げるという動作はもっとできなくなってしまいます。
もっと言えば、
最近の家は、基本的にバリアフリーの家が多いです。
高齢化社会の中で当然の流れなのでしょうが、
バリアフリーの家が増えることで、もっと足が不自由な方が増えていくこともまた当然の流れでしょう。
足が不自由だけど、
段差だらけの家にあえてする。
そうすれば、日常生活で足を上げることが自然となるだろうし、
転ばないように、気をつけることも身体にとっては良い刺激になります。
僕は、
バリアフリーより、段差だらけにする方が優しいんじゃないのか?って思います。
高齢者に杖を渡したり、電車で席を譲ることも優しさの一つですが、
杖を持っている高齢者から杖を奪ったり、
まだ若いんだから立てるでしょ?と電車で席を譲らないこともまた優しさの一つではないでしょうか?
僕はどちらがいいか、を議論したいんじゃないんです。
どっちも優しさなんですよね。
だからクレームとかはめんどくさいんで、受け付けませんので、
僕のブログでイラっとする人は、ご自身で何なりと処理してくださいね。笑
逆に、
私は足が不自由なんだから、優しくしなさいよ!ってあからさまにアピールする人もいますね。
僕はそんな人には、優しくしません。
もっと歩け、歩けしか言いません。
それも優しさです。笑
そういう人の問題は、足ではなく、
足が不自由な自分を演じないと満たされない心の方でしょう。
結局のところ、
世の中的には痛みを取ることだけが整体院の価値と思われているかもしれませんが、
それがその人のためになるのかどうかが大切で、
整体師の仕事は、いかに整体がすごいかを訴えることではなく、
整体をする必要がないように指導教育することにあるのだろうと思います。
その結果、
整体という仕事、もっと言えば、
医療という仕事がなくなっていくことにこそ、この仕事の意味はあるんじゃないか思います。
まとめ
結局、何が伝えたいのが、
全然わからないブログになってしまいました。。
ここまで、読んでいただいてありがとうございました。笑
決してそんな気はないんですけど、
業界に対する愚痴みたいなブログになっちゃったんですが、
あくまで僕の今の考えを書き記しときたかっただけなので。。
まだまだ書きたいことはあるんですけど、
だらだら長くなってももっとつまらなくなるので、この辺で終えて起きたいと思います。
何かご質問があれば、気軽にご連絡くださいね!
それでは、いつも読んでいただいてありがとうございます!
お電話ありがとうございます、
整体庵 大空でございます。