おはようございます。
整体庵大空の下大前です。
今日は、患者さんからよく聞かれる、
「パニック障害や不安症がなぜ整体で改善するの?」という
ことについて何回かに分けてお話していきたいと思います。
普通に考えて、整体で不安障害、自律神経失調症が改善するとは思えないですよね?
僕も初め自分がこの世界で駆け出しの頃は、そんなことまさかやれるなんて思ってもいませんでしたから。
今日は、まず不安という心理が体に影響を及ぼすということ。
そして、体が整うことによって不安が不安ではなくなるということを実例を踏まえて解説して見たいと思います。
それではお話していきましょう。
ー今日のお話ー
- 不安を感じるとき体はどうなる?
- 体が整うことによる不安感の軽減
- 不安障害やパニック障害の正体とは?
- まとめ
不安を感じるとき体はどうなる?

不安を強く感じた時、パニック障害の発作を起こした時は、
胸は動悸がすごくて、息苦しくなって、めまいや頭痛を起こす方もいます。
あなたも、突然襲ってくるこのような症状への恐怖感が常にあることだと思います。
このような時の体は、
たいていの場合、前かがみで少し猫背気味、顔はしかめっ面で、眉間にシワがよります。
まさか不安障害の発作の時に胸を張って活き活きしている人はいないでしょう。
今もし体調がよければ簡単な実験をして見ましょう。
心が体が変わる実験

まず、鏡の前に立ちます。
そして、目を閉じて今までの人生の中で楽しかった経験や幸せだったなと思う経験、もしくは自信を持てる経験などを思い出して見てください。
目を開けます。
その時鏡に映る自分の正面、横からの姿勢を客観的に見てください。
おそらく胸は張って背中はまっすぐに伸びていて顔の表情も穏やかで、呼吸は深く腹式呼吸ができていると思います。
次に、もう一度目を閉じて、先ほどとは反対の、不安だったこと、恐怖だったことを思い浮かべて見てください。
そうすると、だんだん呼吸が浅く苦しくなってきたかもしれません。
目を開け自分の姿を見てください。
猫背になり、体はどこか勢いも感じらず、表情も曇っていると思います。
いかがでしょうか?
心が体に影響するということがなんとなく理解いただけたのではないかと思います。
体が整うことによる不安感の軽減

不安や恐怖を感じると、体はたちまち変化をしてしまう。ということはおわかりいただけましたか?
では、恐怖心や不安感を克服すればいいのか?という発想が出てきます。
確かにこれは悪い方法ではなく、一理あります。
なので、自律神経訓練法など様々な感情を克服する訓練方法はたくさんあります。
しかし、僕はこのような方法は使いません。
なぜなら、体が整えば、不安感や恐怖感は自ずと軽減していくからなんです。
これをもっとも簡単に説明できるのが、
僕の尊敬するバランストレーナーの小関勲先生が考案した、「バランスボード」なんです。
これはただ乗っているだけでも体が整うボードで、誰がやっても同様に効果を実感することができます。
例えば、普通に立っていて人に突然人に殴られそうになればどうでしょうか?
余程、武術を経験していない限りは誰だって怖いですよね。
しかし、このボードの上に立つと、人から殴られそうになっても、案外怖くないのです。
これは文章では全く伝わらないので、動画にして見ましたのでご覧ください。
体が整うと不安感が軽減する実験動画
いかがでしたか?
この実験は簡易に行うためにココロのバランスボードを使っています。
ですが、実際には、「なぜこのような歪みが体に発生したのか?」
について診ていく必要があります。
整体では、この部分を深く検証を重ねて、あなたの体が歪む原因を探していきます。
そして、動画のようにボードに乗らなくても恐怖感に左右されない体を作ることが大切です。
人が生きていく上で恐怖感や不安感という感情は決していけないものではありません。
むしろ、人間も動物も昆虫もこの恐怖感があるから今まで生きてこられたと行ってもいいでしょう。
大切なことは恐怖や不安感に左右されない体であって、
不安感を消そうとしたり、感じないように催眠をかけるなどは全く意味のないことなのです。
体を整えることで、恐怖心や不安感は改善がみられます。
不安障害やパニック障害の正体とは?
不安障害やパニック障害の正体とはなんだろうか?
日々考察していますが、確実にこれだというのはないのかもしれません。
もしかしたら、そのような人を許容しようとしない社会に問題があるのかもしれません。
もしかしたら、農薬や大気汚染放射能など社会毒と言われるものかもしれません。
もしかしたら、体が恐怖や不安に耐えきれなくなっているのかもしれません。
もしかしたら、学校教育の不自然さの結果かもしれません。
もしかしたら、こうでなければいけないという常識に囚われているのかもしれません。
もしかしたら、何かに依存して生きている結果なのかもしれません。
もしかしたら、両親が原因かもしれません。
もしかしたら、トラウマになるような出来事が引き金かもしれません。
もしかしたら自分自身の物事を捉える視野の狭さかもしれません。
そして、これら全ては、体に刻まれ「歪み」となって体には現れています。
その歪みを整体で解消していくにつれて、
なぜか、今までの自分を冷静に客観的に見つめることができるようになってきます。
まだまだ整体で不安障害やパニック障害が改善するということは世間一般では馴染みがないかもしれませんが、
解決の一つのヒントにはなることは間違いありません。
パニック障害・不安障害について詳しくはこちら
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